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英雄伝説~焔の軌跡~ リメイク

作者:sorano
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第136話(5章終了)

~光迷宮・終点~



「3体いるから、3組に分かれて各個撃破するぞ!ティア、行くぜ!」

「ええ!」

「2人だけでは手が足りないでしょうから、私も共に戦わせてもらいます。」

戦闘が開始されるとルークはティアとリースと共に一体の敵に向かい

「ユウナ、フィーちゃん、手伝って!」

「うふふ、しょうがないわね。」

了解(ヤー)!」

エステルはユウナ、フィーと共に2体目の敵に向かい

「では、我々は残りの一体だな。音に聞こえし”剣の聖女”の絶佳の剣、とくと見せてもらおう。」

「ふふっ、それはこちらの台詞よ。あのレンを育てた”剣聖”カシウス・ブライトの後継者たる貴方の剣、とくと見せてもらうわ。」

そしてリシャールとリーゼロッテは3体目の敵に向かった!



「オーブメント駆動―――――クロノドライブ!!」

「深淵へと誘う旋律――――トゥエ レイ ズェ クロア リョ トゥエ ズェ………」

ルークと共に戦い始めたリースはアーツで自分達の身体能力を上昇させ、ティアは譜歌を歌って敵にダメージを与えると共に怯ませ

「崩襲脚!雷神剣!秘技―――裏疾風!―――斬!!」

ルークは跳躍してからの蹴りから雷を宿した剣による突き、そして鎌鼬を纏った電光石火の2連続攻撃の連携で攻撃を叩き込んだ後最後に放った技によって敵から距離を取った。

「…………………」

一方敵は配下らしき、小さな蜘蛛を複数召喚した後、何かの力を溜めだした!

「行け!…………インフィニティスパロー!!」

それを見たリースは法剣の刃を分散させて縦横無尽に放って、配下達ごと敵を攻撃し

「魔を灰燼と為す激しき調べ――――ヴァ ネゥ ヴァ レィ ヴァ ネゥ ヴァ ズェ レィ………」

ティアは上空から光の裁きの雨を降り注がせる譜歌――――ジャッジメントを発動して配下達を倒すと共に召喚した親玉にダメージを与え

「弧影斬!!」

ルークは遠距離から斬撃波を親玉に放って追撃した。

「…………………」

一方何かの力を溜め終わった敵はアーツ―――ロストメビウスをルーク達に放ち、さらに連続してアーツ―――ティアラルを使って、自分の傷を回復した!

「堅固たる守り手の調べ――――クロア リュォ ズェ トゥエ リュォ レィ ネゥ リュォ ズェ………」

自分達にアーツが放たれた事に気付いたティアは絶対防壁の結界を展開する譜歌―――フォースフィールドを発動して自分達に対して放たれた敵のアーツ攻撃を防いだ。



「ハアッ!!」

「せいっ!!」

「…………………」

ティアの結界によって敵が放ったアーツによるダメージを受けなかったルークとリースは左右に分かれてそれぞれ攻撃したが、敵はダメージに気にする事なくはまた配下の敵達を召喚して、アーツを放つ為に力を溜めだしたが

「駆けろ、地の牙!魔王地顎陣!!」

ルークが敵陣へと飛び込んだ後剣を地面に叩きつけて地割れを発生させた後広範囲に溶岩を噴出させて配下の敵達を一撃で滅すると共に親玉の敵も攻撃し

「ノクターナルライト!魔を討つ力となれ、フェイタルサーキュラー!!」

ティアが短剣を投擲して敵の行動を中断させ、更に跳躍して続けて数本の短剣を投擲した。すると短剣は敵の周囲の地面に刺さった後光の衝撃はが発生して敵に追撃した。

「…………………」

ルークとティアの猛攻によって傷ついた敵は再びアーツを使って自分の傷を回復しようとしたが

「無駄です!!」

リースのクラフト―――アークフェンサーによって行動が中断された。

「大雪斬!連撃、受けな!斬魔飛影斬!!」

そこにルークが上空からの強襲攻撃から連携して瞬速の連続斬りを叩き込み

「破邪の天光煌く神々の歌声――――クロア リョ クロア ネゥ トゥエ レイ クロア リョ ズェ レイ ヴァ………」

ティアが悪しき存在を滅する光の十字架を発生させる譜歌――――グランドクロスを発動し、光の十字架をその身に受けた敵は消滅した!



