ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第六千八百四十二話 それは死ぬ恐れがある
第六千八百四十二話 それは死ぬ恐れがある
アイスランドが死にそうなお顔で言い切りました。
「マイナス十数度で暖房壊れてたら建物の中でも危険だよ」
「凍死な」
「それがあるな」
「うん、フランスみたいに裸でベッドの中に入ったら」
イギリスと他ならないフランスに答えます。
「朝にはってことも」
「マジで暖房壊れててもおかしくないからな」
「本気で言うが日本選手団の部屋はわざと暖房入れないとかあるかもな」
「今のフランスの言葉スポーツマンシップでは論外」
アイスランドはもっと死にそうなお顔になりました。
「下手しなくても相当厚着じゃないと風邪ひく」
「しかもあの食事ではないか」
スイスもおかんむりです。
「防寒の意味でも選手達の健康が心配であるぞ」
「あの、本当に今回の大会大丈夫ですか?」
次に言ったのはリヒテンシュタインでした。
「食中毒や寒さで人が死にませんか?事故も気になりますけれど」
「だからもう覚悟するしかないんだよ」
「次の東京はかなりいいと思うからその時を楽しみにしてろ」
もう今回のオリンピックは完全に諦めろとまで言ったイギリスとフランスでした、開会式を目の前にして。
第六千八百四十二話 完
2018・2・8
ページ上へ戻る