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ロクでなし魔術講師とWの戦士

作者:西森
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いきなりのY/最悪な結末

ヤング・ドーパントの手により子供の姿にされてしまったグレン

最初は子供であることを利用して楽しむがセリカの反応と自らの失態によりバレてしまう

そして再び現れたヤング・ドーパントより、日が暮れると二度と元には戻れないと言われ、更にセリカとリィエルが若返らないことをグレンがからかったことでショックを受けたヤング・ドーパントは学院の中で暴れるのだった。

「もう先生ったら余計なこと言っちゃって!! 」

「んなこと言ったって、あそこはからかうのが普通だろ! 」

「二人とも、喧嘩してる場合じゃありませんよ 」

「……お腹、減った 」

ドーパントを追いながらも揉めるグレンとシスティーナ、なだめるルミア、マイペースなリィエル

そして

「はたして、何が私を待っているのだろうな♪ 」

こっそり四人をつけるセリカであった。

一方

「ちくしょーっ!!俺を馬鹿にしやがって!! 」

泣き叫びながらヤング・ドーパントが学院を駆けていると

「うるさいぞ!!一体何を叫んでるんだ!! 」

ハーレイが現れた。

「き…貴様は学院に現れる怪人!? 」

「うるせぇ!!まずはお前から子供にしてやる!! 」

ババァッ!!

「う…うわあぁーっ!? 」

ハーレイはヤング・ドーパントの攻撃を食らってしまった。

その数分後

「先生、あそこに誰か倒れています! 」

「ちっ!第一の犠牲者がでちまったか!! 」

グレン達がハーレイの元に着いたのだが

「う…う~ん!? 」

そこには眼鏡をかけ、ふさふさ頭の少年が倒れていた。

「誰だこいつ? 」

「さぁ? 」

「……知らない 」

「このあきらかに俺をいじめそうになってる顔はもしかして… 」

グレンは倒れている人物が誰なのかわかってきたが

「あっ!先生、ドーパントです! 」

「なにっ!!ともかくこいつは後回しだ。今すぐ追いかけるぞ! 」

ハーレイを無視し、ドーパントを追跡するグレン達であった。

そしてグレン達がドーパントを追いかけ

ついに

「しまった!? 」

正門近くにてヤング・ドーパントを追い詰めた。

「観念しなドーパントめ! 」

「ちっ!? 」

「いくぜスリップ! 」

スッ!

ダブルドライバーを構え、変身しようとするグレンであったが

パッ!

「あれっ? 」

彼の手にダブルドライバーはなかった。

「しまった!?そういえばドライバーをどっかに置いちまったんだった!? 」

「何してるんですか先生!! 」

ダブルドライバーが無ければ変身できない。

困るグレンであったが

「……グレン、あれ 」

「んっ? 」

リィエルが指をさした先には

バァンッ!!

ダブルドライバーがあった。

「出かしたぞリィエル! 」

「……グレンに誉められた 」

すかさずグレンはダブルドライバーを拾い

「会いたかったぜスリップ!早速変身だ 」

『僕はフィリップだって!まったく、君は調子がいいんだから 』

「誰もいねえし、構わねえよな! 」

スッ!

グレンはドライバーにメモリをセットし

「変身! 」

ガチャッ!!

『サイクロン・ジョーカー』

ジャキンッ!!

グレンは仮面ライダーWサイクロンジョーカーへと変身した。

ただし、グレンが子供になっているため体はミニサイズであった。

「ちっさいままかよ!? 」

『能力的には問題ない 』

仕方がないのでこのまま戦うのだが

グレンは気づいていなかった。

「最近学院に謎の戦士がいると聞いていたが、まさか正体がグレンだったのか!? 」

セリカが見ていたことを

「もう一度食らわして赤子にしてやる!! 」

ババァッ!!

「うおっ!? 」

ヤング・ドーパントが繰り出す攻撃のせいで近づけなかった。

「ちっ!?スリップ、メモリを変えるぜ! 」

『わかった 』

ガチャッ!!

『サイクロン・メタル』

ジャキンッ!!

メモリを変え、今度はサイクロンメタルに変身すると

「ちょこざいな! 」

ババァッ!!

ヤング・ドーパントが繰り出す攻撃を

「こんなもん! 」

ブォンブォンッ!!

メタルシャフトを振り回すことで発生した旋風で弾き

「お前に返してやるぜ! 」

ババァッ!!

「ぎゃあぁーっ!? 」

逆にヤング・ドーパントに弾き返した結果

「ば…ばぶぅっ!? 」

ヤング・ドーパントは赤ちゃんになってしまった。

「とどめといくぜ!! 」

『マキシマムドライブ』

「メタルツイスター!! 」

ドカカッ!!

ヤング・ドーパントをメタルシャフトで叩きまくり

「ぎゃあぁーっ!? 」

ドッカァーーンッ!!

見事ヤング・ドーパントを撃破した。

その結果

ぼわんっ!!

「おっ! 」

グレンは元の姿に戻った。

「元に戻れてよかったですね先生 」

「あぁ、これでギャンブルができるぜ! 」

「まったく!あなたって人は!! 」

「……お腹、減った 」

だが、まだ問題が残っていた。

それは…

「グ~レ~ン~!! 」

「せ…セリカ!? 」

「私に黙って何かやっていたようだが全て教えろ。教えなければ… 」

バチバチッ!!

片手に魔力を込めるセリカ

「わ…わかった。教えるからやめて!? 」

仕方なく、セリカに教えるグレンであった。 
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