ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第六千九百三十話 こんな狼いるか
第六千九百三十話 こんな狼いるか
フランスは報告を聞いてから妹さんとお話しました。
「狙うのは人間ばかりでな」
「はい、しかも常に一匹で行動していまして」
「しかもな」
フランスはさらに言いました。
「首を切るとかな」
「狼ではありませんわ」
「これ人間に近くないか?」
「人間的な仕草も多いですわね」
「絶対におかしいよな」
「はい」
妹さんはお兄さんの言葉に頷きました。
「狼としますと」
「まさかと思うけれどな」
ここでフランスはこの魔物の名前を出しました。
「狼男じゃねえのか?」
「まさかと思いますが」
「その可能性もな」
「はい、何か否定出来ません」
兄妹でまさかと思いつつも考えてしまいました、実はこの説は二十一世紀も言われていたりします。
第六千九百三十話 完
2018・3・24
ページ上へ戻る