ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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番外編その4~本流側の力量判定と予言の書について~
本流側の二天龍対支流側の二天龍
「何だねグレイフィア?」
「これをお持ち下さい、サーゼクスの師から伝言をと」
「剣?私に剣術の師などいないのだが・・・・なるほど、一真君達がここに来ているのか」
「今回は私とサーゼクスが記憶共有者と言う事になりますので、これを持って兵藤家トレーニングルームへ行って下さい。私はサーゼクスに果たし状が来たと皆様にお話しときます」
剣を持ちながら行ってしまったが、グレイフィアは部屋の中にいる者達に伝える事と果たし状に関してだが。部屋から入ってきたグレイフィア、サーゼクスは?とアザゼルが聞くと手に持つサーゼクス宛ての手紙を渡す。
「サーゼクス様は手紙の書かれた場所へ向かいました。私達も向かいたいと思います」
「見るからに果たし状と書いてあるが、サーゼクスに師がいたなど聞いた事ない」
「実はいたのですよ、詳細に関しては着いてからになります。そのためにわざわざヴァーリチームの皆さんも来てくれたのですから」
「一体俺に何の用かと思えば面白くなりそうな予感はしていた」
今まで静観していたヴァーリチーム、ミカエル達は転移魔法陣で向かうと既に戦闘は始まっていた。トレーニングルームに入ると、ドアがロックされて開けられないようになってた。
サーゼクスと戦っていた相手は何と赤龍帝、後ろで待機している白龍皇と冥界で捕縛されたはずの英雄派。予言の書に関して話している間、俺達は冥界各所に出現して如何にも偽物ですよとアピールしてたら魔王軍が来た。
グレイフィアがいたけど、俺らは剣と果たし状を渡してから撤退した。受け取ったグレイフィアは、一瞬疑問符が出たけど意識共有されて今回は記憶共有者としてと自覚したそうだ。
「サーゼクス様!」
「一誠君にグレイフィア達か、にしても貴方と私の力量は違いますね」
「おいサーゼクス。お前さんはいつから剣術に目覚めたんだ?」
「それに関しては私の師に言いたまえ」
「また偽物野郎が出たのかよ!俺がまた倒してやる!」
とサーゼクスから本家赤龍帝である乳龍帝が出てきて、俺に向かってパンチの態勢でな。サーゼクスはグレイフィアがいるとこまで後退して行ったが、そして乳龍帝の拳が来たので俺は指一本で止めてみせた。
あちらは力んでいて神器から増大していく様子だけど、拳を止められたからか飛龍を飛ばして半減の音声が響く。乳龍帝はこれで勝ったと思いきや、人差し指で止めたまま力がそのままになっていて後ろにいるアザゼル達は何故だ?と思ってたらしい。
「どうした?お前の力はこんな脆弱なのか乳龍帝」
「イッセーの拳が人差し指だけで止めてるだと!」
「近距離戦では不利だわ!イッセー、遠距離からの反射を使いなさい」
「はいリアス!」
「ふーん、そのビットを使った反射を使うのか。飛龍と言ったが、本家のリフレクタービットとどう違うのか楽しみだな」
本流外史の乳龍帝は赤と白を使い分けながら飛龍を使うらしいと知識では知ってたが、モノホンを見るのは初だけど正直言って俺にはいらん機能だ。こちらもあちらも本家赤龍帝としての力を持っている。
飛龍使う時の音声が『Reflect!』と鳴るらしく、色々と逸脱した力で戦ってる赤龍帝だけど俺的にはそんなの無くとも戦える俺だからだ。ドラゴンショットを撃ちながら避ける俺、例え飛龍使ったとしても遅くて欠伸が出てしまうわ。
「な、イッセーの攻撃を簡単に避けるなどアイツは何者だ!?」
「だから私の剣術の師だから避けて当たり前なのだよ、今頃あちらでは白龍皇同士の戦いをしているそうだけど」
『ヴァーリ気を付けろ!アイツは偽物ではなくまるでもう一体の私があちらにいる』
「分かっているが速すぎて追い付けられん」
「どうしたどうした、お前は歴代最強の白龍皇なのだろ?」
ヴァーリ対ヴァーリだが俺の知ってるヴァーリは禁手化してるけど、あちら側のヴァーリはクロックアップの速度の追い付けずにいた。パンチやキックを受け続けてるようだけど、目で追いつけないなら魔弾を撃ちまくってた。
乳龍帝とケツ龍皇は俺らの力を侮ってたらしく、赤龍帝の籠手が持つ禁じられし奥の手を使うらしく乳龍帝の胸部と腹部の形状変化で撃てるようになったロンギヌス・スマッシャー。
「ヴァーリ、あの野郎に一発入れておきたいから力を分けてくれないか」
「いいだろう。一発で決めろよ」
