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ヘタリア学園

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第六千七百二十六話  悪に染まったのか

第六千七百二十六話  悪に染まったのか
 ゴーマニズムの漫画家さんはかつてある新聞社を激しく攻撃していましたが今ではその新聞社の新聞に風刺漫画の様なものを描いてもいます。
 それを見てです、日本は妹さんに言いました。
「酷いものです」
「この新聞社は嘘ばかり書いていますが」
「それを批判していたというのに」
「今ではですから」
「私の今の上司の方憎しで」
 日本は漫画家さんの意図がわかっていました。
「それで、ですね」
「もう誰とも手を組む感じになっていますね」
「相手も同じですし」
 新聞社の方もです、この新聞社は非常に悪い意味で政治的な新聞社であるというのがもっぱらの噂です。
「それで、ですね」
「手を組んでいますね」
「これでは汚い握手では」
 漫画家さんがある雑誌に言われていた言葉です。
「かつて批判していた相手と手を組むなぞ」
「最近のこの人の傾向ですが」
「残念なことです」
 日本兄妹はその漫画家さんの漫画を見て心から思うのでした。


第六千七百二十六話   完


               2017・12・12
  
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