妖精の世界に転生!?
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第弐話
前書き
転生特典のメリオダスが使える魔法というのには魔神化能力も含まれています。
あと、かなり更新遅れてしまい申し訳ございません。
この勝負もマカロフが審判をするようだ。ちなみにまだナツは気絶している。
「ハヤトvsミーナ試合開始!」
ハヤトは試合が始まると同時に魔神の力を開放し、ミーナに向かって獄炎を放つがミーナの目の前で消えた。ハヤトには意味が分からなかった。戦闘中に一瞬だが、考え事をしたハヤトは次の瞬間ミーナの姿を見失う。と同時にハヤトの負けが決まるとその場で勝負を見ている誰もが思った。ミーナはハヤトの後ろから水でできた剣でハヤト切ろうとする。が、間一髪のところでハヤトはそれをかわす。このときハヤトは不思議に思っていた。ハヤトの転生特典である完成ージ・エンドをもってしても何なのか理解することができなかった。
「今、いったい何をした?」
「うーん…。今は秘密!」
このとき、ミーナはかなり余力を残していると言わんばかりに笑顔で言ってくる。その余裕すぐにでもなくしてやるぜ!と言わんばかりにハヤトは殲滅状態を使用する。ミーナの表情から笑顔が消えてスキがまったくと言っていいほどなくなった。
「海竜の咆哮!」
このときハヤトはミーナの滅竜魔法に一瞬驚く。が、全反撃で難なく倍以上の威力にして跳ね返す。だが、ミーナは滅竜魔導士。いくら全反撃で跳ね返してもダメージを与えることはできない。あの一瞬にして背後に回った魔法の正体はおそらく空間魔法の一種。ならこちらから近づかずにミーナが近づいてきたところにカウンターが一番確実だろうけど、むこうもそれくらいわかっているだろうしどうしようか…。ま、何とかなるよ、きっと。
そうこう考えているうちにミーナが一瞬にして正面に現れる。
「海竜の鉄拳!」
このとき、まさか正面から堂々と来るとは思わず、ミーナの拳を防ぐことができずまともにくらい殲滅状態が解ける。とハヤトが降参する。
「参った。降参」
「勝者、ミーナ!」
マカロフがそう宣言した後、見ていたギャラリーたちはやっぱミーナか、と言っているのが聞こえたが一番大事なのはそこじゃない。"あのギルダーツとも互角に闘えるんだし当然だよな"という声が聞こえてきたときはいくら何でもそれはおかしいと思ってミーナの魔法について聞いてみる事にした。
「ミーナ。お前の使う魔法って一体何?」
「まあ、当然の疑問だよね。いいよ、教えてあげる。君のも教えてくれたらだけど。」
「先にそっちが教えてくれたならいいぜ」
ハヤトは完成ージ・エンドについて知られたくないから先に教えてもらおうとする。ミーナは少し考える様子を見せいいよと承諾した。
「私の使う魔法は主に2つ?3つかな…?時空間の覇者と海の滅竜魔法。あとは自身が発動した魔法を永久的に持続させることができる無限。最初2つは説明はしなくてもだいたいわかるよね?それで君は?」
ミーナは無邪気な子供のような顔をしてハヤトの顔を覗き込んでくる。
「俺のは、全反撃と獄炎それに魔神化。あとは完成ージ・エンドにワン・フォ・オールこれくらいかな」
ミーナはかなり驚いた顔をしている。
「なんでそんな反則的な魔法や能力ばっか持っててあんなに弱いワケ?それに完成ージ・エンドって言うんじゃなかった」
この後、数日間ミーナと顔を合わせるたびににらまれたのは別の話。
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