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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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10部 地球
2章 サウスタウン
  さすがサウスタウン

 光りが収まり瞬間移動が終了したみたいだ
眼を開けると中華風の建物の庭にいた。

「えっと・・・ここってルーフェン?」

「ヴィヴィオ、家にこのような感じはないよ」
リオガスがヴィヴィオの質問に答えた。

「あぁ、ここは私の知り合いの家」

 ここはテリーの義父の師匠であり、ギースの師匠でもあった
タン大人の家である。
ただいまタン先生は中国山奥で隠居生活している。
十数年前に起きた事件の傷も癒え、戻るかなと思ったのだが思いのほか気に入ってる様子で移住してしまった。
聞いた話によると新たなきっと最後の弟子と一緒に暮らしてるそうだ。

「ここは、前に言ったよね
ルーフェン武術に似た武術が地球にもあるって、
中国武術っていうんだけど、そのうちの一つ八極正拳の先生の家
今は山奥で暮らしてるんだけど、私が自由に使用許可もらってる場所の一つ」

「綾・・・ここってもしかしてテリーさんの」

「フェイトそうだよ。
大人モード使用組は大人モードになって、コロナも今ここで練習しよう
きっと出来るから」

「どうしてか聞いても良いですか?」

 コロナが聞いてきたのできちんと答えた。

「簡単だよ。
ここは魔法がない世界だし、確かに格闘の聖地だけど、治安がね・・・
当たり前だけど、いきなり身長が伸びる人なんていないから、
素直になっていた方がいい
私も使用するしね」

「綾さんはどうしてですか?」

 アインハルトが不思議そうに聞いてきた。

「ん~、私って本来はもっと身長があったんだよね
ある事故で身長が縮んだんだけど、これも当たり前のことで、
身長が縮むなんてことはありえないからね
皆さん準備よろしく!」

 「変身!」

 俺は一回転をして変身をする。
身長は180ぐらいの長身になった。
冬ということもあり、パンツスタイルと革ジャン
耳にはイヤリングを付けた。
靴は黒のブーツ、革の手袋のちょっとだけロックスタイル。

 久しぶりにフェイトを見下ろせる身長になった。
俺が準備が終わるとみんな終わったようだ。
心配だったコロナもデバイスが協力してくれて出来たみたいだ。

 こうやって見ると美女の群れ
目立ちそう!
通常でも子供が大半だから同じか!

「一応ここでは魔法禁止ね!
ただし少しの強化はありだけど、常識内で行ってね」

 一応、ここでのレクチャーを俺となのは、フェイトで教えた。

「何かあったら、思念波で交信して、すぐに向かうから
私は少し用事があるから席を外すけれど、
今から向かうところは多分安全な場所だから、でも参加もしても良いし、見学してもいいよ」

「綾もしかして、パオパオカフェに行くつもり」

「フェイトそのまさかだけど、魔法技術を使えばみんなの方が強いけれど、
ほぼ基礎体力で格闘オンリーならきっとこちらの方が上だと私は思ってるし、
あそこなら安心だ!」

「あのヴィヴィオさん!」

「ミウラさん、なんですか?」

「今から行くパオパオカフェってご存知ですか?」

「私は海鳴しか行ったことないから、ただここサウスタウンは格闘の街っていうのは知ってます
こちらの世界の格闘の大会ザ・キングオブファイターズの基盤が出来た街だと聞いたことがあります」

「ヴィヴィオ正解、本来はキング・オブ・ザファイターズなんだけどね
魔法がないだけで文化レベルはミッドとそう変わらないから安心して」

 俺はみんなを先導して、タン先生の屋敷から出る。
俺はそのままハワードエリアから北に向かい目的地に向かう。

 俺たちが歩いていると斜め前方で一つ三つ編みのブロンド美女が前方2人と後方2人から挟み内にあいそうな感じだった。

「なのは!」

「うん、気を付けてと手加減はしておいてね」

「了解」

 俺はダッシュをしながらジャンプをして前方の男性2人を蹴り飛ばす。
着地と同時に背中で女性を隠す

「キャッ!」

「いきなりでごめんね」

「え・・・えっと・・・もしかして!」

「話は後ね!」

 俺は軽く手をかざし拳風を当てる
その拳風に当てられ2人とも吹き飛んだ!

