ヘタリア学園
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第六千九百九十八話 変わったお米
第六千九百九十八話 変わったお米
ドイツは蘇や白酒等奈良時代の日本のお料理を食べていてあることに気付きました、その気付いたことはといいますと。
「赤いお米や黒いお米があるが」
「はい、実はかつてはです」
「白いお米だけではなかったのか」
「そうでした」
日本はドイツに答えました。
「ですから」
「それでなのか」
「はい、かつてはそうしたお米もありまして」
「日本で食べられていたのか」
「そうだったのです」
「これは驚いた」
ドイツは真剣なお顔で言いました、実は彼にしてもお米といえば白いものだと確信していたのです。
「赤飯は知っていたがな」
「あれは餅米をあえて小豆で赤くしています」
「最初から赤くはないな」
「はい、ですから」
「赤いお米もあったのか」
どうもそうしたお米は日本では長い間忘れられていたみたいです、だからドイツもその存在を知りませんでした。
第六千九百九十八話 完
2018・4・27
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