仮面ライダーエグゼイド この手の中
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第三十章
その場を後にした、そうして仲間達のところに戻った。
戦いが終わり戦士達は院長が用意した店で勝利を祝ってお菓子やジュースといった甘いものを心から楽しんでだった。
解散となった、天空寺は仲間達と共に宝生達に挨拶をした。
「ではまた」
「うん、またね」
「お会いしましょう、何かあれば呼んで下さい」
「こちらこそね、それとね」
「それとですね」
「戦いがなくても」
それでもというのだ。
「お互いに楽しく仲良くね」
「これからはですね」
「やっていこう」
「はい、こちらこそ」
笑顔でだ、天空寺は別れた。御成が別れる時にこうも言った。
「大天空寺でもお待ちしていますぞ」
「俺達もいますから」
「宜しくお願いします」
シブヤとナリタも言ってきた。
「毎日お掃除して奇麗にしてますし」
「広くて色々充実しているお寺なんですよ」
「修行には最適だ」
ジャベルはこの時もストイックである。
「是非来るといい」
「変な人もいますけれどね」
「一応住職でな」
アカリとユルセンは仙人を見つつ宝生達に話した。
「いつもは寝てるから安心しろ」
「邪魔だったら追い出していいから」
「待て、わしは随分言われるな」
仙人は好き放題言う二人にむっとした顔になってクレームをつけた。
「邪魔とか何事だ」
「あの、でしたらお昼寝ばかりしないで修行を」
カノンも何気に容赦ない。
「されれば」
「とにかく何かあればだ」
「何時でも一緒に戦おう」
深海とアランは仙人を置いておいて宝生達に話した。
「我々はすぐに来る」
「仲間だからな」
「俺達は友達になりましたから」
また天空寺が言った。
「これからも」
「宜しくね」
宝生が一同を代表して笑顔で応えた、こうしてだった。
天空寺達は大天空寺に去り彼等だけとなった、すると黒衣の青年が出て来て九条に言った。
「君は今のままでいいのかな」
「ああ、あんたいるとは聞いていたけれどな」
「うん、戦いが終わったから」
「一段落終わって来たんだな」
「そうだよ、それで君がよかったら」
「まさかと思うけれどな」
「人間の身体に戻せるけれど」
このことが可能だというのだ。
「私の力ならね」
「そうだな、正直全体的にそっちの方が便利だしな」
九条もそのことを実感していてだ、そのうえで青年に答えた。
「宜しく頼むな」
「ではね」
青年は九条に右手をかざした、するとだった。
九条の身体に肉体が戻った、そのことを実感して彼は言った。
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