進め!ブラックマジシャンガール!
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マジシャンガール:「それじゃ先ず、
アックスレイダーは力持ちだから、
机の横に掛けてあるランドセルを
つたって、下部のロックを解除してちょうだい♪」
アックスレイダー:「承知した」
マジシャンガール:「人喰い虫と
エルフの剣士は、アックスレイダーが
ロックを解除した後ランドセルの
取り出し口のカバーを開いて?
ホーリーエルフとリグラスは私と一緒に
机の棚から国語の教科書を取り出しましょ♪」
エルフの剣士:「分かった」
人喰い虫:「ケッ」
ホーリーエルフ:「めんどくさーい」
リグラス:「分かりました。これも主の為」
マジシャンガール:「ソニックバードと
セイントバード、スカイハンターは
国語の教科書を運んで、上向きに
なったランドセルのカバーの場所まで運んで
ちょうだい♪そしたら、みんなで
教科書を押して滑り台式で
ランドセルの中に入れるの♪」
ソニックバード:「運んだら、何か
ご褒美くれる?」
マジシャンガール:「もちろん♪
ソニックバードのいいとこを
ジャポニカにたーくさん書いてあげるわよ?♪」
ソニックバード:「いや、出来ればその…
ガールのおっ」
マジシャンガール:「それじゃあ作戦解除!」
モンスターズ:「うぃーっす」
ソニックバード:「ちっ」
私達は力を合わせて、迅速に行動した♪
マジシャンガール:「えぇと…国語は……」
ホーリーエルフ:「それじゃない?
その分厚く目立ってるの」
マジシャンガール:「あれは歴史の教科書よ?」
リグラス:「ページが正面を
向いてる教科書も何冊かありますね…」
マジシャンガール:「主ったら逆向きで
棚にしまったのね…。ジャポニカに、
教科書はきちっと項目を前にして
しまうように書いとかないと」
ソニックバード:「おい見ろ…ガールの尻を。
ガールが少し背伸びしたら
パンツ見えるぞ」コソコソ
セイントバード:「おぉ…」
スカイハンター:「おぉ…」
アックスレイダー:「鉄の鍵は解除した」合図
エルフの剣士:「うむ……ガール、
アックスレイダーがロックを解除したぞ」
マジシャンガール:「はぁい♪……
確か国語の教科書は
一回り小さかったはず…あった!」
エルフの剣士::「カバーを開いたぞ」
人喰い虫:「おい、教科書を乗せるまで
俺たちで押さえるのかよ?
結構腕にきてるぜ?」
エルフの剣士:「カバー先端にある
鉄の隙間に、私の剣を刺しておこう」
マジシャンガール:「ソニックバード達も
後ろで屈んでないで、
取り出すの手伝って?」
スカイハンター:「うぃーっ」
何とか教科書を取り出すと、
私達はランドセルのカバーに置かれた
国語の教科書を囲んだ。
マジシャンガール:「ふぅ…セット完了♪」
エルフの剣士:「思ったより順調に進んだな」
ホーリーエルフ:「あー疲れた」
ソニックバード:「なぁなぁ、
”火星に生命を探る”はどのページにあるんだ?」
マジシャンガール:「え?」
リグラス:「確かに、少し興味があります。
我々の主がどのような知識を学ぶのか…」
ソニックバード:「開いて見てみようぜ!」
マジシャンガール:「うーんそうねぇ…。
確かに、主がどんな内容を学習するのか
気になるわね…。よし!ちょっとだけ
教科書の中身を除いてみましょ♪」
エルフの剣士:「下でアックスレイダーが
まだ待機している。なるべく早めにな」
私達は主の国語の教科書を開いた。
ソニックバード:「あったぞ!
”火星に生命を探る”!…ん?誰だこの人」
マジシャンガール:「”宇宙飛行士の
マナロフさん”か……。
きっと、宇宙に行った偉い人なのよ♪」
ホーリーエルフ:「火星の地面赤っっ。
これ人住めんの?」
リグラス:「この、文章にある
”生命維持装置”とは何の事でしょう…」
人喰い虫:「ケッ」
ソニックバード:「生命吸収装置の
間違いじゃねぇか?」
ホーリーエルフ:「あぁ、あの罠カードの」
マジシャンガール:「ちゃんとお勉強をして、
主には立派な大人になって欲しいな」(微笑)
しばらく主の教科書を除いた私達は、
教科書をランドセルに入れる事にした♪
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