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青いネコ型ロボットとか妖怪とかが居る平和な世界でのんびりしていたらヤンヤンな駆逐艦娘たちに襲われたお話

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一章 ~よくない予想はよく当たるもの~

 
前書き
大っ変遅くなりました。


いやーアズールレーンが楽しすぎてつい~


・・・はい、この小説は不定期更新です

今さら警告するもうなんでもない屑。 

 
「やーい、のび太の泣き虫ー!」


「やーい、のび太のマヌケー!」


「うあーーん!」


ある一人の男の子が泣かされている。


この子は幼少期の野日のび太、


のび太をいじめていたのはジャイアンとスネ夫だった。


この後普通ならまだ生きているのび太おばあちゃんに慰められるのがいつものパターンなのだが


この世界では少し、いや結構変わっていた。


「お前らそんなことやってて何が楽しいんだ?」


そう、この転生者である。


「ん?なんだお前?」


「俺はただの通りすがりだ」


「なんだよ、ただの通りすがりならあっちいけ」


「そうもいかねぇんだ。お前らのバカなことを見逃せないんだからなぁ。」


「なんだと!バカにしやがって!」


ジャイアンはその転生者に殴りかかってくる。


しかしそれを転生者はギリギリかつ余裕で避ける。


「うぁ!くそうスネ夫挟み撃ちだ!」


「わ、わかった!」


ジャイアンとスネ夫が転生者を挟む再び襲いかかる二人だがそれも華麗に避ける。


当然二人は激突し、転倒。よっぽど痛かったのか泣きながらどこかへ行ってしまった。


「おーい、お前大丈夫か?」


「う、うん、・・・えっと・・・キミは?」


「俺?俺は夏目良善(なつめりょうせい)ってんだ。」



これがのび太と転生者の出会いだった。




そして小学生になったときに天野ケータと出会った。


出会いかたはごく普通ながらも転生者にとってはかなり新鮮な出会いに感じた。







そして小学生3年生の正月、


ついにドラえもんとセワシに出会った。


セワシの話だと未来ではのび太は俺に迷惑をかけながらもなんとか生き抜いているらしい。


どうやら俺がいることで原作と大きく違うらしい。


最も将来ジャイ子と結婚するのは変わっていなかったが。



それから4ヵ月、ドラえもんと馴染んだ俺はある願いを叶えるためにあるたのみをいくつか頼んだ。


まず1つ目、この世界のネット動画投稿者になることだ。


じつは前世で発揮した能力を引き継いだのがいくつもある。


自分でも以外だったが、ピアノやギター、ドラムにトランペット、アカペラやイラスト漫画などの芸術や、


新体操に派手な格闘術までも習得していた。


それをネットに投稿して再生数を稼ぎ、お金を儲けると言う、前世でいえばユーチューバーである。


ちなみにのび太たちには儲かることは内緒にしている。


前世でも仕様は変わっていないし何よりやってみようと前世からずっと思っていた。


もちろん正体を隠すためにドラえもんに特性の服や髪の毛を加工したりしてもらった。


演奏する曲は前世で俺が気に入ったものやこの世界で良かったものを採用している。




試しに前世で気に入ってた曲をピアノで伴奏してみると、


なんと大盛況を受けた。



コメント欄には『天才が現れた』だとか、『神だ』だとかとにかく俺の動画を楽しんでくれた人が沢山いたのだった。


のび太やドラえもんもかなり驚いておりこれから一緒にどんどん投稿しようということになった。


もう1つの願いは、


銃の取り扱いである。


前世で俺が隠していた趣味で(監禁されてたときにバレたが)実物にはかなり興味があった。


ドラえもんには危険だと言われたが銃に関する知識を持っていた俺には説得に時間はかからなかった。


それで俺はドラえもんに、銃を一から作れる道具を頼み、そしてのび太の才能の開花などを楽しんだ。


それからというと動画の投稿をしながらのび太やケータなどの人物にも出会った。


