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昔々

作者:塵積山
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昔々

 昔々、ある所におじいさんとおばあさんがいました。
 おじいさんは、山でうんこを、おばあさんも川でうんこをしました。
 終わり。
「……何か文句でも? もっと話を広げろと? わかったやってみる」
 おじいさんが山でうんこをしていると、その臭いを嗅ぎつけた狼がおじいさんを食べ殺し、おばあさんが川でうんこをしていると、後ろから熊に襲われ殺されました。
 終わり。
「……まだ何かあるの? それじゃあ悲しすぎる? もっとハッピーな話にしろと? わかったやってみる」
 完全に呼吸が止まり内臓がぶちまけられた2人でしたが、その時他の大陸の科学が発達した国の医者2人が偶然、死んでいるおじいさん、おばあさんの前を通りかかりました。
 その医者達は悲しくなって知り合いのロボ研究所に2人の遺体を送りました。クール便で。
 2人はロボットになり、そして再び運命の出会いを果たし電池が切れるまで幸せに暮らしました。
 2人の幸せプライスレス。なんちゃって。 
 

 
後書き
ごっつあんです。 
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