妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
番外編 妖精の尻尾の日常。その1
前書き
前回はS級とか不審者が出ると言ったな。アレは次回に持ち越しだ(唐突)
書かなくちゃフラグとか意味ないかな、って。後他のギルドのメンバーとの関わりを描写しなくちゃって思って…。まぁ、そんなとこだけど、とりあえず次回はちゃんと行く…はず。S級試験で終わらなければいいなぁ…(2000文字予定) それと、アンケートについて後書きに記されていますので見る人は最後までよろしくおねがいします(長文じゃないです。すぐ終わります)
それと、軽くキャラ崩壊です。「こんなの〇〇じゃない」が多い気がするなぁ…。あとラクサスをツンデレ的に書いたつもりです(ネタバレ)
では、最初の番外編を、どうぞ
―――――X777年 マグリノアの妖精の尻尾のギルド―――――
「…相変わらずだなァ…」
クエストが終わった後にギルドに帰って報告しに足を向いてきたが、ドア越しから聞こえる喧騒が大音量で溜息を零す。
だが別にこれは嫌いなどではない。むしろみんながいつもみたいに元気なのならオレにとっては良いことだし、好ましいのだ。
だが…オレが飯を食っている時にやってくるのはやめてほしい。食事中に妨害されたときには止むを得ずに乱闘してしまった。
途中にラクサスも何故か混ざったことに対してその年一番に驚愕したが。
思えばこの喧騒は新しく入ってきた子供たちが来てからだった。
最初は最初に来た桜髪のマフラーを巻いてる男の子、ナツ・ドラグニルと裸族のグレイ・フルバスターが喧嘩していた時…そう、鎧を着こなしているエルザが二人の仲裁に入って止めたら二人がエルザに悪態を吐いて、堪忍袋が切れたエルザが乱入して始めたのだった。
そして、それが悪化して、周りのみんなや自分を含めて喧嘩祭りになったのだった。
…あの後ギルドが軽く壊れてしまってマスターが涙を流したのは今でもはっきり覚えている。
とてつもなく反省した。申し訳ぬ…次は……次はなんとか…うん、食事の妨害以外なら止めるよ(フラグ)
そういえば、エルザと髪の色が似ていて兄妹だとからかわれた時があったなぁ…。
あの時は偶々イチゴケーキをエルザにあげただけなのにからかわれて、その時エルザが「貴方みたいな人が兄なら私も安心できる」と言われた時は本当に兄になろうかと血迷いかけた。
その時何故かラクサスが「お前と兄弟になれんのはオレだけだろ」と不満気な顔で告げられた時はそれも悪くないな、と返した。その時のラクサスは「当然だ」と満足そうだったことと、エルザが少し不満気だったことに対して分からない空気になったが…。
あの時のグレイがオレを見る目線がバカを見る目だったのが解せなかった。カナが苦笑いだったけど。
さて、回想はここまでにして中にに入ろう。花粉症になっちまったら遅いし。報告だけして早く帰ろう。
クエストで疲れて眠いんだ。とっとマスターに報告しよう。
そう心の準備を済ませてギルドの扉を開けようとしたら、ドアが内側から開かれる…ん、誰か出るの?
…ってこの気配は
「やっぱりレッドか。何している。さっさと入れ」
「あ、ラクサスか。気づいていたのか?」
ラクサスがドアを開けてくれていた…。オレの気配に敏感なのか?修行での一環みたいに覚えてしまったのだろうか…強くなったなぁ…。
それと、オレの質問にラクサスが「たりめえだろ、オレを誰だと思っていやがる」と一言を言っていつもオレと座る席に座った。あれ、机の上に飲み物…てか最近良いと思った紅茶か。前に飲んだペットボトルの状態でか。二つがあるってことはオレとラクサスの分でいいのだろうか?
そういう意味を込めてラクサスを見るとぷいっと顔を逸らされた。
あ、違った?なんだよ恥ずかしい。オレが勝手に勘違いしただけ…あれ、「飲まないのか?」って?結局オレのかよ…。
ということでラクサスの向かいの席に座りペットボトルに手をかける。周りがうるさく、またナツとグレイが喧嘩していた。本当に相変わらずだなぁ…
「むっ、レッドさん帰ってきてたのか」
後ろから声をかけられたので振り返る。…あれ、この格好…シャフト…ウッアタマガッ…!!
「おう、エルザ。さっき帰ってきたばっかりだよ。てかあの二人止めなくて良いのか?」
そう指摘するとエルザが呆れるたような仕草をして溜息を吐く。
だが、その仕草だけでナツとグレイがビクッと体が跳ね上がった
▼…エルザのためいき…!こうかはばつぐんだ…!!
「ナツ、グレイ…貴様らまた暴れて…」
「「シテイマセン」」
「…お前たち、何故顔を青ざめる?」
「ソンナコトアリマセン」
「ボクタチ、ゲンキヒャクバイ」
「ふむ、そうか」
…二人共…すっかり飼い慣らされてない…?やだ、エルザってば凄すぎぃ…
「…またくだらねぇ事を考えてんな、お前」
そんなことはありません。ありませんとも…
てかいつからオレの考えとか理解できるようになったんだお前…マスターにも最近読まれることが多いし…
…ん?マスター……?…アッ
「忘れてた、マスターにクエストの報告をしなくちゃいけなかったんだ」
早く済ませて家に帰って寝たい…なんかギルドに入ったら眠気が飛んだ…まだある…オレの睡魔はまだ強く存在しているはずなんだ…!!
