転生貴族の銀河
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第二十二話
帝国暦479年12月
要塞プラネート(惑星)
「でだ、プラネート流星群、第一機甲軍の方は決まったのか?今年もわずかだし?」
「決まりました!二カ月も掛かりましたが、全員一致です」
「では、聞こうか?」
「では、総参謀長から御願いします」
「プラネート流星群、第一機甲軍バルキア中将旗下に1万5000隻。
第二機甲軍トーマス・ミュラー中将の旗下に1万5000隻。
第三機甲軍ベッケンバウアー中将の旗下に1万5000隻。
第四機甲軍トーマス・ヘスラー中将の旗下に1万5000隻。、
第五機甲軍オリバー・カーン中将の旗下に1万5000隻です。
他に総司令官の艦隊はプラネート流星総司令艦隊二万5000隻
副総司令官のメルカッツ大将の旗下の艦隊はプラネート流星副司令艦隊1万6000隻となります。」
「いいね、俺とメルカッツ副総司令官だけ違うのか分かった。これで行こうか三長官には連絡を入れておくよ、怒鳴られそうだしメールで・・・」
今この件で高速通信で連絡したら、頭の血管が切れそうな気がするしな。
俺って何て気がきくんだ素晴らしい。
だが!この件をメールで送ったと後で怒りの高速通信が来たのは予定外だった。
三長官から各三人から三回も・・・・・
「それと、プラネート流星群の分艦隊に副官のルッツ司令官に3000隻等、分艦隊が約20個艦隊。3万隻になります。
これは他に将官クラスに佐官クラスの総司令官が許可を与えた者だけで、100隻から3000隻の艦隊を与えます。各司令官、分艦隊に参謀クラスが10人推薦が有れば与えられる、これが条件ですが質問はありますか?」
「総参謀長は艦隊を動かしたくはないのか?」
「確かにそれは有りますが、今はロルフ総司令官にメルカッツ副総司令官の側で居るのが楽しいので、面白いアイデアに戦術の在り方等を学んでいますから、それに誰が他に変わりますか?」
「居ないな、総司令官には一人で付いて行くのは至難の業だ」
「真に相違ない」
「俺には参謀は無理だ」
「俺は参謀の経験はあるが、才能が無いと言われたぞ」
「いいさ、皆は自分に合った職種に着けば良いだろう。無理に短所を伸ばすよりも長所伸ばして短所消える位になればな。
ビッテンフェルトは最低限は防御を上達しないとな」
「はい」
「それでも今は一年前に比べれば、段違いですぞ」
「そうだな、後は実戦で学べばいいさ。要塞の近くでロイエンタールと摸擬戦でもやってみろ、二人に500隻を与えるから。
他の司令官達に教えて貰え、お前等は・・・・・
アイゼナッハ、ワーレン、ファーレンハイトにも各々に500隻付けるからやってみろ」
「面白いですな、総司令官が見込んでスカウトした全員を?
アレ!一人足りなく無いですか?」
「ミッターマイヤー中佐は?」
「ん!俺は知らんぞ?」
「今は、50隻を率いて哨戒任務に就いています。総司令官の命令で」
「なに!おれが言ったの?」
「はい、三日前に部屋で飲んでる時に確かに言いました。総参謀長」
「私も聞きましたし、高速船を旗下に付けて行って来いと」
「悪い、全然覚えていない・・・・・」
「「「「「・・・・・・・」」」」」
「閣下、宜しいですかな?」
「どうぞ、メルカッツ副総司令官」
「では、飲んだ時に命令は控えて下さい。酒の量も増えているとモラウ殿が心配していました」
「了解」
オフレッサー大将はその光景を見て声を出さずに笑っていた。
三長官ではなく、メルカッツ副総司令官には素直に従うロルフの姿が面白かったのだ。
「ミッターマイヤーが帰ってきたら、そうだな分艦隊を作りロイエンタールを分艦隊司令官にし、ワーレンを副分艦隊司令官して訓練しろ、それで戦功を上げれば全員を昇格させる。
他の司令官達も各艦隊から選抜して分艦隊を作るように、優秀な者は昇格させるぞ。
人事権も有るしなこの気に使おう」
「それは面白いですな、選抜のチャンスは誰にもあるしヨシ、皆で選抜した分艦隊を戦わせよう。
それで足りない部分を指摘して楽をするか」
「確かに楽はしたいな、早速やるか。来年の新たな年に発表したいな」
「それは良い」
「決まりだな。来年の一月一日のパーティーで発表するから頼んだよ」
「「「「「ハッ」」」」」
この話を聞いた佐官に将官は盛り上がり、自分達で誰が良いか推薦し合った。
それでも尚、各司令官達は選抜に熱が入り新年に近くなり焦っていたが!
