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ヘタリア学園

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第六千六百三十一話  イスラムまでも

第六千六百三十一話  イスラムまでも
 シチリアを巡ってありとあらゆる勢力が入り乱れている中で南からでした。
 見慣れない船を見てです、ロマーノはイタリアに言いました。
「何だよあの船」
「また新勢力かな」 
 イタリアはすぐにこう考えました。
「何かエジプトかチグリス辺りでイスラム教って出て来たらしいから」
「イスラム教?何だよそれ」
「豚肉を食べない宗教らしいよ」
 この時はイタリアもこれ位しかイスラムへの知識がありませんでした。
「最近凄く元気らしいんだ」
「その連中がシチリアを狙ってきてるのかよ」
「そうじゃないかな」
「今度は宗教が違う連中かよ」
 憮然として言うロマーノでした。
「何でシチリアってこんなに狙われるんだよ」
「だって地中海の要地だから」
 もうこれに尽きます。
「それは仕方ないよ」
「要地ってのも厄介だな」
 嫌なお顔になって言うロマーノでした、ですがイスラム教徒は地中海においても勢力を拡大していくのでした。


第六千六百三十一話   完


                2017・10・26
 
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