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おぢばにおかえり

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第四十四話 二人でお外に出てその二十八

 そうしたお話をしていてです。
 皆の方からです、私に言ってきました。
「じゃあ私達はこれでね」
「またね」
「今度教会にお邪魔させてもらうわね」
「その時じっくりとお話しましょう」
「ええ、夏休みの間はいるから」
 私は皆に答えました、私は小さいので見上げる形になっています。
「宜しくね」
「その時またお話しましょうね」
「じっくりとね」
「お酒飲んで一緒にお風呂に入って」
「またそうしましょう」
「ええ、ただお風呂は」
 一緒に入るなんて言われてです。
「ちょっと恥ずかしいわね」
「そこでそう言うのがちっちね」
「別に恥ずかしがることないでしょ」
「子供の頃からなんだから」
「それはそうだけれど」
 それでもです。
「ただ、この三年間ね」
「胸が大きくならなかった?」
「そうだっているの?」
「それもあるし特にね」 
 胸も気にしていますが何よりもです、私としてはどうしても気になることがありましてそれでなのです。
「背が」
「いや、それわかるから」
「今こうして一緒にしても」
「お風呂で背は関係ないじゃない」
「それどうして気になるのよ」
「そういえば」
 言われて私も気付きました。
「あまりね」
「そうでしょ、それは関係ないじゃない」
「何でそこで気にするのよ」
「背はまた別でしょ」
「気にしても仕方ないわよ」
「というかですね」
 横から阿波野君が言うことはといいますと。 
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