「オーブメント駆動―――ゾディアック!!」

ルーク達が戦闘を開始する同時期、ユウナは物理攻撃力と物理防御力を上昇させる支援アーツを放って自分達の身体能力を上昇させ

「せいっ!!」

「排除する。」

エステルはクラフト―――捻糸棍を、フィーは双銃剣による一斉掃射をするクラフト――――クリアランスでそれぞれ遠距離から攻撃した。

「…………………」

「遅いわよ!うふふ………死んじゃえー!!」

一方敵は妖しげな霧で攻撃するクラフト―――邪悪な群れをユウナに放ったが、ユウナは素早い動きで回避した後反撃に大鎌を投擲した。

「せーの………やあっ!!」

そこにフィーが自分が持つクラフトの中でも攻撃力が最も高い限界突破の連続攻撃――――リミットサイクロンで追撃した。そして、フィーの攻撃が終わると3人の攻撃によって敵は到る所が傷ついていた。

「うふふ、さっさと殲滅するわよ、エステル♪」

「まったくもう………先行しすぎよ、ユウナ!」

敵の様子を見て大鎌を構えて敵に突撃していくユウナにエステルは呆れて忠告をした後、ユウナと共に突撃し

「せーの……インパクトシックル!!」

「ハァァァ………金剛撃!!」

「――――!」

それぞれ左右から力を溜めた同時攻撃を放った。するとその瞬間、敵はその場で爆発を起こした!

「きゃっ!?」

「痛っ!?」

「……………………」

敵の攻撃――ポイズンボムによって傷ついた2人は呻いた後、一端後ろに下がり、それを見た敵は上空から垂れている糸を使って、エステル達の背後に回り、攻撃を仕掛けようとした!

「させないよ―――シュッ!!これはオマケ。ポイっと。」

しかし唯一同時攻撃に参加していなかったお陰で敵の行動に逸早く気づいていたフィーが突風の勢いで強襲するクラフト――――スカッドリッパーで攻撃して敵を怯ませた後離れた場所からFグレネードを投擲して追撃し

「いたた……―――ブレス!!」

「ありがとう、エステル♪うふふ、さっきはよくもやってくれたわね。これはさっきのお返しよ……っ!うふふ、逃げられないんだから……!はっ!」

一方フィーが攻撃している間にエステルが範囲回復アーツで自分とユウナの傷を回復し、エステルにお礼を言ったユウナは膨大な殺気を纏った後大鎌を構えて敵に突撃して大鎌を思いっきり振りかぶった後大鎌を振るった!

「そ~れ♪」

そしてユウナが放ったSクラフト―――ユ・ラナンデスによって身体を真っ二つに斬られた敵は消滅した!



「弱点は空属性よ!オーブメント駆動―――……魔神連牙斬!!」

ルーク達、エステル達が戦闘を開始する同時期、クオーツ”天眼”を自身の戦術オーブメントにセットしていた影響によって自分達が相手をする敵の情報が判明したリーゼロッテはリシャールに助言をした後オーブメントを駆動させ、更に目にも止まらない速さで大太刀を振るって神速の衝撃波を連続で放って敵に攻撃し

「心得た!うおぉぉぉ~!」

リシャールはリーゼロッテの言葉に頷いた後、オーブメントを駆動させてからクラフト―――光連斬を放ち始め

「せいやっ!ふんっ!ダークマター!!」

止めの一撃を放ち終えた後さらに駆動が終わったオーブメントを使ってアーツで追撃し

「はぁっ!ロストメビウス!!紅蓮の翼よ――――鳳凰天駆!まだよ――――緋皇――――絶炎衝!!」

リーゼロッテも駆動を終えたオーブメントを使ってリシャールに続くようにアーツで追撃した後全身に鳳凰の闘気を纏って突撃し、更に即座に反転して”鳳凰天駆”の倍になる程の大きさの業火の鳳凰を纏って火柱を発生させながら再び敵に突撃して元の位置に戻った。

