| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七千百六十二話  負けて丸坊主は

第七千百六十二話  負けて丸坊主は
 ドイツは予選が終わって帰ってから日本のそのお話を聞いて思わず眉を顰めさせてこう言いました。
「一回戦負けでか」
「はい、私の奈良県の中学の剣道部ではです」
「生徒は全員丸坊主か」
「それを先生に強制されます」
「それは立派なパラーハラスメントではないのか」
 ドイツは怒るどころか呆れています。
「それも教師はパーマでそのままか」
「はい、そして翌日丸坊主にしてきた生徒さんが少ないとです」
「シャベル突きという試合では反則取られる技を出して暴れるのか」
「そして女の子を泣かして笑っています」
「それが日本の教育か」
 ドイツも唖然でした。
「それでは俺の選手達はどうなる」
「全員丸坊主で選手の人達はリンチでしょうか」
「無茶苦茶だ、しかも日本の中学校の剣道では突きは禁止されていないか」
「ですがその先生は練習で生徒の人達に普通に使われます」
 しかもそのシャベル突きをです、中学生で使用が禁止されているのは危険だからです。
「ですからドイツの選手の方々は」
「俺はそんな奴は絶対にチームの監督にしない」
 ドイツは呆れ果てて言い切りました、日本のその剣道部顧問の様な人物は絶対にとです。


第七千百六十二話   完


                 2018・7・18 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