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進め!ブラックマジシャンガール!

作者:ドリ男
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15

マジシャンガール:「それじゃ先ず、
アックスレイダーは力持ちだから、
机の横に掛けてあるランドセルを
つたって、下部のロックを解除してちょうだい♪」

アックスレイダー:「承知した」

マジシャンガール:「人喰い虫と
エルフの剣士は、アックスレイダーが
ロックを解除した後ランドセルの
取り出し口のカバーを開いて?
ホーリーエルフとリグラスは私と一緒に
机の棚から国語の教科書を取り出しましょ♪」

エルフの剣士:「分かった」

人喰い虫:「ケッ」

ホーリーエルフ:「めんどくさーい」

リグラス:「分かりました。これも主の為」

マジシャンガール:「ソニックバードと
セイントバード、スカイハンターは
国語の教科書を運んで、上向きに
なったランドセルのカバーの場所まで運んで
ちょうだい♪そしたら、みんなで
教科書を押して滑り台式で
ランドセルの中に入れるの♪」

ソニックバード:「運んだら、何か
ご褒美くれる?」

マジシャンガール:「もちろん♪
ソニックバードのいいとこを
ジャポニカにたーくさん書いてあげるわよ?♪」

ソニックバード:「いや、出来ればその…
ガールのおっ」

マジシャンガール:「それじゃあ作戦解除!」

モンスターズ:「うぃーっす」

ソニックバード:「ちっ」


私達は力を合わせて、迅速に行動した♪


マジシャンガール:「えぇと…国語は……」

ホーリーエルフ:「それじゃない?
その分厚く目立ってるの」

マジシャンガール:「あれは歴史の教科書よ?」

リグラス:「ページが正面を
向いてる教科書も何冊かありますね…」

マジシャンガール:「主ったら逆向きで
棚にしまったのね…。ジャポニカに、
教科書はきちっと項目を前にして
しまうように書いとかないと」



ソニックバード:「おい見ろ…ガールの尻を。
ガールが少し背伸びしたら
パンツ見えるぞ」コソコソ

セイントバード:「おぉ…」
スカイハンター:「おぉ…」


アックスレイダー:「鉄の鍵は解除した」合図

エルフの剣士:「うむ……ガール、
アックスレイダーがロックを解除したぞ」

マジシャンガール:「はぁい♪……
確か国語の教科書は
一回り小さかったはず…あった!」


エルフの剣士::「カバーを開いたぞ」

人喰い虫:「おい、教科書を乗せるまで
俺たちで押さえるのかよ?
結構腕にきてるぜ?」

エルフの剣士:「カバー先端にある
鉄の隙間に、私の剣を刺しておこう」


マジシャンガール:「ソニックバード達も
後ろで(かが)んでないで、
取り出すの手伝って?」

スカイハンター:「うぃーっ」


何とか教科書を取り出すと、
私達はランドセルのカバーに置かれた
国語の教科書を囲んだ。


マジシャンガール:「ふぅ…セット完了♪」

エルフの剣士:「思ったより順調に進んだな」

ホーリーエルフ:「あー疲れた」

ソニックバード:「なぁなぁ、
”火星に生命を探る”はどのページにあるんだ?」

マジシャンガール:「え?」

リグラス:「確かに、少し興味があります。
我々の主がどのような知識を学ぶのか…」

ソニックバード:「開いて見てみようぜ!」

マジシャンガール:「うーんそうねぇ…。
確かに、主がどんな内容を学習するのか
気になるわね…。よし!ちょっとだけ
教科書の中身を除いてみましょ♪」

エルフの剣士:「下でアックスレイダーが
まだ待機している。なるべく早めにな」

私達は主の国語の教科書を開いた。

ソニックバード:「あったぞ!
”火星に生命を探る”!…ん?誰だこの人」

マジシャンガール:「”宇宙飛行士の
マナロフさん”か……。
きっと、宇宙に行った偉い人なのよ♪」

ホーリーエルフ:「火星の地面赤っっ。
これ人住めんの?」

リグラス:「この、文章にある
”生命維持装置”とは何の事でしょう…」

人喰い虫:「ケッ」

ソニックバード:「生命吸収装置の
間違いじゃねぇか?」

ホーリーエルフ:「あぁ、あの罠カードの」

マジシャンガール:「ちゃんとお勉強をして、
主には立派な大人になって欲しいな」(微笑)




しばらく主の教科書を除いた私達は、
教科書をランドセルに入れる事にした♪








 
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