ヘタリア学園
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第七千百五十三話 決勝を前に
第七千百五十三話 決勝を前に
フランスは調整に余念がありません、そのうえで状況を見に来たイギリスにこんなことを言いました。
「御前と戦いたかったとも思ってるけれどな」
「クロアチアにもだな」
「ああ、全力で向かってな」
そうしてというのです。
「優勝手に入れるぜ」
「頑張れって言ってやるからな」
「そこで精々とか言わないんだな」
「決勝まで進んだんだからな」
それならというのです。
「クロアチアにも言ったからな」
「どちらも全力を尽くせってことか」
「スポーツマンシップを守ってな」
「御前はやっぱりスポーツマンシップに五月蠅いな」
「さもないとやる資格ないからな」
だからだというのです。
「どっちにも言ってるんだよ」
「そういうことか、じゃあな」
「ああ、死力を尽くしてこい」
こう言うのでした、決勝前に。
第七千百五十三話 完
2018・7・14
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