サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ヤマブキシティ(元ポケモン育成施設)にて
ワタル:「放送は終わった。撤収するぞ」
シルフ社員達:「了解!」
人間用モンスターボールの映像が
映された場所にはワタル達を始め
シルフ社員達が20人程おり、
撤収作業を始めていた。
シンジ:「はやく持って行け。
こんなボールなど、触れたくもない」
スッ(社員にボールを渡すシンジ)
シバ:「人間用のモンスターボールか、、。
この情報は我々も得ていなかったな」
カンナ:「社長と上層部だけの
トップシークレットって訳ね。
、、全く、恐ろしい組織だ事」(笑み)
シバ:「カントー新時代計画が
世に影響をもたらすのは
ここから、、。そろそろ、、か」
シンジ:「ふん。古代人の遺産だの
人間用のモンスターボールだの、
シルフのやる事は下らん事ばかりだな」
カンナ:「相変わらずの口ね。
いつどこで社長の耳に入るか分からない
んだから、口を叩くのも程々にしなさい」
シンジ:「耳に入るなら是非とも
聞いて欲しいものだな。
貴様の下で働く社員は会社の向かう
方向性に失望していると」
シバ:「お前は社会に出ると
会社で敵を作るタイプの人間だな」
カンナ:「だ、そうよ?ワタル」
ワタル:「上がどう動こうと
俺たちのやるべき事は変わらない。
口を叩いてないで戻るぞ」
カンナ:「貴方が退屈そうな顔で会社を
皮肉るのも、私達がこうして傍観して
いられるのも今のうち。
近い内に身を以て知る事になるわ」
シンジ:「、、だと良いがな」
カンナ:「では戻りましょうか、、」
ワタル:「、、、」
カンナ:「、、ワタル?」
ワタル:「、、戻る前に、訪れた一般人の
クレーム対処をしなければな」
カンナ:「え?、、はっ」
シバ:「ほほう」
シンジ:「あいつら、、」
サトシ「、、、」
ワタル達の前方には、ギャロップに乗り
鋭く見つめるサトシとヒカリがいた。
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