仮面ライダーエグゼイド バグ技 仮面ライダープロット
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第9話「Mightyパニック」
「鏡先生、花家先生、ありがとう御座います。」
「ドクターとして、当然の事をしただけだ。それに、研修医の言うとおり、お前にはライドプレイヤーを消滅させた罪を償ってもらわないといけない。それだけだ。」
「消滅させた罪か…ライドプレイヤーに襲われ、倒さなければ消滅していた方は罪人で、自ら進んでウイルスに罹り、ゲーム感覚で人間が変身している仮面ライダーを襲撃したライドプレイヤーは可哀想な被害者か。随分とライドプレイヤー様は偉い立場にいるんだな。」
「おめえ、いい加減にしろ!」
「花家先生も、何時までこんな奴らと手を組んでいるのですか?先生が衛生省にされた事はただの不当解雇です。先生は本来被害者なのですよ。それなのに、どうして!……っぐ!」
プロットが大我に自分の意思を伝えていると、体内のバグスターウイルスが活性化し、プロットを苦しめる。
「卓弥さん、安静にして下さい。」
「…一番何も出来ない奴が何を言っている。」
プロットは横になりながら永夢に言う。
「何も出来ないって何ですか。竜城さん、僕のガシャットの調整はまだですか。」
「出来たよ。お前のマイティアクションXにジョーカーズストライクのデータをインストールした。それから黎斗さんのデンジャラスゾンビにデッドリィトゥルースのデータをインストールしておきました。」
「やはり私の所には、デッドリィトゥルースのデータが来たか。」
「まあな。デッドリィトゥルースを最速でクリアしたのは黎斗だったからな。こういうのは適材適所だ。」
「ではどうして、僕にはジョーカーズストライクのデータだったんですか!」
「残ったのがそれしかなかったんだ。天才ゲーマーなんだろ?なら問題は無いだろう?」
「ええ。やってみせます。」
「期待しているぞ。天才ゲーマー。」
「プロットも、仮面ライダーエグセイドも、くだらない言い争いをしていない。それよりも、プロットは黎斗さんに渡す物があるんだろ?」
「そうだったな。黎斗!」
「新檀黎斗だ!」
「これを黎斗に渡そうと思っていた。」
プロットはクロノスアインスに変身するのに使用していたバグルドライバー一式を黎斗に渡す。
「先輩、これは…」
「多分俺はもう使わないことになる。だから、黎斗に譲る。デッドリィトゥルースとデンジャラスゾンビの両方をフルコンディションで扱うにはゲーマドライバーよりバグルドライバーの方が機能する。これは俺達バグスターウイルス研究所の総意だ。使ってくれ。」
「いいでしょう。先輩、あなたに神の恵みを与えてあげます。」
「話は決まったようだな。それじゃあ、ゲームエリアに転送する。来てくれ。」
レイズに呼ばれて永夢と黎斗はそれぞれのゲームエリアに移動した。
「ほう、私に挑戦するとは、命知らずなのですね。」
「君は不正に生み出されたバグスター。その存在は私が削除する。」
《ガッチョーン!》
黎斗はバグヴァイザーをバグスターバックルにセットし、バグルドライバーの準備を終える。
《DANGEROUS ZOMBIE! DEADLY TRUTH…》
「ほう、自ら私の土俵で戦いに来るとは、命知らずですね。」
「グレードクエスチョンエックス…変身!」
《Gashatt!バグルアップ!Danger Danger!ジェノサイド!Death the crisis!DANGEROUS ZOMBIE!ウォー…推理!捜査…真実見つけろ!デッドリィトゥルース…》
黎斗は仮面ライダーゲンム ディテクトゾンビゲーマー レベル?-Xに変身する。
「不正なバグスターは、削除する。」
「挑戦者か。俺を楽しませてくれよ?」
「お前を倒して、卓弥さんの笑顔を取り戻してみせる!変身!」
《MIGHTY ACTION X! JOKERS STRIKE!》
