ドリトル先生と春の花達
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第三幕その五
「とんでもないことになるよ」
「間違ったことを言ってたりするから?」
「だから?」
「意識しないで言うならいいけれど」
その間違ったことをです。
「中にはわざとね」
「事実と違うことを言ったり?」
「そんなこともしてるの」
「視る人を最初から騙すつもりで」
「そんなこともするんだ」
「うん、そんなこともあるから」
日本のテレビではです。
「余計に注意しないといけないんだ」
「ううん、悪質だね」
「何も知らない人を騙そうとするなんて」
「それって詐欺じゃないの?」
「もう完全にね」
「僕もそう思うよ、そんなことをしたら」
紅色のとても奇麗な梅を見ても浮かないお顔になる先生でした。
「何が事実かわからなくなるね」
「嘘を放送したらね」
「そこから事実を知りたい人が嘘を信じるからね」
「絶対にやったら駄目よ」
「それは許されないことだよ」
「日本は普通に新聞や雑誌もそうしてくるから」
意図的に嘘を書くこともです。
「だからね」
「余計に危険なんだね」
「日本のテレビや新聞については」
「視たり読む人を騙そうとしてくるから」
「そんなことをしてくるから」
「うん、どうもね」
先生は今度は白い梅を観ました、こちらも凄く奇麗です。
「日本のマスコミは嘘を百回言えば真実になると思っているのか」
「嘘は嘘なのに?」
「そんな考えなの」
「それで何も知らない人を騙そうとする」
「そうした人達なんだ」
「嘘のゴリ押しだね、マナーも悪いしね」
マスコミの人達のです。
「日本は学校の先生とマスコミの質は物凄く悪いい」
「嘘吐きと犯罪を犯す人の集まり?」
「本当に酷いわね」
「そんな人達がテレビや新聞にいたら」
「とんでもないことになるじゃない」
「だからなっているんだ、日本では特にネットもチェックしないと」
テレビや新聞だけでなくです。
「事実はわからないんだ」
「それないよ」
「もう何ていうか」
「酷過ぎるわ」
「温暖化にしてもそうだなんて」
「僕は学者だからね」
その立場であるからだというのです。
「真実を書かないとね」
「そうだよね」
「さもないとどうしようもないから」
「学者さんは嘘を言ったらいけないね」
「先生もそのことは気をつけてるわね」
「うん、事実が違っていたらそれを認めるんだ」
例え自分が発表したことでもです。
「このことも大事だよ」
「そうよね、人は間違えることがあるし」
「その時はしっかりと認めて」
「それでどうするか」
「問題はそこよね」
「うん、人は間違えることもあるよ」
例え真実を書いて主張しているつもりでもです。
「そしてその時はね」
「自分の主張の間違いを認める」
「それが大事ね」
「例えば恐竜の姿はね」
大昔のこの生きもの達にしてもというのです。
「色々変わるんだ」
「あっ、そうなの」
「恐竜の姿もなの」
「色々変わるの」
「そう、説によってね」
そうだというのです。
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