焦っても仕方がないと諦め皆でロルフに謝罪したが、ロルフは時間を掛ければ良いさと一言。
全員を分艦隊司令官の経験を積ませて、一番いい形を作れれば最高だね。
と!一言。
執務室
「シュターデン!お前は何をやっているのだ、書類整理を言いつけたのに何故補給の事まで口を出す。
いい加減にしろ、既に5回目だぞお前は更迭だ、この要塞に不要だオーディン帰れ」
護衛の部下が問答無用にシュターデンを捕まえ、そのまま輸送艦に拘束し大佐に降格し理屈倒れは消えてしまった。
他にもリッテンハイム侯爵の一門も問題を起こし、序に要塞を去っていった。
全員が降格して、将官は全員佐官に降格された。
本来は別な使い方を考えていたが、ロルフは限界を突破し激怒したのだった・・・
軍務尚書
「どうだ、方向は見えているが出来そうか」
「はい、何とか・・・・」
「何だ言ってみろ、問題が有るのなら解決しないと後で困る事になる」
「はい、全兵士に対して週に一日完全休日を、毎日数百人が病院に運ばれています。
残業も週に一度は定時で帰宅する日を決めないと、幾らでも倒れる者が続出します」
「最近の若い者は体力が無いな。ワシの若い時は二カ月、毎日タンクベットで二時間の睡眠で乗り越えたが・・・
今は出来んか、良かろうそれを調整しろ任せたぞ」
「ハッ」
他もどうだか、心配だな。連絡を入れておくか
何処の省も同じ苦しみを味わっていたが!家族、親せき、学校の先輩に後輩、近所の人だったりと知っている者が帰って来るというのに、自分の家族親は帰って来ない。
分かっている、両親に兄は捕虜だった人達の為に働いている。
それは誰かがやらないといけないという事も、でも祖父と祖母に妹は我慢しているだから自分も・・・
帝国全域でみられる光景だった。
それでも女性の子供や家族が居る、女性たちは残業を減らし18時には退社し帰宅して行った。
軍務尚書が部下から子供達が寂しがっていると、聞きそれを他の各尚書に伝え調べた結果は無論寂しがっている子供が!自分に照らし合わせれば孫達が寂しい想いをしていると考え提言した。
結果は週に五日は定時で一日は完全休日、一日は残業を三時間程度する事で家族に対しての割ける時間ができたが、男性は週休二日で五日は缶詰状態で!タンクベットで休み、自宅に帰れば初日は丸一日睡眠を貪り、連休の二日目は家族と食事や買い物や家族との時間を大切にする。
独り暮らしの男女は関係無く、捕虜交換の実情を知り家族の実家に帰宅したりしていた。
恋人と時間が合わないカップルは何とか同じ日に休日を得ようと必死になっていた。
恋人同士の休日は!
なんと!パウルから皇帝や国務尚書等に提言され、帝国全域での人口減少を食い止める為に各省が動き出していた。
パウルはパウルで恋人未満で友人以上の女性と食事や散歩を楽しんでいた!
この件は直ぐにロルフの元に情報が入り、ロルフは聞いた瞬間にガッツポーズをしていた・・・
一言!
『パウルには週に一度は完全な休日を取らせるように、これが最後のチャンスかも知れないからね』
と言ったらしい。
原作にはなかった!オーベルシュタインの恋愛?
その行く末は如何に???
後書き
オーベルシュタインがが恋します。
でも!
今後の展開が思いつかないので!
誰かアドバイス下さい。
本当に何気なしに書きました(;'∀')
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