【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
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0226話『潜水新棲姫の攻略』
前書き
更新します。
あっぶな! 寝落ちしていたら今日の六時に起きてしまって危うく今日の投稿を書けないかもしれない状況でした。なんとか書けましたけど中身は簡素なものですからあまり期待しないでください。
第一海域『第二遊撃部隊、抜錨!』の作戦が終了したために私達は第二作戦海域『捷一号作戦、発動準備』へと移行を開始していた。
それによって第三艦隊での七隻での出撃が可能となったためにさっそくそのための編成を組もうと思う。
第一海域と同じく正規空母を含まない編成を強いられるために第一海域で使った志摩艦隊を再度使う形になるけどそれはしかたがない。
「それではこのわたくしにお任せくださいましね!」
今回第二海域でのギミックを解除するために熊野を旗艦に置いて三隈と同じく制空権を保ってもらうために使う役目を与えた。
それによって七隻編成で出撃できる事もあって少しだけ浮かれている感じである。
「それじゃ熊野。君だけがこの第二海域で初めて使われることになってしかも第三艦隊での七隻編成で初めて使われる身だからある意味実験的な立場だけどよろしく頼む」
「わかりましたわ。この熊野に任せておいてくださいね!」
「ああ」
次に潮へと視線を送る。
「それじゃ潮。対潜掃討の任も任せたよ」
「わ、わかりました。せい一杯頑張ります……」
少しだけ緊張した感じの潮。
それもそうか。改二になってからあまり育てていなかったこともあって対潜装備フル装備でも練度が少し足りていないのか先制対潜がまだできないから心配なんだろうな。
「潮。なにも先制対潜ができないからって悲観することは無い。それを言ったら昔はそんなのはなかったんだからな。ようは気の持ちようだぞ」
「は、はい! そうですよね! 頑張ります!」
それで少しだけ元気を取りもどした潮を見て私はよかったと思う。
それから後は他のみんなに視線を送って、
「それじゃ後は第一海域で活躍してもらったみんなで対応を頼む」
「お任せください。熊野の面倒はわたくしが見ますわ」
「阿武隈も対潜を頑張りますね!」
「右に同じくー。リベにお任せ!」
「まぁやるだけやってやるわ」
「まぁまぁ霞さん。そう邪険にならないで……この初霜も頑張りますね」
三隈、阿武隈、リベッチオ、霞、初霜も第一海域から引き続いて活躍してもらう。
「それではみんな。まずは潜水新棲姫を倒すことに専念してくれ。出撃準備を頼む」
「「「了解!」」」
みんなはそれで出撃していった。
……さて、このわたくしが出撃するのですから必ず制空権を獲得いたしますわよ!
わたくしはそう決意して三隈さんとの協力も兼ねて頑張ろうと思っていましたわ。
そしてさっそくとばかりに潜水艦の群れと接触いたしましたので、
「それでは先制対潜の皆さま、よろしくお願いしますわ!」
旗艦らしくそうみなさんにお願いしました。
それによってみなさんは返事を返してくれたのでわたくしも少しだけ良い気持ちですわね。
「それじゃ行きます! この阿武隈に従って爆雷を投下してくださーい!」
「「「はーい!」」」
阿武隈さんの指示で各自爆雷を投下していく光景を見まして、しばらくして懐中から潜水艦の破裂する音が聞こえてきましたのでおそらくほとんどを退治ができたのでしょうね。
こういう時はやはり先制対潜は便利ですわよね。
それでも取りこぼしが一体だけいたのか魚雷を放ってきますけど、
「潮、負けません! えーい!」
先制対潜はできないもののそれでも対潜値が高い潮さんが遅れて爆雷を放っていました。
それによって残りの一体も終わっていました。
「潮さん、やりましたわね」
「はい! 先制対潜が出来ないまでもそれでも潮も頑張ります!」
「えらいですわ」
「ありがとうございます、熊野さん……!」
潮さんをいい子いい子して頭を撫でた後に、
「さて、それでは三隈さん。次はおそらく空襲マスですわ」
「そうね。とびっきり戦闘機を積んでいますから頑張りましょうね、熊野さん」
「ええ。フフフ……制空権を確保するだけのお仕事ですから軽いですわよ」
そう言っている間にも空襲がやってきましたわね。
敵艦載機の群れがわたくし達に襲い掛かってきましたわ。
それでも、
「負けませんわよ!」
「ええ! 水上戦闘機達、お願いいたしますわ!」
三隈さんとともに戦闘機をカタパルトから発艦させていきます。
そしてそれは敵艦載機と接触をして華麗な動きで次々と落としていく様を見まして、
「さすがですわ!」
「そうね! やっぱり戦闘機はわたくし達に力を与えてくれますね」
三隈さんと喜び合っているところでどうやら制空権を確保できたらしいので、
「これでもう後は潜水新棲姫を倒すだけですわね! 後はお願いいたしますわ」
「わかりました! みんなー、頑張ろうねー!」
「「「はーい」」」
それから先へと進んでいきます。
途中で進路を選ぶことになりましたけど燃料の関係でもう道は限られていますので迷うことなく潜水新棲姫のいる場所へと進んでいきます。
そして遭遇する潜水新棲姫。
あの潜水棲姫と違って少しだけ愛らしいそのお姿ですけど見た目に惑わされてはいけませんわね。
わたくしと三隈さんで制空権を確保しつつも対潜係のみなさんの活躍を見ている事に致しました。
さっそくとばかりに爆雷を投下していくみなさん。
それによってことごとく潜水艦は駆逐されていきましたわ。
そして類に漏れず潜水新棲姫も見事倒すことに成功したのを見て、
「それにしましても……わたくしの出番もこれで終わりですのね。七隻編成をもっと体感したかったのですけど……」
「そうですね。でもまだこれから使ってもらえることもありますわ。期待しましょうね」
「そうですわね」
そんな感じでわたくし達は新たに道が開かれたのを羅針盤で確認しながらも鎮守府へと帰投していきましたわ。
後書き
装備編成さらし
熊野改二 Ro.44水上戦闘機×2、瑞雲12型、強風改
三隈改二 二式水戦改(熟練)、Ro.44水上戦闘機、瑞雲12型、二式水戦改
阿武隈改二 甲標的、四式水中聴音機、三式爆雷投射機
初霜改二 四式水中聴音機、三式水中探信儀、三式爆雷投射機
霞改二乙 四式水中聴音機、三式水中探信儀、三式爆雷投射機
リベッチオ改 四式水中聴音機、三式水中探信儀、三式爆雷投射機
潮改二 四式水中聴音機、三式水中探信儀、三式爆雷投射機
こんな感じで次は攻略艦隊を書いていきますね。
それではご意見・ご感想・誤字脱字報告をお待ちしております。
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