ソードアート・オンライン 宙と虹
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ゲームに、ハマったきっかけ
前書き
ほろもこという名前の、物書き初心者です。
概要にもある通り、拙いところが多々見えると思いますが、楽しんでいただけると幸いです。
いつから、ゲームという物にハマったのか。俺はそれをかなり明確に覚えている。
間違いなく、両親が離婚してすぐに今住んでいる場所に越してきた頃だ。
末の妹の出来が非常によく、その教育方針の違いから、父と母は対立して離婚に至った、とだけ聞いている。それが事実だということも、今なら理解できる。
今思い出しても、あの子の頭の良さは一つ下の真ん中の妹どころか俺すらも超えていただろうと思えるからだ。
そして、その頭の良さを伸ばして研究者や学者になった方がいい、という意見の父に末の妹は引き取られて、残った上の二人……つまり俺と一個下の妹は母に引き取られた。
それ以来、なんだか奇妙な距離感が俺と妹の間に生まれてしまった。俺はネットゲームにハマりつつ、自分の世界……つまり物語を描いていくことに魅せられて、妹も同じようにネットゲームにハマったが、俺とは違って小さい頃から言っていた歌を歌うことに興味を抱いていった。
全く違う方向に進んでいく兄妹だったが、それでも、とある一つのゲームが原因で久しぶりに会話をしながらショッピングに行くことになる。それが《ソードアート・オンライン》。
略してSAOと呼ばれたそのゲームはネットゲーム……いやゲームというものにハマっている奴なら、誰だってプレイしたいと思うものだった。
世界初のVRMMO。ゲームの世界に入り込んで戦うというそのフレーズは開いていた二人の兄妹ネットゲーマーの距離を縮めるには十分だった。
久しぶりに兄妹で買い物に、といっても早朝組に遅れを取らないためにもとんでもなく早い時間に起きることになってお互いに機嫌が悪かったが。夜型になった体で朝早く、それも日が昇らないうちに起きて出かけるとなればそりゃ機嫌も悪くなる。
しかし、それもくだんのナーヴギアとSAOの購入が出来たころにはすっかり飛んでいた。二人ともどんな世界なのか、どんな冒険が出来るのか。それだけを楽しみに今までしなかったような会話まで帰り道には飛び交うほどだった。それほど気分が高揚していた。
その結果に、また同じように距離が開くとも知らないで。
後書き
短いかもしれませんが、これから頑張って長めの文を書いていけるように頑張ります…
こんな駄文書きですが、応援していただけると、作者は舞うように喜びます。
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