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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話

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第三十話

「ファ、凰鈴音デス!中国カラキマシタ!宜シクオネガイシマス!」

さて、いきなり少女の自己紹介からですまない。

今日は五年生の始業式…が終わった後のHR…まぁそういう訳だ。

「えーっと、皆さん仲良くしてあげてください」

と担任の御約束のような言葉。

「席は…うん、織斑くんの隣ですね」

待てやコラ。

明らかに出席番号無視してんじゃねぇか。

「織斑くん、頼みましたよ。」

なんで名指しかねぇ…

「じゃないと貴方寝るじゃないですか」

え?俺声に出してた?

「顔で解りますよ顔で。何年貴方と居ると思ってるんですか」

そうなんだよな…この人俺が一年の時の担任なんだよな…

俺(と月日とか箒)が何かやらかす度にこの人がいろいろやっている。

身内除いたら一番付き合い長いかも…

て言うか普通人事異動で五年も居るとかあり得なくない?

「私が言いたいですよ。凰さん、織斑くんはいろいろ規格外なのでおもいっきり頼っても大丈夫ですよ。」

「ハ、ハイ!」

こっちに投げんなや、教育委員会に訴えるぞ。

「はいはい、じゃぁ凰さんは織斑くんの隣に座ってください。」

おいコラいきなり無視か……

はぁ…しょうがないか…

戸惑っている中華娘に手招きする。

「<こんにちは。凰鈴音、俺は織斑一夏。
慣れない日本の学校で苦労するだろう、その時は俺達を頼って欲しい。>」

「<アナタ…中国語話せるの?>」

「<今話してるじゃないか>」

中検準二嘗めんな

「<授業でわからない事があれば聞いてくれ。
日本語はどれくらい話せる?>」

「<日常会話くらいなら…なんとか…>」

「<それだけ出来れば十分か?…まぁその内覚えるだろう>」

さて…

「で、先生、そんなにニタニタしてどうされました?
ついに逝きましたか?頭が?」

「いや、別にぃ」

パンパン!と先生が手を叩く、呆けていたクラスメイトが先生の方を向き…

「さて、凰さんの事は織斑くんに任せて係を決めましょうか」

ヲイ。

「良いじゃないですか、織斑くん女の子みたいな顔ですし。
それに女の子の扱いはこの学校で一番上手いじゃないですか」

「酷い中傷をうけたぞ!?」

「事実女の子と遊ぶ方が多いんじゃないですか?」

「だーん!助けて!」

と桂馬飛びで前にいる弾に助けを求めるも…

「事実じゃね?お前俺以外に同性の友達居ないじゃん」

「<え?アナタ男なの?その顔で?>」

「<いきなり酷い事を言うねお嬢ちゃん!>」

と中華娘に言うと箒が弾に尋ねた。

「弾、一夏は何を言われたんだ?」

あ、そういえば最近箒が姉さんの口調を真似し始めたんだよ。

「お前…まだその口調なのかよ…まぁ大方その顔で男かとでも言われたんだろ」

よくわかったなおい!

「ふむ…弾、一夏の顔を見るに正解らしいぞ」

「そいつぁ良かった」

よくねぇよ、俺はサトラレじゃねぇんだよ。

「なら表情隠せよ…」

いいだろう…

真顔!からの硬化魔法!

「…………めっちゃドヤァ!な雰囲気が来るな…一夏、諦めろ」

Orz…

で、そんなこんなで係決め…

学級委員長 阿良々木月日

副長 篠ノ之箒、五反田弾

連絡係 千石撫子

……うん一つ言おう…

「月日、お前はこの学級を牛耳るつもりか!?
先生もそれでいいのか!?」

そう、この学級…

「その方がいろいろ動きやすいじゃん」

「良いじゃないですか、問題児を集めたクラスなんですから。
纏めてくれるなら嬉しいですよ」

俺達(俺、月日、箒、弾、千石)を一纏めにしているのだ!

ぼくらシリーズじゃあるまいし…

「<どうしたの?>」

あぁ、彼女はこんな猛獣の檻に突っ込まれたのか…

「<凰鈴音…強く生きろ…>」

「<?>」

中華娘が?マークを浮かべていると…

「じゃぁこれで行きましょうか」

まじか…本当にこれで決めやがったよこの担任…

どう考えても俺が抑え役じゃねぇか…

まぁやるしかないか…

どうやら今年は忙しくなりそうだ… 
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