怪しい屋敷と謎の少女
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怪しい屋敷に突入
前書き
青鬼3難しすぎる…。もう、病院脱出するに10回死んでる。
“今更ながら”の設定
ひろし
主人公でありながら、隠れイケメンである。常に冷静で突っ込むときも冷静。極稀に叫ぶ。青鬼と会うことが多いのか…何かと遭っているせいなのか…霊感が付いてしまったらしい。
たけし
とにかくビビる(マナーモード)。彼の秘技は『たけし城』(説明するまでもないw)。みんなのいじられ役?でもある。
美香
女子にしては、それなりの力がある。卓郎が大好きで、卓郎に何かあったときは色々とヤバいことになる。
卓郎
イケメンキャラ。大抵、突っ込み役になることが多い。逃げるときにこけるのがお約束すぎて残念すぎるイケメン。
放課後になると、ひろし達は屋敷へ向かって行った…。
*
彼らの目の前には、木々がたくさん生い茂っていた。
「はぐれそうだわ…」
「はぐれたら絶対、戻れそうにないな」
「では、手を繋いでおいて、みんながいることを確認しましょう」
4人は手を繋いではぐれないようにしていた。
「それにしても…」
「どこもかしこも木…本当に迷うわ」
「な、なぁ………」
彼らは屋敷へと向かうために歩いていたがたけしがいきなり立ち止まった。
「なんだよたけし、まさかビビってんのか?」
「な…なわけないだろ!そ、それに…夜になるし帰ろうぜ!」
「そうかもしれないけど、ここまで来たのだから……って、冷っ!!!」
美香が何か言おうとしていたそんなとき、美香の顔に雨が一滴落ちてきた。タイミングが悪く雨が降り始めた。しかも、大雨だった。
「こ、こんなときに雨かよっ!」
「困りましたね…雨宿りできる場所を探すとしましょう……」
ひろしの考えで、みんなは手を離し、ダッシュで雨宿りができるところを探して行く。
「あっ!ま、待ってくれよ!うわぁ…行くって言うんじゃなかった………ガタガタガタガタ」
たけしはマナーモードになりながら、3人を追いかけて行った。
*
「雨宿りできそうな場所が見つかりませんね………」
「あの屋敷とは凄く、離れただろうな…」
卓郎はあの怪しい屋敷へ向かうことはできないと諦めていたが、たけしが「おーい!」と叫ぶ。
「どうしたんですか?」
「あそこに雨宿りできそうな場所があったんだ」
たけしは雨宿りできる場所を指で指す。3人は、たけしの指している方向を見た。それは、あの噂で広がっていたあの屋敷だった…。
「……!!あれが…私達が探していた屋敷…ですか……」
「気味が悪いわ」
「ひろし…どうするのか?」
「決まっています。風邪をひいたら大変ですし、目的地に着いたのです。中に入りましょう…」
ギイィィィ………
ひろしは扉を開ける。卓郎と美香は恐ろしそうな顔をしながら中へと入る。たけしは、マナーモードになりながら入っていた。
「お邪魔します…」
「…中もボロボロだな」
「相当使われていなかった屋敷みたいですね…」
美香は人がいないかと大声で叫ぶが、返事は返ってこなかった。
「もしかして…ボロ屋敷かな……」
「みたいですね。しかし、僅かではありますが…誰かがいるような感じがします…」
「まさか、住んでた人の遺体とかか!?」
「…そこまでは分かりません。ですが、誰かいることは確かです」
ひろしが言っていたことにたけしは霊じゃないかとビクビクし始める。そんなとき、後ろからギイィィと音がする。4人は咄嗟に後ろを振り向くが、既に扉は閉まっていた。
「くそっ!開かない!!」
卓郎は扉をガチャガチャと開けようとするが、扉はビクともしなかった……。
「や…やっぱここは、お化けがいる屋敷なんだ!そうだ、オレたちはこのまま閉じ込められて死ぬんだ!カダガタガタガタガタガタ」
「たけしが…マナーモードになっちまった…………」
「ねえ、窓を開けて出ることはできないの?」
「確認してみましょう」
美香は窓を開けることはできるだろうと考え、窓を開けようとする。しかし、窓もビクともしなかった。
「う、嘘でしょっ!?」
「ま、まさか………;」
美香は、窓があるところを全部開けようとしていたが、どれもビクともしなかった……。
「そんな………私たち……このまま…暮らして……行くの…?そんなの嫌だっ!!!!」
「美香、落ち着いて下さい!私達は永遠にいるわけではありませんから!」
「何でお前は冷静でいられるんだよ!俺達、死にかけたことが何回もあったんだぞ!それを分かって言ってんのか!!」
ひろしは、卓郎の強い言葉に彼の本性が出ていた………。
「……私だって、本当は…多少ではありますが…怖いと思ってます…。ですが、怖がっていても何も変わりません!私達は、ここから脱出できる方法があるはずです!だから、絶対に最後まで諦めないで下さい!」
「「「…!!」」」
3人は、ひろしの言葉に心を大きく動かした。どんなことがあっても、無事でいられたのは、諦めないてなんとかしようとするひろしの気持ちを理解した。
「そうだな。こっから脱出できる方法を探そう!」
「卓郎がそう言うんなら私もやるわ」
「2人共……!」
「…な……なら…オレも………諦めないで探す…」
「では、手掛かりを探していきますよ」
「「「おー!!!」」」
後書き
こうして怪しい屋敷から脱出するために、ひろし達は手掛かりを探すことになった。
「おっ、こんなとこにこんなものが、これは手掛かりになりそうだな」
「っ!!卓郎、逃げますよ!」
「ひろし、どうしたんだビビってんのか?」
「言っている場合じゃないですよ!青鬼がこっちにやって来ます!」
「なにっ…!?」
テ-ン テ-ン テ-ン テ-ン
「「「「ぎゃああああああああ!!!!!!!!」」」」
そんなとき、青鬼が彼らに襲いかかってくる。果たして、ひろし達は青鬼から逃げ切ることができるのだろうか!次回もお楽しみに!
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