「拳風で俺たちを飛ばすなんて・・・あ・・あれはもしかして・・・烈風拳か・・・」

 いやいや烈風拳ならあんたら死んでるって・・・

 黒服の男たちはそういいながら気絶をしてしまった。
どうやら俺が思っているより全体のレベル低下している感じがするきがした。
俺が振り向いて三つ編みの女性に話をかけようとしたら新たな声が聞こえたのでそちらに顔を向ける
新たな追って
この女性ってもしかしてVIP関係の女性か?

 振り向くと3人の男性が俺をにらんでいた。
一人は角刈りぽい感じで黒の道着を着ていた。
一人は片目を髪で隠れていて白の道着を着ていた。
一人は黒人で空手の道着を着ている角刈りのごつい男

「おいおい、可愛い女がその女性を襲おうとする?」

 黒服の男がこちらに何かを言ってるか少し無視をしてなのはにアイコンタクトを送る
少しそこで様子を見ていてと

「そうです、その方はお兄さんとは関係ないんですよ
なのになぜ、その方に被害を与えようとするんですか?」

 真面目そうな白い道着の男性の声も無視をして、俺は振り向いて女性を見る。

 金髪+ブロンド一つ三つ編み美女+多分危険人物な兄=
もしかして

「もしかして、リリィ・・・」

 そういいかけた瞬間斜め上から手裏剣が飛んできたので指の間で受け止めた。
飛んできた斜め上を見ると屋根の上に時代錯誤な、マントなのかマフラーなのかを首に巻いた少年がこちらを睨んでいた。

「仕方ない・・・遊んでやるよ」

 俺は4人に向かい手招きをした。

「さすがサウスタウン」

「ワシ等相手に、その余裕命取りとしれ」

 俺は数歩前に出た瞬間その男からの突進二弾蹴りか来たのだが、俺はそのまま正面を向いて受け切った。

「綾ちゃ~ん」

 だいぶ後ろからなのはの声が聞こえてきたので俺は拳を上空にあげその声に答えた。
その拳をその男が着陸した瞬間にフックをして吹き飛ばす。

「極限流飛燕疾風脚ねぇ、大したことない!」

 その瞬間に上空から錐揉み脚が飛んできたのだが、それを半身でかわしてからの回転後ろ回し蹴りで吹き飛ばす。

「不知火流体術 空破断 アンディの足元に及ばない粗悪品だね」


 テコンドーの道着を着た二人が俺の左右に分かれ突進をしてきたんので俺は座り込んで、
気を地面にぶつけた。
その瞬間気の刃は地面に反発して俺を守るように、牙の形をした檻のような気を周囲に出し2人を貫いた。

「まさか・・・」

「レイジング・・・」

 二人はそう言いながらダウンをした。

「テコンドー至宝キム・カッファンの系譜だと思うけれど、甘い
そんな腕で俺に戦おうなんて100年早いよ!」

 そう言い切った瞬間路地から容姿の整った金髪の少年が俺を睨んでいた。

「みんな・・・これはお前がしたことなのか!」

「結果的にはそうかもね」

「俺の友人たちを、仇を取らせてもらうぜ!」

「だからできないことを言うんじゃないよ」

「気を付けろロック!
ドンファンとジョイフンを倒したのはレイジングストームだ・・・ぐっ」

「レイジング・・・ストーム・・・ギースと関係が・・・」

 ロックと呼ばれた男は片腕を振り上げた瞬間、地を這って進む気を飛ばしたのだが、
俺はそれを銃弾久遠で消滅させる。

 久遠は基本剣風を戦士基本技の一つだが、それを拳にも使用可能にした技
基本技だけあって威力はそこまで高くないのだが対消滅をした。
ゲームならあり得る話だが、リアルなら威力が勝った方が飲み込むのが当たり前
弾丸ならそれもあり得るのだが・・・気の練りが甘い