《Gashatt!Lets game!mettya game! muttya game!what're name?-I'm a KAMEN RIDER…》
「だ~い大、変身!」
《Gachaan!LEVEL UP!Mighty jump!Mighty kick!Mighty MIGHTY ACTION-X! agaccha!カードゲット!デッキ構築!目指せ最強JOKERS STRIKE!》
永夢は仮面ライダーエグセイド カードアクションゲーマー レベル?に変身する。
「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」
「ほら、デッキを組めよ。今回のステージはブースタードラフトではない。好きなカードを使っていい。もっとも、勝つのは俺だが。」
「こっちのデッキも出来ている。始めようぜ!」
「わかった。始めようか。」
「「バトル、スタート!」」
《キメワザ!MIGHTY JOKERS CRITICAL COMBO!》
「俺から先攻だ。カードを引いてターンは終了だ。」
ジョーカーズバグスターはカードを引いてターンをエグセイドに渡す。
「手札事故か?俺のターン。まずは軽くランサードラゴンを召喚してプレイヤーに攻撃だ!」
「所詮は付け焼き刃で覚えた戦術。崩すのは簡単!マジック、奈落からの迎撃!低レベルモンスター、ランサードラゴンを破壊し、その防御だけ回復!」
《回復》
ジョーカーズバグスターはエグセイドのモンスターを破壊してライダーゲージの追加を行う。
「やられたか、ターンは終了だ!」
「行くぞ!俺のターン。来たれ、メインモンスター!破滅騎神 アルマ・ラグナ!」
ジョーカーズバグスターは白銀のように輝くモンスターを召喚する。
「今はターンを終了する。」
「なんだ、見かけ倒しか!俺のターン!来い、俺のメインモンスター!滅煉獄聖龍 フリーディア ノヴァフェルノ!」
エグセイドは禍禍しい色のフリーディア・ノヴァを召喚する。
「行け、フリーディア ノヴァフェルノ!アルマ・ラグナに攻撃だ!」
「その攻撃は読めていた。アルマ・ラグナの効果!炎闇の防壁!炎と闇の効果と攻撃は受け付けない!」
「何っ!」
「その攻撃は俺のライダーゲージで受ける!」
ジョーカーズバグスターはその攻撃でライダーゲージの20%を失う。
「ターンは終わりだ。」
「俺のターンだな。来い、氷擊竜 アイセスフリーディア!」
ジョーカーズバグスターは氷像のようなフリーディアを召喚する。
「行け、アイセスフリーディアでエグセイドを攻撃だ!」
「待っていた!マジック!トリック・ディメンション!全てのモンスターの攻撃状態、守備状態は逆転する!」
《逆転》
エグセイドのマジックによってフリーディア ノヴァフェルノは防御が可能になり、アルマ・ラグナは攻撃不能になる。
「アイセスフリーディアを迎撃しようと思っても無駄だ!マジック、スクラッチ・ペイン!フリーディア ノヴァフェルノの防御を減少!」
《縮小化》
「かかったな!マジック、フリーディア・カウンター!フリーディアがいる時、相手の中級モンスターを破壊!」
《反射》
エグゼイドのマジックによってフリーディア ノヴァフェルノは空へ火球を放ち、それらは流星の如くアイセスフリーディアを貫き、アイセスフリーディアを破壊する。
「天才ゲーマーの名は伊達では無いようだな。ターン終了だ。」
「俺のターン!マジック、スケルトンクライシス!フリーディア ノヴァフェルノの属性、闇を消滅!」
《透明化》
「フリーディア ノヴァフェルノ、アルマ・ラグナに攻撃!」
アルマ・ラグナの防御をすり抜け、フリーディア ノヴァフェルノはアルマ・ラグナを攻撃しようとするが、
「甘い!マジック、透明防壁!アルマ・ラグナに透明の護りを付与!フリーディア ノヴァフェルノの指定攻撃を無効化!再びその攻撃をライダーゲージで受けよう!」
《透明化》
ジョーカーズバグスターはアルマ・ラグナを守る為に攻撃をあえて受ける選択肢をとる。