ケータと森で虫取をしていたら妖怪執事、ウィスパーと出会ったり、じつは以前にジバニャンとも知り合ってたり、


埼玉にいってみればあの野原家と出会い一家全員と仲良くなれたり、


たまたま当たったチケットで美術館に行ってみれば、怪盗キッドやコロコロに出てたジョーカー、

ついでにルパン三世とも出会った。


じつは、ルパンと出会って感動したり、キッドを見て近くにコナンがいるのかと不安になったりしてた。


もっともコナンとは家族と旅行に出掛けたときに、不幸(幸運?)にも事件がおき、結局遭遇したのだが。





しかし本当に幸せだ。


なにも縛られることのない、


お金も動画を投稿することによって手にはいるし、とくに使い道はゲーセンでちょっと使ったり、ゲーム実況のためにソフトを買う程度だがそれでも楽しい、



自由がこれほど幸せだということは今まで感じたことがない、



本っ当に、ただただ幸せだ。






「どうしたの、良善くん?」


ん、あぁボーッとしてた。


「またかよー、昨日は叫んでたのに」


現在とある新体操場を借りて動画投稿のために練習して、今は休憩している。


今ではのび太たちだけでなくケータたちも一緒に動画投稿をしており、いつの間にか1人ではなくみんなでいろんな事をよくやるようになった。


「それにしてもどうしてあんなアクロバティックな動きができるの?」


まぁ・・・頭のなかで想像したのをその場で再現しているだけだから細かい説明は出来ないなぁ・・・


「そんなことが言えるなんて、やっぱ天才は違うなぁ」


天才なんかじゃねぇよ、俺は好きでやってるだけだ。


「好きだけであんな動きできないよー」


まぁ普通そうだろうな、


そんなテキトーな会話をしていたらジュースを買ってきたしていたドラえもんが俺に話しかけてくる。


「良善くん、キミの知り合いがお弁当を持ってきたって来てるよ」


はて、そこまでしてくれる友達はつくっていない、



ましてや正体を知っているのはここにいるのび太、ケータらだけなのだが、



まぁいい、偶然誰かに見かけたのだろう、俺はドラえもんにトイレに行ってくるから入れといてといった。



トイレに入っているとき改めて考え直す、

一体誰なんだろう、弁当を持ってくるなんてよほどの関係があるか、趣味で持ってくるかだろうかと思ったがやはり覚えがない。





・・・ふと前世のことを不意に思い出してしまった。




『はい、お兄さん、・・特性のお弁当よ、・・・・・ちゃんと・・の血液も入ってるから食べなきゃだめよ?』


『私も作ってみたんだ・・・・もちろん食べてくれるよね?・・・・・もし食べないんだったら・・・』



今でもやはり身震いする、


すぐに頭から振りほどき、気持ちを切り替えるドラえもんたちのところにもどる、




しかし顔を出す直前、聞き覚えのある声が、



『へぇー偶然みたんだ』


『そうなの!だから頑張ってるその子に作ってきたの!』


この声は・・・


『いやーあいつもホントに有名人になったもんだなぁ』


『本当にすごいのです。あんなことができるなんていつもスマホで見ているのです』


・・・っ!?この声と口癖は・・・!?



まさか、いやそんな



いるはずがない、いやまずこの世には存在すらあり得ない・・・!




別人だということを願いながら顔を出す・・・・


しかしそこには、



あり得ない現実が━━━━━

























「あっ!ねぇあなたに弁当を作ってきたの!すごいでしょ?」



「つい見かけたものだからね、みんなで作ってきたんだ」



「これからも沢山作って上げるから一杯食べて頑張ってね、もしくじけてもこれからは私がいるからね!」



「いつかよかったら一緒にどこかに出掛けたいのですが、・・・勿論優しい良善さんなら来てくれるのですよね?」






第六駆逐艦、暁、響、雷、電が、


信じたくない現実と、再開してしまった。 
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