「次世代の狼は子犬か・・・」

「その余裕が命取りだ、食らいな!」

 ロックがそう言った瞬間、拳に光をまとわせて突進してきたので、
俺は少し腰を落として相手の拳が当たるタイミングを計って、来た拳を覇王拳をぶち当てる。
ぶつかった瞬間ロックは道路の端まで吹き飛ばされてしまった。

 「あ・・・あの・・・間違ってたらごめんなさい」

 後ろでかくまった女性が俺に話をかけてきたので俺も返事をした。

「何?リリィさん」

「やっぱり綾ちゃん!」

「久しぶりどうしたのこんな所で、確かイギリスに帰ったんじゃ」

「今はここでパン屋でアルバイトしてるよ」

「え!知り合いなの~」

 忍者服っぽい男の子が叫んだ!

「そうだけど、確認も取らずに攻撃してきたんだから仕方ないよね
アンディのお弟子さん
アンディの弟子じゃなかったら潰してたよ!」

「綾・・・って師匠と互角の戦いをしたあの綾さんですか?」

「あ~うん、そうだね」

「まさか、ワシ等は格闘界の伝説ファントムレディに、勝負を仕掛けたってことでごわすか・・・」

 極限流の弟子も俺の事を知ってるみたいだな

「私はリリィさんと友人なんだけど、襲ってきたんだから返り討ちになってもい仕方ないよね」

「ワシ等の師匠並みに強いおなごなんてユリ師範ぐらいだと・・・」

 騒ぎが終わって路地の後方で待機していた俺の友人もやっとこちらに向かってきた。

「綾・・・大丈夫みたいね」

「そりゃフェイト、テリーやアンディの弟子ごときに後れを取るわけないっての
、保護者もそこで見てないで出てきたら」

 俺がテリーの弟子とわかったのは建物の物奥で隠れていた人を知ってたから

「ソーリー綾久しぶりだな」

 茶色の革ジャンに貫録を増した感じがする
伝説の狼が建物からか姿を現した。

「テリーこれは何かの余興かしら」

「まぁロック達の勘違いって事だな!」

「観てたんなら止めてくれてもよかったんじゃないの」

「久しぶりに会う綾がどれぐらいになったのか見てみたかったしな
相変わらず元気そうだ」

 俺はテリーと握手をした。
テリーもなのはとフェイトのことは覚えていたようでお互い挨拶をしていた
俺は何かを思い出したかのリアクションをした。

「テリーが来たから、みんなをリチャードのところに連れてってよ
どうせ行くつもりだったんでしょ」

「まあな、綾はどうするんだ!」

「私はあそこに用事があるから」

 俺はこの町の象徴のビルを指さした。

「O・K確かにこの子達と行くのは良くないな」

「多分そこで伸びてる子達とこの子達良い戦いができると思うよ」

「それは楽しみだ!」

「テリーもこの子達に何かを見せてあげてよ」

「気が向いたらな」

「綾ちゃん!用事ってギースタワーに行くの?」

 なのはは心配そうに聞いてきた。
ハワードコネクション表社会ではクリーンな会社のイメージで
世界規模のコネクション
裏ではギースが生きていた時代は世界の大半が傘下だったという
今でもその力は以前よりは低下してはいるが残っている。

「うん」

「でも、危ないんじゃ」

「大丈夫、みんなをお願いね」

「無茶をしないで」

「うん、あ!そうそう
今回は知り合いのお弟子さんだから手加減したけど、
次は潰すからね」

 そうダウンしている男連中に言い切った

「リリィさんも気を付けてね」

「また助けれれちゃったね。ありがとう」

 そういってみんなをテリーに預けて俺はギースタワーに向かった。 
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