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麗しのヴァンパイア

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第四十八話

                第四十八話  話をして
 華奈子と美奈子はお互いが書いた詞と曲を見てだった、今度は二人で話していった。その話をしつつだ。
 華奈子は考える顔になって美奈子に言った。
「ううん、大体よね」
「そうね、出してね」
「これで基本出来てきた?」
「というか叩き台はね」
 それはとだ、美奈子は華奈子に応えて話した。
「これで出て来たから」
「だからなの」
「後はこの作詞と作曲をね」
「皆に見せるの」
「そうしたらね」
 それでというのだ。
「そこで皆の意見も出てね」
「それでなのね」
「曲として完成するから」
「あたし達はいつもそうしてるしね」
 曲を完成させているとだ、華奈子も答えた。
「だからね」
「それでいきましょう」
「この作詞作曲をね」
「後は皆に出しましょう」
 ここまで作ったそれをというのだ。
「そういうことでね」
「土台出しただけでもね」
「それだけでもかなりのものだし」
 それでというのだ。
「設計図の段階でもね」
「そうね、今あたし達がしたことはね」
「曲の設計図作りよ」
 それを行ったとだ、美奈子は華奈子に話した。
「けれどその設計図からね」
「出来ていくかあ」
「これだけでもかなり違うし」
「ここから出来てくるから」
「明日皆に出しましょう」
「そうね、それでだけれど」
 華奈子はここで自分達の机に一個ずつある時計で時間を見て言った、この時計は目覚ましも兼ねている。
「もうね」
「ええ、いい時間ね」
「十時半だし」
「もう寝ましょう」
「あたし先におトイレ行っていい?」
「ええ、いいわ」
 美奈子は華奈子に応えた。
「先にね」
「じゃあ今から行って来るわ」
 後で美奈子もトイレに行った、そうしてから二人はゆっくりと眠りに入った。


第四十八話   完


                 2018・5・2 
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