「もらった!マジック、飽食する暴擊!フリーディア ノヴァフェルノの攻撃を2倍に!」
《剛力化》
「何っ!」
「更にもう1枚発動!」
《剛力化》
エグゼイドのマジックにより攻撃力が4倍になったフリーディア ノヴァフェルノがジョーカーズバグスターに向かう。
「それが狙いか!ならば、アルマ・ラグナの効果を発揮!自身を破壊することで、お互いの手札と場のカードを全てデッキに!」
《終焉》
ジョーカーズバグスターはアルマ・ラグナの効果を使い、ダメージを回避する。
「…ターン終了だ!」
エグゼイドは一撃のコンボが不発に終わり、ターンを終了する。
「俺のターン。このままターン終了だ。」
「チャンス!俺のターン!マジック、装填の連携。二枚ドロー。紅蓮竜フリーディアを召喚。攻撃だ!」
「ライダーゲージで受けよう!」
フリーディアの攻撃でジョーカーズバグスターのライダーゲージは減少する。
「ターン終了だ!」
「俺のターン。来い、ストップキーパー。召喚時効果、次のターン、フリーディアは攻撃に参加不能!」
《停止》
「ストップキーパーで攻撃!マジック、ツインブレード!このターン、ストップキーパーの攻撃は二度行われる。」
《高速化》
ストップキーパーの攻撃によってエグゼイドのライダーゲージは減少する。
「ターン終了だ。」
「俺のターン!マジック、装填の連携!二枚ドロー。そしてマジック、カウンターエナジーを発動!来い、宵闇の襲撃者ブラックリッパー!召喚時効果、相手の墓地のモンスターをこのターンのみ俺のモンスターとして復活させる。来い、アルマ・ラグナ!」
エグゼイドのフィールドにアルマ・ラグナが現れる。
「そして、フリーディアを破壊して紅蓮神聖龍 フリーディア・ノヴァを爆神召喚!バトル開始!フリーディア・ノヴァとブラックリッパーで攻撃!」
ジョーカーズバグスターは防御出来ず、ライダーゲージが減少する。
「トドメだ!アルマ・ラグナでトドメ!」
「見事だ。楽しいバトルをありがとう。」
アルマ・ラグナの攻撃でジョーカーズバグスターはライダーゲージがゼロになり撃破される。
《Game clear!》
「よし!」
エグゼイドはジョーカーズバグスターに勝利する。
一方、ゲンムはメントルのアリバイを崩せずにいた。
「君に私は裁けない。私が君を名誉毀損で裁けるが。」
「ふざけるな!もう証拠は揃っている!貴様の罪、曝いてみせる!」
《CRITICAL END》
ゲンムは必殺技を発動する。
「今回の事件、君は大きなミスを犯した。それは、あの死刑囚の血痕が付着した君のネームが印字されたペンを落としたことだ。その血痕のデータを調べた結果、日本で入手不能な薬物が使用されていることが判明した。更に、君の経歴に虚偽も発覚した。そう、君と死刑囚は同じ高等学校を卒業した。今回の事件、君が死刑囚を死刑執行に見せかけて殺害した理由は死刑囚に自身の本当の経歴を明かされないように自身の殺人を死刑囚に擦り付けて口封じの為に死刑執行を行った。反論はありますか?」
「よく調べましたね。では、その殺人の真実は?」
「それも君の経歴関連でした。被害者は君や死刑囚の同級生で現在は三流ゴシップ誌の記者だった。そして、君の経歴詐称をネタに強請りをしていたが君の経歴詐称が原因で法的手段にでられなかった。故に己の手で殺めた。違いますか?」
「…見事です。百点の答えです。」
メントルバグスターはそう言って爆発。ゲームはクリアされる。
「黎斗、ありがとう。」
《デッドリィ トゥルース》
《Jokers strike》
プロットは二枚のゲームの起動を確認する。
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次回、仮面ライダープロット
デンジャラスフロンティアの調整に悩むレイズ。それぞれの束の間の休息。次回『それぞれのpray』
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