「………………」

「くっ!?身体の動きが……!」

一方敵は相手の動きを一時的に封じ込めるクラフト―――邪眼をリーゼロッテに放ち、敵のクラフトを受けたリーゼロッテは身体の動きが封じ込められた。

「………………」

それを見た敵はリーゼロッテの背後に移動して攻撃しようとしたが

「この程度!―――――猛招来!!」

何とリーゼロッテは膨大な闘気を解放する事によって自身を封じ込めた邪眼の効果を吹き飛ばした。

「秘剣―――裏疾風!斬!!」

続けてリーゼロッテは鎌鼬を纏った電光石火の2連続攻撃で敵に反撃すると共にその場から離れ

「はぁぁっ!!」

そこにリシャールが敵にクラフト―――光鬼斬を放って怯ませた!

「空破――――絶掌撃!!」

敵が怯んだ隙を逃さないかのようにリーゼロッテは瞬速の二連突きを叩き込み

「うおぉぉぉ~!」

リーゼロッテのクラフトが終わると敵の反撃を許さないかのようにリシャールはクラフト―――光連斬を再び放ち始めた!

「覇道――――」

その時リーゼロッテは膨大な闘気を大太刀に集束し

「せいやっ!」

「滅封!!」

リシャールが止めの一撃を叩き込んだ瞬間、集束した事によって極太になった闘気のエネルギーをレーザーのように解き放った!

「―――――――!!???」

リーゼロッテが解き放った闘気のレーザーによって身体に大きな風穴を空けられた敵は断末魔を上げながら消滅した!すると滅した3体の蜘蛛よりさらに巨大な蜘蛛が現れた!



「なっ!?新手!?」

「あれはまさか…………!」

新たな敵の存在にエステルは驚き、リースは真剣な表情になった。

「弱点は先程の蜘蛛達同様空属性よ!――――緋空斬!!」

”天眼”によって敵の情報を瞬時に解析したリーゼロッテは仲間達に助言をした後炎の斬撃波を解き放って攻撃を叩き込み

「仇なすものに聖なる刻印を刻め――――エクレールラルム!!」

「やあっ!フォトンシュート!!」

「えいっ!フォトンシュート!!」

リーゼロッテの助言を聞いたティアとユウナ、リースはそれぞれ詠唱や駆動時間が短い空属性の攻撃を次々と放って敵にダメージを与えた。

「せいっ、せいっ、せいっ……………!とりゃあぁっ!!」

「うおぉぉぉ~!せいやっ!!」

「せーの………やあっ!!」

「貫く閃光!翔破裂光閃!!」

エステルはカシウス直伝のクラフト―――百烈撃、リシャールはクラフト―――光連斬、フィーはクラフト―――リミットサイクロン、ルークはクラフト―――翔破裂光閃でそれぞれ怒涛の連続攻撃で追撃し

「ハアッ!ラストディザスター!!」

エステル達の攻撃が終わるとリーゼロッテは高火力の空属性アーツで追撃した。

「………………………」

「くっ!?」

リース達の怒涛の攻撃を受けた敵だったが、怯む様子は見せず反撃にクラフト―――邪眼をリースに放って、リースの行動を制限した後

「………………」

「うっ!?まだまだ未熟………です…………」

敵の体力を根こそぎ奪い、戦闘不能にさせるクラフト―――吸聖クブリエをリースに放って、自分の傷を回復すると同時にリースを戦闘不能にさせ、さらにフィーの背後に移動して、フィーを攻撃しようとした!