「あ?ジジィなら居ねえぞ」
「うむ。マスターは今評議員に出てまだ戻らないと思うぞ」
うわぁ…出ていたのか…じゃあ仕方ねえ…
「じゃあマスターが戻ってきたらオレがクエストを達成したことを伝えてくれ…オレは帰って寝る」
そう伝えてマイホームに帰ろうと立ち上がる。一応貰った飲み物が入っているペットボトルを持って
「やっぱり眠かったのか。…そのまま路上で寝てしまいそうだからオレが送っていてやる」
え、別にそんなに眠くは…部屋に帰ってパジャマに着替えれるぐらいまだ余裕あるぞ?
「いや、ラクサスもさっき帰ってきたばかりだろう?ならラクサスはそのまま自分の家に帰って寝ろ。私がレッドさんを送る」
おや、エルザちゃん?なんで君までオレを送ろうとするのかな?いや、別に嫌ってわけじゃないけどね?大丈夫だからね?二人共が送ってくれるまで問題ないからねオレ
アイコンタクトで伝える気で二人共を眺める。そしたら二人共がハッとなにか気づいた様子。ふむ、ラクサスはともかくエルザにまで伝わるか やはりギルドの絆は無敵だな。目線で何を言いたいか伝わるなんて、朝飯前なのだな
「…エルザ、覚悟はできているな」
「…ラクサスこそ、私に負けるための心の準備を済ましたか?なら始めるぞ」
…アレー…なんか違う。こう…「1人で帰れるから大丈夫。二人共に居てくれていいから」と伝えたかったんだけど…?なんで今から決闘をするような雰囲気なの?なんで二人共魔力高まっているの…?てかラクサスお前、お前が魔力を完全に開放したらギルドが焦げるだろ。やめろ、おいやめろ
…いや、オレが声を掛けるだけでいいのか…。何やっているんだオレ。無駄なことしてない?
「…いや、やめろよ。ギルドが壊れるし、マスターがまた泣くからやめろ。オレ一人で帰れるからお前らここにいてマスターに報告頼む…」
そういうと二人共が目から分かるように落ち込む。なんだ今の雷が落ちたような映像。オレ疲れてんのか…?魔法ってわけじゃねえはずなのに…魔力を発動した気配ないよな…ないよな?
「…報告は別にオレたちじゃなくてもいいだよな?」
…あ、それもそうだね
「それなら他の誰かに伝えさせよう。そしたら私達も送っていけるだろう」
…ええ…?
◆◆◆◆◆◆
体を寝床に倒れる。
あの二人…マジで送ってくれるとは…しかも途中にオレに餌づけやめてほしい。すれ違う人から目線が凄かったおかげで軽く照れてしまったじゃねえか。畜生…サンドイッチうまかったです。
ギルドから出ていく時に報告してくれるってナツとグレイが残るそうだ。ギルドの物が壊れていたのエルザに発見されて罰として残るそうだ。ナツはぐちぐち言っていたがエルザの睨みで静かになった…ナツェ…。
…申し訳なさがないわけではないが、やってしまったのが悪いから仕方ない…(未来では沢山壊れます)
しかし、グレイだけではなくワカバとマカオにまで馬鹿…いやなんかあの二人にだけ笑われていた。
あいつら、オレが困っているの見て愉しんでいたのか。なら明日会いに行く時に飯を奢ってもらわないと…
そう寝床で次の日の日程を考えながらオレは、睡魔にやられながら少しずつ夢の世界へと落ちていたのだった―――――
次の日にはワカバとマカオの財布に悲鳴が出たのはまた別の話。
後書き
…なんだろう、ガバガバしすぎてない…?いや、もうとりあえずここまでにしよう。次はミラとか入ってからの番外編も次回の話が終わった後に入れよう…
さて、アンケートについてですが、会員ではない方は感想で誰がヒロインかを書いてもOKです。
アンケートが見当たらない会員の方はこの貝殻のページ入ったらアンケートがあります。そこからアンケートよろしくおねがいします。
ヒロイン候補は前回の5話の後書きに書いてますのでそちらを見てどれがヒロインかを決めてください。それかハーレムでもいいです…はい(疲労)
アンケートについてはここまで(早い)
思いついたことを一応書いておこうかと…。ジェラールがTS化したら、いいんじゃね…?それか、ゼレフもTS化した作品でも作ってヤンヤンしている幼馴染のゼレフに付きまとわれるオリ主…なんか美味しいと思うんだ…。
まぁ、俺は書かないけど、そんな作品があるといいな…(チラッ)
ゴホン、それではまた次回よろしくおねがいします 誤字とかあったらできれば報告も宜しくおねがいします
ページ上へ戻る