ヘタリア学園
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第六千八百三十八話 何度も言うがまだはじまってすら
第六千八百三十八話 何度も言うがまだはじまってすら
オーストリアさんはイギリスとフランスにこれ以上はないまでに懐疑的なお顔になって聞きました。
「集団食中毒が起こったとのニュースが入っていますが」
「大丈夫なのかっていうんだな」
「選手たコーチの人達は」
「そうです、ボランティアの人達の大量離脱といい」
「もうそれはな」
「自分で何とかするしかないからな」
これがイギリスとフランスの返事でした。
「どうしても心配なら自分で用意してくれ」
「そうするしかないんだよ」
「恐ろしい大会ですね」
オーストリアさんも心から思いました。
「食べものの時点でここまで不安要素があるとは」
「というかまだはじまってもいないのにこれだけ色々あるなんて」
ハンガリーもどうかというお顔になっています。
「凄いわね」
「ああ、食中毒にボランティアの人達の離脱に食いもの自体の質ってな」
「北朝鮮贔屓もあるしな」
「こんなのではじまったらどうなるのかしら」
気丈なハンガリーも心配になっています、今回の大会は欧州組は免疫がない分太平洋組より不安になっています。
第六千八百三十八話 完
2018・2・6
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