| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七千六十一話  口に香草は

第七千六十一話  口に香草は
 ベトナムは目をこれ以上はないまでに顰めさせてイギリスが作ったニシンパイを見ながらイギリスに尋ねました。
「魚の口に香草を入れてるが」
「ナムプラーみたいでいいだろ」
「口に入れるのはないぞ」
 盛り付けとしてというのです。
「まずな」
「盛り付けのセンスとしては」
 タイもこう言います。
「おふざけの様で」
「おい、そこまで言うかよ」
 イギリスも遂に言い返しました。
「料理を飾るのも駄目かよ」
「駄目も何もだ」
「冗談の様な盛り付けですよ」
「俺は味付けも盛り付けも駄目かよ」
「駄目というレベルではないぞ」
「これだけで食べたくなくなります」
「悪いが私は食べない」
「私もです」
 こう言って本当に食べないベトナムとタイでした、そのあまりな外見を見て。


第七千六十一話   完


               2018・5・29
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