「甘い!烈空刃!!」

「うふふ………死んじゃえー!!」

しかしリーゼロッテとユウナがそれぞれクラフトを放ってフィーへの攻撃を中断させ

「排除する。」

フィーは双銃剣を一斉掃射して追撃を叩き込んだ。

「…………………………」

「きゃっ!?」

攻撃された敵はクラフト―――邪眼を今度はエステルに放って、リースを戦闘不能にさせたようにクラフト―――吸聖クブリエを放とうとしたが

「2度も同じ手は通じさせないぜ!烈破掌!凍っちまえ!守護氷槍陣!!」

ルークが闘気を纏った拳を敵に叩き込んで闘気を炸裂させて敵の攻撃行動を妨害した後続けて冷気を纏った武器を地面につきたて氷柱を発生させて更なる攻撃を叩き込み

「彼の者達を呼び戻す道標となれ――――リジェネレイト!!」

ルークが攻撃している間に詠唱を終わらせたティアは譜術をリースに放ってリースの戦闘不能を回復した!



「とっておきを見せてあげる!はあああ!たぁっ!」

一方エステルは自分自身にすざましい闘気を溜めた後、回転しながら跳躍し

「いくわよ!奥義・鳳凰烈波!!」

なんとカシウス直伝の奥義でありSクラフト―――鳳凰烈波を敵に放って大ダメージを与え

「………よしっ!!」

そしてSクラフトを放ち終わったエステルは棒を回転させた後、再び戦いの構えをした。

「ふっ、見切れるかな?」

「醒めよ!黄昏の地より呼び寄せし、流転の狼王!」

エステルのSクラフトが終わるとリシャールもSクラフトを放つ為に抜刀の構えをし、リーゼロッテは一瞬で敵に詰め寄って大太刀を叩き込んで自身の闘気によって発生した魔法陣で敵を捕らえた後大太刀に凄まじい闘気の炎を収束し

「斬!!」

「闢・魔神王剣!! 」

リシャールが神速の一撃を放つと同時に力を込めた一刀両断攻撃を解き放った!

「散りたまえ…………」

そしてリシャールが呟くと敵の身体から大量の血を噴き出し、更に敵の身体は真っ二つになった!刀したことさえ気付かせない神速の居合を放つリシャールのSクラフト―――残光破砕剣と”剣の聖女”と称えられているリーゼロッテが放つ絶佳の剣の中でも凄まじい威力を誇る絶技――――闢・魔神王剣によって敵は叫び声を上げながら消滅した!



「はあはあ………何なのよ最後のは………さすがに反則すぎない!?」

「他の3体より一際大きかった上、手強かったな………」

戦闘が終了し、疲労の影響で地面に膝まづいたエステルは息を切らせながら文句を言い、エステルと違って疲労している様子を見せていないルークは真剣な表情で呟いた。

「もしかしたら、先に現れた3体の蜘蛛の親かしら……?」

「ええ……あれは”ジグマ”…………三姉妹達の母親でしょう。しかし………何とか追い払えたようですね。」

ティアの推測に頷いたリースが説明をしたその時、何かの音がして封印石が3つ、リース達の目の前に現れた。

「そ、それって………!?」

「封印石………だね。」

「という事はその中に私が……」

「うふふ、今度は誰かしらね?」

「フム……しかし一度に3つとは、何か意味があるのだろうか?」

「……もしかしたら、次の”星層”に何か関係があるかもしれません。」

封印石に気付いたエステルは驚き、フィーは静かに呟き、それを聞いたリーゼロッテは驚き、ユウナは興味ありげな表情をし、考え込んでいるリシャールの疑問に3つの封印石を回収したリースが答えた。

「クク………相変わらずの鋭さだな。」

するとその時リース達の目の前に”黒騎士”が現れた!



