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モンスターハンター勇次郎

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三章『狩人』

 
前書き
前書き書くのもめんどくさい。


適当にキャオラとかいれとくか
↑にわか知識の癖に名言を大雑把に乗せる作者の屑 

 
一度体制を整えるために移動した。


出来たのはいいがヤツはなんなだ!?


俺より小さいクセに、


俺より遅いクセに、


俺より力が弱いはずのクセに、





大きな俺に怯えない。


速い俺の攻撃が当たらない。


あの石?の鋭い塊の攻撃が痛い。




あれだけ文字通り重そうな攻撃をしているのになぜ当てれる!?


あんなヤツは今までにまったく会ったことがない。


一体どんなところで育ったのだ!?




・・・・・この足音、またくる。


休憩しないですぐにこっちに来たのか。


少しくらい休めよ。


・・・クソッ、負けねェ


あんなヤツに負けねェ。


俺は誰よりも、


強いんだッッ!!!






━━━━━━━━━━━━━━━━




ここは恐竜の住む世界ではなかったのか???



勇次郎は驚いた。


あの地上最強の生物が。


いや、この世界ではもともといた世界の称号なんて何も役にたたないのだろう。


だが、どうしても疑問に思った。


もしピクルがいたら彼も大いに驚きだろう。




あの翼をもったケダモノは一体?


どう考えても恐竜の骨格とは思えない。


全身黒い毛皮で被われている。


刃翼を持っている。


尻尾に棘がある。




いや、それよりもだ


と言うか、だ━━━━━━━━━━━━━━





















なぜ俺以外の人間がいるのだ!!?



顔は若い。息子、刃牙と同じくらいか?



しかし装備が現代のものではない。



現代の装備といえば軍で言えば夜戦服、防弾チョッキ、そして銃火器。



だがアイツの装備は完全に時代遅れのもの、


具体的に言えば




上半身は鉄製の籠手をしているがその他は、鎖帷子(くさりかたびら)。


下半身の足から膝にかけてもロングブーツのように鎖を履き。


動きやすいように股の部分がズボンの見えるよう、二重に着ている鉄防具つきのズボン。



そして大剣、勇次郎の知る大剣は刃が人と同じ長さであっても幅は腕と同じ位のもの。



一方、アイツの大剣は、



刀とおなじ片刃製、


刃側の付け根辺りに丸い凹、峰側の先端は鋭い突起。



そして長さはともかく、



なんと人の両腕を下ろした状態で図った時の人幅と同じ程の大剣を振り回していた。



そしてある結論にたどり着く━━━━━━━




この世界には魔法が存在するとでもいうのか???




つまり勇次郎が言いたいのはゲームやマンガなどに出てくる剣と魔法の物語。



いわゆるファンタジー世界にも入ったとでも言うのか、
ということだ。



「グァアアアアアァアアアアアアアァァァ━━━━」



ケダモノが叫ぶ、しかし離れた位置にいる人間は武器を背にしまい正面から襲いかかる。


そして再び武器を手に取り、上から叩き切る。



少し遅れて避けるケダモノ、遅れただけあって顔を切られた。



だがケダモノもまた怯まずに、横に大きく跳躍した。





約17Mの巨体であるにも関わらずだ。



しかし人間はそれをわかっていたのか、

すぐ真後ろの方向に体を転がし、瞬時に武器を再びしまい、もう少し後ろに下がる。



ケダモノがあり得ないスピードで襲いかかる。





そう、まるであのときの喧嘩の際、刃牙が見せた走りはじめから最高速度のタックルを。


ケダモノの場合刃翼だったのだが、



人間には当たらない。



何故ならケダモノの攻撃範囲にとっくにいなかったのだ。


ケダモノの内側に入り込み、またもや大剣で叩き切る人間。


それの攻撃に激痛を感じ、大きく怯むケダモノ。


横に薙ぎ払うように振り回す人間。


ケダモノの後ろ足に直撃する。


体制を崩し倒れるケダモノ。


そこから人間は、大剣を《下から》上に上げ、そのまま固まった。



「・・・・・!」



そして勇次郎には見えた。


人間から溢れる赤色のオーラ。



明らかにデカい一撃を狙っている。



そして2.5秒後



大剣は振りかざされた。



ドグシャアァァァァァ


完全に叩き切られた。


そこから大量の血液が吹き出してくる。



ケダモノがまた叫ぶ。
断末魔の声だ。






だがまだ《死ななかった》。



また立ち上がり、



眼を光らせ、人間を睨んだ。



人間は叩き付けた大剣を上げ、後ろにまた転がる。



そして再度、大剣を《下から》上げた。



その状態を固定し力を溜める人間。



その隙をケダモノは見逃さなかった。



最低限に、牙で噛みつくために、満身創痍の体を無理矢理動かす。


速い、ケダモノの噛みつきは速かった。


それに対し、人間はまだ溜め状態だ。


完全なる無防備、この状態でどうするか━━━━━






『もし勇次郎があの人間なら、



大剣を持ったまま、


《上に飛び》


そして顔面を《叩き切る》。』






刃が触れる直前、あの人間は━━━━━━━━



ゴドオォォッッ














《タックル》した。



「!!!」


目を全開にする勇次郎。



以外だった。


余程防具を信じているのか、


それとも単に何も考えず、無意識に動いたのか。



「ッッ!!!?」


ともあれ怯むケダモノ。



そして人間は、



すぐに大剣を左から大きく振り回す━━━



ように一回転し、


離れると同時に、いつでも上から叩き切れるように構えた。



そして溜めた。



━━━━━今度は前よりも早く振り上げた。



━━━━━━━届かなかった。


下がりすぎたせいか、叩き切ったのは地面だけだった。



体重が、両足が浮く人間。



その直後、両足が再び地に付いた━━━━━





そして、大剣を《流れるように再び上から叩き切った》




ドダカアァッッッッ!!!!!


顔から首に大剣がめり込み切れた。



大剣ごと地に叩き付けられるケダモノの顔。



また足が浮く人間。



謎の静寂が場を包み込み━━━━━━━━━




ケダモノは二度と立ち上がることはなかった。 
 

 
後書き
■炸裂!真・溜め切りッッ! 
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