転生旅行
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第十部[機動戦士ガンダム物語]
一年戦争
外伝じゅうさん[ある技術者から見た世界]
前書き
前回のあらすじ
魔改造艦MUSAI
魔改造ZAKU
魔改造GANDAMU
魔改造HOWAITOBEESU
ホワイトベース隊 活躍がシャアの部隊壊滅のみ
連邦の量産技術は世界一
シャア 余裕が無さ過ぎてガルマを策略に掛けれない
ガルマ シャアと部下たちの決死な守りのお陰で死なない
ランバ・ラル隊全滅
主人公キレる
いやー驚いたよ。
いきなり神様が現れてさあ。
君をこれからロボット物の世界に転生させるから誰になりたいって言われて、
いや、私そんなにロボット物詳しくないからって思って、
なんとなーく覚えてた篠ノ之束の名前を出した訳だよ。
そしたら目が覚めたら赤ん坊になってたわけ。
ジオン・・・ガンダムかぁ
って思ったね。
容姿と才能は篠ノ之束なんだけど中身が凡人の私じゃん、
だから普通の人とも仲良くなれると思ってたんだけど。
マジで人を人として認識できないの。
言葉もなんかフィルターを通したみたいにかなりきつい言い回しになったし。
肉体が細胞レベルでチートじゃ無かったらかなりヤバかった。
だって
「おはようございます先生」
になった時はどうしたらいいんだって思った。
取り合えず頭脳を生かすためにジオンの工学学校を卒業したけど、
何処も性格の悪さのせいで受からない。
軍のメカニックになったんだけど誰も私を必要としなかった。
凹むなぁ
ドズル・ザビ中将からの命令で配属先が決まった。
モビルスーツを使用しての初の実戦で第五位の戦績をたたき出した英雄。
クロウ・ラル
初陣で28隻のの戦艦を沈め唯一無傷で帰還した異常者、
彼以上の戦果の人間は4人もいたが全員が転生者だった。
私原作詳しくないんだけどクロウ・ラルなんていたのかな?
まあ転生者って年齢が結構ばらけてるしもしかしたら、
転生者のせいで生まれた相違点かもしれないし。
実際私は無表情で戦闘を見ていたが、
宇宙を埋め尽くすレベルで戦艦が存在しているのには内心ではかなり怖かった。
あの中を無傷で生存ってどんなだろう。
正直あの戦闘生き延びただけでエース扱いしていいレベルの弾幕だったから、
あの中で無傷ってなるとほんとにおかしいと思う。
クロウ・ラルに初めて会った。
恐ろしく綺麗な人。
まあ束フェイスは嫌悪感丸出しで、
束ボイスはかなり罵り言葉をかけたけど彼は気にせず普通に握手して来た。
私こんなに優しくされたの初めて。
同じタイミングで彼の部下になる人間のリストを見て私は唖然とした。
え、彼の部下ってあれだ多分全員転生者。
某漫画の国民的アイドルとか某管理人さんとか某三国志の軍師とか某料理漫画のラスボスとか、
ロボット物の世界なのにロボット関係ない人間が結構いて笑えたけど、
どう考えてもまともに運営できると思えない。
え、これって不良在庫一掃セール。
お茶の水博士とか私でも知ってる研究者確かアトム作った人?。
後部隊員に彼より優秀な戦績を出した人間が3人もいた。
3人とも彼より年上なんだから隊長やってやれよ。
技術部は全員転生者って事が確定した。
全員私と同じで言葉が変換されてしまうらしい。
転生者のみが分かる苦しみを解ってもらえてかなり嬉しかった。
皆好き勝手に研究しすぎじゃない?
隊長がかなり必死に物資を本国に要求してるんだけど。
その内隊長の胃に穴が開きそう。
いやー凄いね、
隊長が模擬戦を隊員達とやってるんだけど。
一発も貰わないの。
ペイント弾だから問題ないんだけど隊長の機体だけいつも綺麗。
ああ、
戦績が低くても一番強いのは隊長なのか。
転生者たちはかなり悔しそうにしてた。
任務の度に隊長が馬鹿正直に部下の活躍を報告しようとするから、
他の転生者と相談してハッキングして情報を変える事にした。
こんな好き勝手出来る職場を離れてたまるか。
隊長が自分ばかり昇格するのに納得がいかないと抗議文を送ってるけどカットした。
部隊員が嫌がってるからね、
ある程度は良いけど佐官とかになると多分隊長と離れさせられるし。
普通に考えて、
どうやって隊長って物資を集めてるんだろう?
