魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
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第四十四話
「フィグネリア、俺が突入する…後ろを任せたい」
「あいよ」
ミニバスの更衣室でムーバルスーツ(フィグネリアはCAD無しVer)を纏い、武装を持つ。
と言っても街中であからさまに武装を持つのはまずいのでムーバルスーツと武装の上からコートを纏う。
真夏にコートはどうかと思うがどうせ突入したら脱ぐ。
「更識、お前も着とけ」
「?」
「今から敵地に乗り込む。死にたくなけりゃ着とくんだな」
とミニバスの中のメカニカルなロッカーを指差す。
「………」
「このスーツはパワーアシスト、防弾防火防寒対斬防毒…ISを相手にしない限り生き残れる」
「………貴方達…何者?」
うーん…何者…ねぇ…
どう答えるか考えていると…
「私達はシルヴミーティオ。プロフェッサー・タバネの妹君を守る為だけの組織さね」
おいおい…まぁ…間違っちゃいないが…
てかシルヴミーティオって何?シルヴヴァインじゃないの?
「そんなの…聞いてないわよ…?」
「だろうな…俺達は束さんの用意した機材を使っている。
そうそう見つかりはせんよ」
ちなみにシルヴヴァインの事は束さんも認めている。
有象無象に興味は無いが、妹を守ってくれている存在には一応敬意を払っているようだ。
実際にシルヴヴァインの機材、武装、etcはmade by ST&OIだ。
このミニバスだってISの技術がふんだんに使われ、鉄壁の防御を誇る。
ミサイルでも穴が開く事は無いだろう。
他にも光学迷彩スーツとか…パスワードブレイカーとか、テーザーガンとか…
たぶんCIAに喧嘩売れる。
「そう…」
と言って更識刀奈は更衣室に入っていった。
一分ほどして…
「ねぇ!これどうやって着るのよ!?」
あー…
「はいはい、今いくよ。若、覗いたらぶっ殺すよ」
「はいはい、覗かねぇよ」
フィグネリアが更衣室へ向かった…
ん?
そう言えばなんでフィグネリアはムーバルスーツの着方知ってたんだ?
まぁ、いいか。
数分してフィグネリアと更識刀奈が出てきた。
「うーん…エロい」
どこぞのクノイチみたいだ。
「何言ってんのよ!?」
「あっはっはっはっは!」
更識刀奈は体を隠し、フィグネリアは爆笑していた。
「いや、実際女子がムーバルスーツだけってエロくね?」
「貴方…もしかしてその為にモンド・グロッソに来たの?」
ん?あぁ…そう言うことか…ISスーツってエロいもんね…
「いや、単に姉さんの応援だな。それにエロいっていうのは客観であって主観じゃない。
そも俺に性欲は無い」
「は?」
「まぁ、なんだ…そういう呪い(まじない)があるんだ」
うわ、ジト目だ。
「いやこれほんと、一夏嘘つかない」
「…………」
するとミニバスの運転席からヴィッサリオンの部下が顔を覗かせ…
「姐さん!そろそろです!」
「はいはーい、わかったよ」
フィグネリアって姐さんって呼ばれてんのか…似合うな。
「若?行けるかい?」
「無論だ…更識」
「ええ、私も大丈夫よ」
やがてミニバスが目的地の前に着いた。
「いいか、ビルに入ったらフェイスクローズ。いいな?」
二人が頷く。
「一応人が来ないようにするが発砲はあまりするなよ。
まぁ、お前らが戦う事はほぼ無いがな」
あとは…
「橙、バックアップ」
「『了解!』」
コアに繋いだインカムから橙の声が聞こえた。
そして…
ガラッ!
ドアを開け
「突入!」
俺達はミニバスから飛び出した。
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