女提督の航海(後悔)日誌
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駆逐棲姫と港湾棲姫
前書き
随伴艦の瑞鶴、磯風と共に港湾棲姫の元へ向かう駆逐棲姫。攻撃の手を止める大和達。港湾棲姫は攻撃の意思はなかったと言う駆逐棲姫
港湾棲姫「ウウ…」
摩耶「動きが止まった!」
鳥海「こ、今度こそやったの⁉」
ル級「コンランカラサメタカ…」
長門「もう一度、陣形を建て直して一斉に砲撃をっ…?瑞鶴?磯風?」
磯風「駆逐棲姫を連れて来たぞー!」
大和「どうして駆逐棲姫ちゃんが?」
瑞鶴「港湾棲姫と話たいって」
長門「何だと?…ル級まだやるか?私なら構わないが」
ル級「クッ…」
ーーー
大和「駆逐棲姫ちゃん、港湾棲姫は」
駆逐棲姫「テイコウスルイシハハジメカラナカッタ」
鈴谷「初めからないんなら、何で攻撃してきたの?」
駆逐棲姫「アナタタチガサキニシカケテキタカラミヲマモルタメニハンゲキシタ」
長門「む、それはそうだが…」
金剛「攻撃のinstructしたのはワタシネ…」
利根「吾輩もじゃな」
駆逐棲姫「ソレヨリモ、ナゼジブンガアノシマニイタノカワカラナイッテ」
大和「それはどういう?島は深海棲艦が占領して港湾棲姫を基地にしていたんじゃないんですか?」
ヲ級「アノコハモトモトコノシマニイタラシイノヨ…」
筑摩「ヲ級!まだ戦力が残って…!」
ヲ級「ワタシハアナタタチニテキイハナイ」
利根「ほほ~、頭のカタパルトは着脱可能なんじゃな」
大和「どうしましょう。提督に指示を仰ぎますか?」
ー執務室ー
提督「数日前、ル級達が着いたときにはもう島は壊滅していて港湾棲姫が一人で居たと。その港湾棲姫も何でそこに居たのか分からない、何も覚えてない、か…で、何でル級が執務室に居るのかしら?」
鈴谷「ル級さん?レ級に見捨てられたんじゃ…」
ル級「ソレハベツノルキュウダロウ。ワタシハコウワンセイキノソバニイタカラナ」
長門「お前は私に殴りかかってきたヤツか」
鈴谷「ごめん…見分けがつかないんでつい…」
ル級「ソンナコトハドウデモイイ…」
鈴谷「何か空気が重たいんで、鈴谷は御暇するね~熊野行こ」
熊野「え、ええ(もう少しだけここで話を聞いていたかったんですの…)」
ル級「コレヲワタシニキタ」
提督「これは?何かの資料みたいだけど…」
ル級「ソノ、タイシンカイセイカンヨウセイタイヘイキトハナンダ?」
長門「対深海棲艦用…提督?これはまさか」
提督「うーん、生体兵器…なんかロクでもない事が書かれていそうねぇ…ル級、これはあの島で見つけたの?」
ル級「アア…」
長門「島の何処でだ?」
ル級「チカニアルナニカノシセツノヨウナバショデミツケタ」
提督「そこ、一度行ってみましょうか?」
長門「提督?確かに調べる必要は有るが…このル級が言っている事を信用するのか?罠かもしれないだろう?」
提督「これだけ汚れて掠れて読み取りにくくなってるのよ?こっちの足跡も深海棲艦のものじゃ無いし。罠だとしても、この資料は手が込み過ぎでしょう?それに、島の奪還っていう任務の意味が分かるかもしれないわ」
長門「なに?」
提督「早く行かないと手遅れになるかもしれないしね」
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