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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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9部 ViVid!
3章 春のオフトレーニング
   風雲 綾城 後半戦

 続く第2ステージは竜神の池
このゲームは、池の上の飛び石を使って向こう岸まで渡りきる。
池に落ちると失格。飛び石のうち半数はバネでつなぎ水面に浮いているだけのトラップであるが、踏んでも沈む前に走り抜けて渡れば可と言うゲームなのだが、コロナがすごい事をしてビックリした。
コロナ魔力制限がかかっている中、飛び石を全部固定してから進んでいった。
流石に最後の走者だったので、不問にしたんだけど、フェイトは沈む瞬間に次の岩に飛び移ったからこれもびっくり
雷光の女神の異名は伊達じゃない。
結局ここでの落選はキャロのみ
子供組落ちないのが不思議である
此処での細工は子供組よりもトラップが多いだけだった。
最初はシューター飛ばそうかと思ったんだけど、誰もクリアできないんじゃないと思ってやめたんだよね

 第三ステージはジブラルタル海峡
このゲームは下に落ちないようにバランスをとり、吊り橋を横断する
キャロが放つ金のバレーボールを挑戦者が受け取る。
ボールを落とした場合は、受け取り地点に戻って再び受け取らなければならない。
途中シューターで挑戦者にぶつけて妨害する。
流石に激しく、子供組もとうとう落選者が出た
コロナ、リオ、大人組ではティアナ、ルーテシア
そしてフェイトも落ちて行った。
フェイトは素早く受け取り、自慢のスピードで乗り切ろうとしたんだけど、そんなことはわかってるから、
受け取った瞬間に体に当てつつ、それと同時に橋にもシューターを何重にも当てバランスを崩してやった。
なのはは自慢の装甲でゆっくりと歩きつつクリアしていった。
アインハルトは片手で受け取り、シューターをはじきながら進んでいった。
脱落者の方たちに妨害を頼んだんだけど、少し甘かったかもしれない
俺が妨害したのはなのはとフェイトのみ
以外とビックリしたのは、安定した実力を出しているノーヴェだった。
本当はもう一つ予定をしていたんだけれど、最後のステージに招待する
結局残ったのが4人
約3割残っただけだった
大人組ではなのはとノーヴェ
子供組はヴィヴィオとアインハルトのみ
俺の予想だと大人組もう少し残ると思ったんだけどな・・・
昨日のアスレチックの疲れ方を見るとこんなものかとも思ってしまう。
ノーヴェはちびっこを見ながら自分もしっかりと鍛えていたんだろう
なのはも教導官だからなぁ

 後ろに張りぼてのお城があり、その前に生き残った人たちが集まった。
俺も城の方からゆっくりと歩き出す。

「結構残ったねぇ」

「綾お姉ちゃん結構ハードだったよ」

「よくヴィヴィオがクリアできたじゃん。格闘や戦闘に向いてない資質なのに、よく頑張ったね」

「ありがと」

 俺は敗北者席を見ながら言葉を発した

「それに引き換え、奇跡の部隊長のフェイト執務官は何脱落してるんだが・・・」

「それは、綾が邪魔するからで・・・」

「当たり前じゃん。フェイトは俺の一応の弟子だもん、あんなあからさまな方法で軽く抜けれると思ったら大間違い」

 フェイトは少し下を見ながらうなだれていた。

「ノーヴェやるねぇ。ノーヴェならヴィヴィオとか任せても安心、これからもノーヴェがやりたいのならよろしくね」

「はぁ、まぁ頑張ります」

 少しはにかみながら俺にそう言ってくれた。
本当に更生したナンバースは大多数がかなり変わったと思う
あまり変わらないやつもいるんだけれど、やはり全員変わったんだろう。

「アインハルトは自分から大人組にって言っただけあるね」

「ありがとうございます。」

「さすが教導官チーフのエースオブエースのなのはさん」

「ここまで激しいのは無いけれど、私たちもアスレチックっぽい訓練はするから、綾ちゃん最後のステージは?」

「生き残った全員対私で摸擬戦だよ。去年みたいに全員対私なんてやりたくないもん」

「綾ちゃん。あまり舐めてるとすぐに落ちちゃうよ」

「なら本気にしてみたら」

「綾ちゃん負けないからね」

「期待してるよ」



 
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