マジで謎。
本国にハッキングして調べた供給量より、
私たちが使ってる使用量の方が多いんだけど。
え・・・自腹切ってコロニーとかで購入してるのか。
ちょっと自重しようかな。
自重できませんでした。
いや確かに自重しようとしたんだよ。
研究したら物資が湯水の様に消えてくんだ。
艦の中の研究施設も全員で限界まで改造したし。
モビルスーツの性能もかなり高くなった。
正直ここに居る技術者が手を合わせたらこんなの簡単にできる。
隊長が中佐に昇格した。
正直ザビ家じゃないダイクン派の隊長はここが最大の階級だと思う。
まあ隊長自体はダイクンにあまり興味がないみたいだけど。
連邦がサイド7で新型機の開発を行っているという情報を得た。
ハッカーが多いから結構簡単に調べられる。
シマちゃん凄い優秀。
隊長に知らせると
「これって情報部の仕事じゃ?・・・まあいいか」
隊長は連邦の新型機を捕獲するつもりみたい。
私たちの機体じゃ不満なのかな?
シャア少佐の部隊と合流した。
シャアって確か拗らせすぎてロリコンとマザコンを併発した人だったよね?
隊長と結構親しそうに話している。
へー同期なんだ。
作戦について話し合っていた。
おいおい、
連邦の新型機ってモビルスーツなんだ。
ガンタンクとかガンキャノンの性能が低かったからかなり油断してたけど、
かなり高性能だな。
動き自体は全然なのに物理とビームを無効化する武装のせいでかなり厄介。
転生者のザ・ラスボスとかは結構簡単に戦ってるけど、
転生者の熱血少年とかは結構ダメージを喰らってた。
隊長がカバーに入らなかったら死んでたかもね。
隊長が打撃とかで中の人を気絶させて、
物理攻撃を続けてエネルギー切れをさせてから捕獲してた。
うん、やっぱり隊長強いね。
隊長が捕獲して来た機体をバラシて機体の解析をしていると隊長が、
「それ本国に提出するんだけど・・・・」
「え、元に戻す?」
「わかった。私は何も見てない。いいね」
少し勝手しすぎたかもしれない。
でも本国の盆暗どもに解析できると思えないんだけど。
解析が終わった。
連邦にもかなり優秀な技術者がいるみたい。
私達も本気で改造しないと下手したら隊長が死ぬかも。
本国に敵の新型を持って行くと隊長が大佐に昇格した。
そしてまた新しい人間を押し付けられたらしい。
全員転生者です本当にありがとうございます。
ドズル・ザビから私たち技術者の技術情報を要求されたと隊長から言われたので、
敵の新型に余裕をもって勝てるレベルの公開しても大丈夫な情報を渡した。
隊長が
「あれ、これって私たちが使ってる技術より低くない?」
流石隊長しっかりと技術も習得してるよね。
私たちの笑顔を見て引き笑いを浮かべながら。
「うん、わかったこれで誤魔化しとく」
解ればいいのだ。
私たちはザビ家にもジオンにも捨てられた人間の集まりだから、
この隊さえ残ってれば最悪ジオンが滅びても構わない。
次のミッションは月基地の制圧で、
味方の撤退と敵の補給を封じるのが目的らしい。
正直コロニーを2~3個落としたら勝てると思うけど。
月制圧戦で敵の機体をグラビティブラストで薙ぎ払ったら、
隊長が部隊を引き連れて嬉々として月基地を制圧しに行った。
隊長ってモビルスーツより生身の方が強くない?
月にはかなり潤沢な物資があった。
隊長に強請ると。
「あ、うん。全部は無理だけど何とかたくさんもらえるように交渉するよ」
それでいい
隊長の家族が死んだらしい。
あーあ、
これで最悪部隊員全員の生存が条件の亡命は封じられたか。
隊長がマジ切れしてる。
いつも飄々としてるパイロット達すら動けないレベルの威圧って。
正直私も怖かった。
隊長はガルマの坊ちゃんに一言いい、
シャアに一言、
隊長は副隊長に暫く留守は任せたって言って、
私達の作った専用機に乗って去って行った。
物量差でジオンが敗けると思ってたけど、
隊長の怒気を見ると連邦が滅ぶ未来しか見えない。
後書き
おや、
隊長はどこに行ったんでしょうか?
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