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ヘタリア学園

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第六千九百六十三話  またどうしようもなくなった

第六千九百六十三話  またどうしようもなくなった
 第二次世界大戦後本当に瞬く間にでした、マフィアやカモラは勢力を取り戻して取り締まりなぞなかったかの様に。
 これまで通り幅を利かせる様になりました、それでロマーノは言うのでした。
「何とかしろよ」
「あのね、それ兄貴が言ったら駄目でしょ」
 ロマーノ妹がお兄さんに怒って言いました。
「当事者が」
「駄目かよ」
「そうだよ、兄貴が何とかしないとね」
 それこそというのです。
「駄目だからね」
「くそっ、そう言うけれどな」
「色々難しいっていうのね」
「あいつ等金持ってるしな」
 まずはこの問題があります。
「経済や社会の裏から牛耳ってるからな」
「そして武器も持ってるしね」
「ああ、犯罪だってやるしな」
 暴力も厭わないのです。
「どうしようもないぜ」
「そこを何とかするんだよ」
 そう言われても困ったことになっていました、もうマフィアは完全に以前の力を取り戻していました。


第六千九百六十三話   完


                   2018・4・10
 
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