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ドリトル先生と奇麗な薔薇園

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第二幕その九

「このことも」
「結構以上に色々食べる人達だしね、日本人って」
「お魚もお肉もね」
「それで鳥だって」
「凄く色々食べるから」
「お野菜も果物もだしね」
 農作物、今自分達が見ているもののお話もする先生でした。
「そうだしね」
「それで鳥もで」
「アイガモも食べるから」
「それでなんだ」
「アイガモ農法のアイガモも食べるんだ」
「そういえばトミーも結構買ってきてるね、アイガモのお肉」
「王子も食べてるし」
 皆でアイガモのことをさらにお話していきます。
「そういえば」
「そうよね」
「じゃあね」
「そうしたことも考えてだね」
「アイガモ農法をやっているんだ」
「そうだよ、それでね」
 さらにお話をする先生でした。
「おそらくここでもやっているんだ」
「アイガモに虫を食べさせているんだ」
「そうしてるのね」
「だから虫も少ないの」
「そうなの」
「そうだと思うよ、合理的だしね」
 こうもお話した先生でした。
「鴨とかに虫を食べてもらうとね」
「餌にもなるしね」
「それで害虫も駆除出来るし」
「しかもその分農薬を使わなくても済むし」
「確かにいいわね」
「うん、だからね」
 こう言うのでした。
「これはいいやり方だよ」
「イギリスでもね」
「やれるならどんどんやったらいいね」
「農薬よりも食べてもらう」
「そうすればいいわね」
「うん、あと日本の田んぼはね」
 水田のお話をさらにするのでした。
「たにしや泥鰌、ザリガニもいるよね」
「ザリガニは田んぼを荒らすから困るらしいけれど」
「確かにいるね」
「この大学ザリガニの養殖もしてるけれど」
「そうした生きものもね」
「こうした生きものは食べることも出来るからね」
 たにしや泥鰌達もというのです。
「動物性蛋白質でもあるんだよ」
「成程ね」
「ただお米が採れるだけじゃないんだね」
「そうしたものも獲れるから」
「アイガモを育てられるだけじゃなくて」
「そうしたこともいいんだ」
 そうだというのです。
「水田はね」
「成程ね」
「そうしたことでもいいんだ」
「水田って凄いね」
「日本でお米はここから採れるけれど」
「僕もそう思うよ、しかしアイガモ農法はね」
 この農法についてまた言う先生でした。
「面白いね」
「そうだよね」
「餌にもなって害虫駆除にもなって」
「しかも食べられる」
「幾つもの意味でいい農法だね」
「そうだね」
「アイガモがお米を食べない様にしないといけなかったり他に餌も必要で農薬を使うことが難しくなることもあるけれど」
 田んぼに農薬を使うトアイガモに影響が出かねないからです。 
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