「へー、あちらはロンギヌス・スマッシャー撃つらしいぞ」
「受けてみてもいいのでは?きっとあちらは倒せると思ってるらしいし」
英文で『Longinus Smasher』と言って、これを撃つと極大オーラが放たれて一帯の空が赤くなるほどの威力で連発できない環境すら変化させてしまう禁断の力。一発撃ったぐらいで体力全部持っていく。
俺らで言うサテライトキャノンみたいな威力らしい、で、あちら側は防御魔法で身を守るみたいだけどこちら側は何もしてない。ヴァーリチームと英雄チームは見学してるだけだし、防ぐ事すらしてない事にあちら側のアザゼルは疑問に思ったらしい。
「防ぐ必要がないのならこれでも喰らいやがれ!」
『Longinus Smasher!!!!!!』
俺とヴァーリに向かっていく極太ビーム砲、だが俺とヴァーリはエクスカリバーで防ぎながら両断するように切断していく。そしてエネルギーを無効化させた隙の所為で無駄撃ちとなった事が勿体無い、目の前で打ち消した事で戦意消失したのか剣での攻撃に二人共壁に飛んでった。
壁に吹っ飛んだ二天龍を回復させる為に向かったけど、俺は敢えて回復させてやったのかミカエルとアザゼルは俺らの事が偽物ではない事を悟った。偽物ならこんな芸当は出来ないし、何より物的証拠が目の前に居るから。
「あれ?さっきロンギヌス・スマッシャーを撃った後なのに撃った前の状態になっている」
「俺も一瞬で壁に吹っ飛ばされたが、どうやらアイツらは偽物の二天龍ではなさそうだ」
「さて余興見せてもらったのでここまでといこうか、紹介しよう、私の剣術師範であり異世界から来た二天龍だ」
「異世界から来た証拠として生き証人だ、俺ら側では生きている姫島朱璃を連れて来たぞ」
「母様?」
「改めて自己紹介しよう、異世界から来た二天龍こと織斑一真だ。この剣もただの聖剣ではなくエクスカリバーだ」
エクスカリバーだと聞いて飛んできたあちら側のアザゼル、俺はハリセンでアザゼルをぶっ叩きながらミカエルにオーラだけを見せた。俺らが来た理由は単に興味があったからで、逸脱した力とやらを見て来たが可笑しな二天龍だと改めて知ったよ。
「で、何でサーゼクスとグレイフィアだけはお前らの事を知ってるんだ?」
「俺らで言う意識共有でな、こちら側の二人の記憶を共有したのさ。平行世界にはそれぞれのお前らがいる、俺ら側のは全て本流側のお前らとは違う力を持っている。その証拠としてこれだ」
「おいおいマジかよ、魂のみとなってるはずのドライグとアルビオンが現世にいるなんてな」
「これは俺の力によって身体を創った、で、一度神器に入れてから呼び出すと現世に呼んでも神器も使える」
ドライグとアルビオンを現世に呼び出した事が証拠となってから、俺らは改めて力を見に来た事とドウターに関しても話したがここには来てないようだ。だから俺らはいつかまた来る事を約束して母艦であるトレミー3番艦へ帰還。
「今回ドウターはここには来てないし、ゲートは先程まであったはずなのに消滅してしまったから用無しとなった。と言う訳で帰るとしよう」
「ドウターの戦える力を見に来たのに残念だが、また来る時には力は増しているのだろうか?」
「増してると思うぞ。最もアイツらがどう成長するのは知ってるけど、話したら面白くないだろヴァーリ」
「ああ。だがケツ龍皇だったか、アイツらの歴代残留思念は『ずむずむいやーん』と『アーシアたんのおパンティー、くんかくんか』と発して消えたとか」
「まさかお前の口から出るとは思わないが、俺らの中にいる歴代残留思念達は居る事を知らせるべきだったか。まあいいとして俺らの外史へ帰るとしよう」
今回は正史と外史の中間へ行き、物的証拠としてオリジナルの予言書を見せた事で納得していたトップら。故人だったはずの姫島朱璃も見たからか、あちら側の朱乃は泣いてばかりいたけど頭を撫でながら抱き着くと落ち着いて行ったらしい。
しばらく離れないままでいたが、こちら側では死んでる者なのでいつまでもくっついてる事も出来ない。またいつか会いにいくと口約束したけど、俺らはトレミー3番艦で月中基地本部に戻って報告書を作成して提出してから拠点(仮)の次元の狭間本家へと戻った。
ホントはアニメ側も行きたかったが、ゲートは閉まってしまっていけないし次はいつ開くか俺でも分からないから。まあいいやと思いながらクリスマスの準備をしようと思いながらオリジナルの予言書で更新されたページを見ていたのだった。
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