ヘタリア学園
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第七千七十三話 カナダ人だった
第七千七十三話 カナダ人だった
日本はかつて自分の野球チームで活躍していた選手について思い出しました、その選手は誰なのかといいますと。
「ウィルソンさんですが」
「日本ハム、近鉄におられた人でしたね」
妹さんもその人のことを思い出しました。
「パワーヒッターでしたね」
「はい、怪我が多かったですが」
このことは困ったことではありました。
「ですがいいパワーヒッターでしたね」
「そうでしたね」
「ビッグバン打線の主軸のお一人でした」
日本ハムの看板とも言える強力打線の一角だったのです。
「日本ハムは伝統的によく打つ助っ人を獲得しますね」
「内野外野は攻守にバランスのいい選手がいますし」
「チームの状況に波がある伝統が残念ですが」
「いいチームですね」
「アメリカさん担当のスカウトの人がいいのですね」
「あの、あの人アメリカ出身じゃないから」
ここでカナダが急に来て日本兄妹に言ってきました。
「僕の人だから」
「えっ、そうなのですか!?」
何とそうだったみたいです、その人はカナダ出身だったのです。
第七千七十三話 完
2018・6・4
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