ソニックX第二次 更新停止中
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流星雨の使者
星降る夜の出会い
ここはソニック達が暮らす場所グリーンヒル。
グリーンヒルは緑豊かで街や工場などもなくとてもイイ所だ。
そしてこのグリーンヒルの外れの海岸付近に家が一軒。その家の主はチームヒーローズの最小年メンバーであり一人で何でも作成してしまう子狐の マイルス”テイルス”パウアー ことテイルスである。
今まで彼が発明し一番活躍したのは トルネード だろう。
そして今日は十年で一度の流星群が見れる日で、彼は押入れから埃を被ったビデオカメラを引っ張り出して流星群を録画をしようとカメラをセットしていた。
「・・・・・・これでOK。でも記録するメモリーカードが無くてコンピューターにデータエクスポートコードを直接繋いだけどちゃんと撮れるかなー・・・」
さっきからこうやってビデオカメラとコンピューターの間を何度も行き来している。
なぜならこの流星群は毎回毎回見れるわけでは無いらしく、このグリーンヒルズ観測できるのは実に四十年ぶりらしい。
だから撮り逃すわけにはいかないのだ。
「・・・・・・あ、始まった。LEC開始」
テイルスはビデオカメラの録画ボタンを押した。
それと同時に部屋の中に戻り、コードが繋いであるパソコンを確認してきちんとテータが送られているか確認する。
「よかったー問題無いみたい」
パソコンのディスプレイを見ながらつぶやく。
ディスプレイの右半分には今まさに撮っている映像が、もう半分にはデータの送信速度やら、後は私達には分からないものが開かれている。
「・・・ん?」
テイルスは今まさに撮っている映像が映っているディスプレイの異変に気が付きベランダに出た。そして、1つだけこちらに近づいてくる流星が見てとれた。
「なんかこっちにどんどん向かってくるようなー・・・」
時間が経つに連れ段々大きくなってきた。
つまりそれはこちらに向かっていることに・・・
「・・・わわわわわ、こっちに落ちてくる!もしかしてぶつかる!!??」
アタフタしてる間にもどんどん近づいてくる。
「ど、どうしよう!!あんなのぶつかったら家なんてひとたまりもないよ!!!」
っと思ったがその流星は家をかすめて近くの空き地に落下した。
「・・・・・・危なかった・・・もう少し落下速度と角度が浅かったら確実に当たってたね・・・」
落ちてきた流星を見ながらつぶやく。でも、
「あーーーアンテナに当たったみたい。根元から折れちゃってるよ・・・」
家から少し離れた通信用のアンテナに流星に当たってポッキリに折れていた。
「とりあえず直すのは後にし・・・あれ?」
急に言葉が切れた。
落下直後は砂煙で良く見えなかったが、煙が晴れて見てみると明らかにただの流星とは違ったから。
よーく見ると真ん中に蓋のようなものが付いていてヒビが入っていた。
それを確認して直ぐに、2本のフサフサの尻尾を回してその場所に向かった。
知らない人に説明しとくが、テイルスは生まれたときから2本ある尻尾のことでイジメられていた。
が、音速のハリネズミこと ソニック”ザ”ヘッジホッグ と出逢い、彼に憧れ後ろを追うことで勇気と前向きな気持ちが持つようになる。
ソニックは憧れの対象だが、心の中ではいつかソニックに頼られるような存在になりたいとテイルスは願っている。
「君大丈夫!!?」
テイルスはコックピットから見える子に言う。確認するとしっかりと呼吸があり気絶しているだけのようだった。
だかその時テイルスは驚いたことがあった。
それは操縦者が自分と同じくらいの年齢の女の子だということだった。
そして五分後、テイルスの部屋にはさっきの女の子が頭と右腕に包帯を巻いて、ベットの上で寝息を立てていた。
その頃テイルスは、さっきの宇宙船をガレージに運んで両手にはスパナとドライバーを持って壊れている宇宙船の修理に取り掛かっていた。
だが自分の技術と同等か、それ以上の技術があった為に付けては外して、付けては外しての試行錯誤繰り返しながら一つずつ、一つずつゆっくりと、でも確実に修理をしていく・・・
そして完全に直し終わったときには夜が明け、ガレージに日の光が差し込んでいた・・・
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