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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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9部 ViVid!
4章 インターミドル予選
   3回戦 観戦 ヴィヴィオVSミウラ 3R

 3Rが始まった瞬間リング中央での激しい打撃戦が始まった。
クリーンヒットを与えてるのはやはりヴィヴィオの方が多い
でも破壊力はミウラの方か
双方譲らずお互い押し返す感じで、仕切り直しの状態になった。

 その仕切り直しで改めてミウラが収束の構え
先ほどとは違って両手両足に収束してやがる
どの攻撃も一撃必殺の破壊力を秘めてるって言うのが分かる。

 ミウラが気を発した瞬間
その魔力量はリング内の基準魔力値をはるかに上回る
それにより、フィールドの防御結界が強化がされたほどだ
ヴィヴィオもわかっている様子で、しっかりとガードのフルドライブとカウンターに備えてるのが分かる。

 ミウラは収束の飛び道具を飛ばしたが、上手くヴィヴィオは回避しながらダッシュで反撃
それを今度はミウラが回避をして2発3発と攻撃をしているが、上手く技術で受け流している
収束攻撃で上手くガードされると焦りを呼ぶはず
不用意な連撃から本命の一撃を誘い出しヴィヴィオのカウンターの膝蹴り
そこから右ストレートで相手を吹き飛ばし、回し蹴りからのラッシュ
ミウラ自身もかろうじてガードをしているように見える
ミウラのガードが開いた瞬間ショートアッパー
それを読んでいたかのようにミウラは手のひらで受け止めた。
やばい、完全にミウラの距離だ!!
あれだけのラッシュを決められてたのに良く受け止めたなぁ。
ヴィヴィオの攻撃は軽いというけれど、
ほぼ急所攻撃だから芯から効くから見た目以上の破壊力はあるのに
俺が出てきたいと感じるものはある。

 ミウラのケリが腕に当たったのだが、
どうやら腕とあばらが骨折したみたいだ。
実践なら一発であれなんてえぐいな。
まぁ実際にはクラッシュエミュレートなんだけど、
今度は攻撃がミウラが仕掛けたのだが、上手くかわされ
お互い足元がふらついている。
お互い最後の余力をためて最期の攻撃に走った。

 抜剣の飛びまわし蹴りをヴィヴィオは上手く回避
ヴィヴィオのストレートがミウラに当たったのだが、強引にヘッドグリップして避けた。
そのまま懐に入りボディアッパーからの収束の回し蹴りが腹部に当たりヴィヴィオは吹き飛ばされて決着

「はぁ~負けたか!っ!!なのは!!」

「うん!!」

 俺となのははヴィヴィオの様子がおかしいと気付きお互い顔を合わせる
ヴィヴィオは変身魔法が解除されずに救急医療室に運ばれた。

「行こう」

「「「うん」」」

 俺となのは、フェイトはすぐさま医療室に向かった。
中に入ったらシャマルがきちんと治療をしてくれた。
コーチのノーヴェも付き添いでいてくれたみたいだ
どうやら無事らしい
ミウラの収束魔法を防ぐためにクリスは予備魔力まで使って変身が解けなかったらしい。
俺はその場でしゃがみ込んで安堵の息を発した。
みんなは伝えに行ったりして立派に動いているのに、
俺だけが何もできずに座っていた。

 ノーヴェとはやて、フェイトは関係者に無事の便りを伝えに言ってくれた。
シャマルは近くの病院の予約
俺となのはがヴィヴィオについている感じなのだが、はっきり言って俺は役に立っていなかった。

「綾ちゃん大丈夫?」

「あ、うん!自分の事だと大丈夫なんだけどねぇ、こんな状態で見せられるとね、びっくりしちゃったかな」

「大概病院のベッドにお世話になってるの綾ちゃんの方だしね」

「違いない。負けたのは残念だけど、よく頑張ったって思う」

「うん」

「俺自身すごくヴィヴィオの親であり、お姉ちゃんとして誇りに思うよ。」

「うん」

「俺もそろそろ準備してくるよ」

「ごめんね。見れないかもしれないけれど」

「うん、なのははヴィヴィオに付いてあげて」

「綾ちゃん頑張ってね」

「うん、行ってきます」

「行ってらっしゃい」

 俺は軽くなのはのほっぺにキスをして病室から出た。
自分の控室に行き準備をしだした。
誰も居ない事を確認してから、変身魔法でアヤ、クリステラに変身
そしてご飯に入る
弁当はタッパの中におじやとバナナ
おじやの中には梅干し
炭酸を飛ばしてのコーラ
女性の食う食べ物ではないかもしれないけれど、即効性の高いエネルギー食でもある。
そして食べ終わったら、なんだか俺自身も変な予感が起きているので
呼ばれるまで瞑想をして気分を落ち着かせる
なにかが起きる
そんな予感がずっと付きまとっていた。

 思念波で無事ヴィヴィオは目が覚ましたのと、
リオもバスターヘッドの番長に負け
小学生組は3回戦で全員敗北が決まった。
 
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