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狂いし王の叔父

作者:岐阜の人
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だが、心は日本人

 
前書き
私自身は今はガリア王国で公爵の人間として生きている、だが前世では紛れの無い「日本人」だった。

この世界に私の様な人間は居るのであろうか?私と同じ「転生者」と言う同族の方々は居るのだろうか? 

 
今私自身がすべき事は3つ有る。まず一つ目は「この世界と違う世界の物や人をガリア王国に引き入れる事だ」二つ目は「憑依者、転生者の方々とコンタクトをして親交を深め会う」そして一番重要なの三つ目は「甥であるジョセフを現代的な教育「(富国論、我が闘争、君子論)の統治者がスベキ学問や経済学」を話覚えさせて優れた統治者にさせる」事である。

 昔から、王より優れた親族の人間の末路は王に嫉妬や恐怖を与えたお(おかげ)で難癖付けて殺されるのがパターン化されているので有る其の一例をあげれば「関白である秀次の処刑事件」が挙げれられるだろう

だから、その優秀な親族の人達はどう対処したかと言えば「自分の子息に権力を譲渡をして自分の権力がもう無いと思わせる」、「バカの振りをして自分が王に害する力の無い人間だと悟らせる」、「王の従者と成り王の駒と成る」位しか自分自身の頭では考えられないので自分は幼少期から信頼できる人間として生きていこうと思う。

 さて、まだまだ私の弟のような存在であり私自身の血統上の、そして戸籍上のジョセフは赤ん坊だ。

そして、今できる事は同族探しと珍品集集だ・・だが5歳のガキで有る自分自身が果たして自分一人で出来るかと言えば答えはNOである、そう残念ながら当然資金と成る費用も維持費も持ち合わせて居ない。
 

そりゃまあ・・そうそりゃあそうだ、客観的に見て5歳の少年が急に「珍品集集をしたい」と言ったら例え家族が見ても「急にどうしたの?頭を角でブツケタの?」と言われて生温かい視線を向けられるのは確実だ。

それに子供がこんなにも重要性が有る話をしても誰も信用してくれやしない・・だから今の自分は客観的に見ても主観的に見ても「四面楚歌」である。

 さて、最後の手段は王である年の離れた兄に頼み込みをしなければいけない様だ・・さて最悪の話は日本古来から存在する「土下座」をしても叶えて貰うしか無いのだ

まあ其れが持たざる者の手段なんだ・・そうして私は王の謁見の許可を貰いうけ今自分自身が何を望み

そして其の珍品収集がガリア王国に益が来るのかを話して事細かく話したのだ・・そして兄は私が話した事を聞き終えて、一旦深呼吸をしてオーラを纏ってこう言った。

「其れでお前は何者だ我が弟は滅多に人と関わらん・・そして貴様は、どの様な手段で弟の姿をしているのだ」と虚偽は許さんと言う顔つきだった。
 
そして、私はその様な表情をする兄に対して自分はこう言った「残念ながらガリア王である貴方が目の前にいる人間は確かに母の血が違うが紛れもなく貴方自身の弟です
 
それに、仮に此の魔法による効果ならば普通に考えてここに来るまでの間に何人の人間が要ると思って要るのですか

だからこそメイジならマジックアイテムを使っているかどうかなんて、分かる筈でしょ其れでも

其れでも、もし信用できなければ・・そうあの爆発魔法を此処で披露しましょう、此の爆発魔法である正式名称の「虚無」はこの世に4人しか使えない筈です。

だからこそ爆発が起これば今王の前にいる人物は貴方の紛れもない弟です。」
 
 こういう展開に成る事なぞ百も承知だっし、そして「他人から聞きました。」と言えば安全に暮らせるし作戦も実行できるのである。

だがいつかはボロが出て今以上に冷たい目線が私自身の元に来る事なんて火を見るより明らかだ、だからこそ早めに疑いの芽を摘んだんだ

 そして、王は続けてこう述べた。「先程疑って済まなんだ。やはり王と言う職は人を狂わせてしまう物だ。それはそれでお前は何処からこの知識手に入れた。」と言った。それで自分は王に盗聴をシャットアウトする魔法を掛けてくれと頼んで王は私の指示道理に魔法を掛けてくれた。
 
やっと、やっと自分の前世が何なのかを他人に打ち明ける事が出来るのだ、この日が来るまで他人に打ち明ける勇気が自分には無かった。だから今日話せる相手が出てきた事は心の重しがダイブ取れるから子供を演技しなく済むんだ。
 
そして、私は王に自分は前世の記憶を持っていて前世の世界は「魔法使い」は迫害と処刑と家系の断絶をして人類は改革と革命をして国家連合と言う国と国同士が表面上は仲良くしている事を細かく話した。その話を聞いていて王は「所詮人は魔法が無くても国家を維持する事が出来る反面、魔法と言う便利な道具が無かったからこそ、ハルケギニアより多くの人間が軍事兵器で死んだか、人の世は真に血が蔓延る世の中か」と天井を仰いでそう呟いた。
 
そして兄は私がジョセフの魔法以外の教育を全て任せるぞと小さな自分の体に兄の大きな両手を乗せて来たので、私は「承知した。」と言ったら、兄は「子供がソンナ使うもんでは無い」と言ったので私は苦笑いをするしか無かった。

 そして、「王を育てた叔父」としてガリアの伝説に成るのはいつの頃に成るのであろうか・・それをこの世界を知るのは今は居ない
 
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