「みゅっ!?あの人は”第三星層”の最後に現れた人ですの!」

「へっ………!?」

「黒ずくめの仮面の騎士………って事はお前が話にあった”黒騎士”か………!」

「あれが”黒騎士”……戦闘能力不明。最低でも、団長クラスと見積もった方がよさそうだね。」

黒騎士の登場にミュウとエステルは驚き、ルークとフィーは警戒した表情で黒騎士を睨んだ。

「黒騎士………性懲りもなく現れましたか。」

「フフ、神父の方はいまだ人事不省の身か。しかし”聖痕”の力を”外法狩り”にしか使えぬとは。クク………何とも虚ろで無様なことだ。」

「…………っ……………」

黒騎士を睨んだリースだったが、黒騎士の言葉を聞き、辛そうな表情をした。

「しかし、ここに辿り着くのはもう少し手間取るかと思ったが………どうやらこの”星層”にあった駒共はいささか規格外だったようだな。」

「あら………ということはユウナ達のことね。」

黒騎士の言葉を聞いたユウナは意味ありげな笑みを浮かべた。

「クク……”聖なる焔の光”に”最後のユリアの末裔”よ。長き時を得て、この”影の国”にて奇蹟の邂逅を果たした事によって、さぞ”それぞれの元の世界”に帰る事を迷っているってだろうと我が王も貴様達の心を楽しみながら想像していたぞ?」

「……………」

「みゅ~………」

「……っ!」

黒騎士の自分達に対する指摘を聞いたルークは複雑そうな表情で黙り込み、ミュウは悲しそうな表情でルークを見つめ、ティアは辛そうな表情で唇を噛みしめた後黒騎士を睨んだ。

「それと”剣の聖女”よ。憎き父の子にして、お前の兄でもあるかの”獅子心帝”の子孫とようやく邂逅した事で、今までの恨みを晴らす為に怒りと憎しみの刃をかの者に突き立てるか、もしくは迷うだろうと我が王も貴様の心を楽しみながら想像していたぞ?」

「………何の事を言っているのかよくわからないけど、私の”家族”は”死んだ母親達”とレンだけよ。」

(”獅子心帝の子孫”……父の子にして、兄……――――!まさか彼女はオリヴァルト殿下の………だ、だが、確か現在存在しているアルノール家の姫君はアルフィン皇女のみのはずだ……………レン君は一体どういう経緯で彼女と出会ったんだ……?)

黒騎士の問いかけに対して静かな表情で答えたリーゼロッテが黒騎士を睨んでいる一方二人の会話を聞いてある事を察したリシャールは信じられない表情でリーゼロッテを見つめた後真剣な表情で考え込んでいた。

「ごちゃごちゃうっさいわね!とっとと用件を言いなさいよ!それともここでやり合うつもりかしら!?」

「フフ、これは失礼した。では役目を果たすとしよう。…………―――次なるは『(えにし)の道』。過去の因縁に立ち向かいながら縁の駒を揃えるがいい。3つの異なる縁が重なれば、新たな道が開かれ、こことは似て非なる世界にて奇蹟の”絆”を結びし”双界の太陽”と光と闇の狭間に生きし覇王の娘にして滅びし里の花の魂の継承者たる”闇の白き花”、そして”本来の道とは異なる道”を歩み続けている英雄の一人にして3つもの大戦を僅かな期間で終結へと導いた”灰の剣聖”も手に入るだろう。さすれば『試練の道』へ続く道も開かれるだろう。まずは3つの異なる縁を開く”鍵”たる駒達を手に入れ、挑むがいい。…………確かに伝えたぞ。」

エステルに睨まれた黒騎士は不敵に笑った後、リース達に”影の王”の言葉を伝え、そして妖しげな光陣を自分の足元に現して転位して消えた。その後リース達は封印石の中にいる人物を解放する為に一端庭園に戻った―――――




 
 

 
後書き
ようやく5章が終わりました………6章は光と闇の軌跡同様完全オリジナルの話になり、”試練”篇は7章からです。そして6章は既にお気づきと思いますがとんでもない数のアビス以外のテイルズキャラが登場、パーティーインします!とは言ってもアビスと異なり、それぞれのテイルズシリーズで仲間になったキャラ全員は登場しませんが(汗)まあ、超豪華テイルズメンバーが揃うよりも黒騎士がネタバレしていった3人の方が6章で登場する超豪華テイルズメンバーよりもインパクトがあるかもしれませんが(ガタガタブルブル)ちなみに”ただの新妻”の参戦も考えましたけど、さすがにそれは色んな意味で不味いと思ったのでとりあえず保留中です(ぇ)それと今回の話でリーゼロッテが何者なのかほとんど判明したようなものですが、リーゼロッテの詳しい話に関しては菫の軌跡の後半(閃篇終了時あたり)にする予定なので、その時までお待ちください。 
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