『腐敗の館』

作者：零那

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『永遠の祈り』

想い出が錆びてく前に､色褪せてく前に､鮮やかで濃い色を上乗せしてく。

永遠のさよならなんて存在するかどうか知らない。命が朽ちても魂は朽ちない。形が変わってまた逢えるかも知れない。

だから絶対さよならはしない。言いたくないだけ､そんなﾜｶﾞﾏﾏもｱﾅﾀは笑ってくれる筈。

いつかまた逢える筈だから。だから､ね...さよならは言わないままで良いよね。いつかまた逢いたいから...。

さよならって言っちゃうと､本当に永遠に逢えない気がするから。だからやっぱり言わない。

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