魔法少女リリカル☆イリヤ
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Staynight編『勧誘』
「....」
「相変わらずいい食べっぷりだなセイバー」
「まぁ腹が減っては戦はできぬというじゃないか。あ、醤油とってくれ」
豆腐にかける。このくらいかな?
「柳洞寺に魔力が集まってるのね?」
「あぁ、彼処はある意味ここの中心点だ。地脈を利用するなら最適な場所だ」
「確かにそうですね。」
「ガス漏れの件もそこにいるやつの仕業だろう」
「いや、サーチャーを斬るようなやつにあんな大業できるとは思えない。今会ってるのはセイバー、アーチャー、ライダー、ランサー、バーサーカーだ。それなら後は判るだろう」
「じゃあ敵はアサシンかキャスターって事ね?」
頷く、そして
「恐らくキャスターだろう。アサシンに街の人達から離れた場所から命を吸い尽くす力があるとは思えない。」
「なら今から行こう!ソイツを倒したら後はバーサーカーとランサーだけだろ?」
「そんな簡単な話じゃないわよ。まぁ早く倒すのは賛成だけど。これ以上魔力を貯められたらどうなるか...」
「セイバークラスの持つ対魔力ならあるいはなんとかできるでしょう」
「それは私の台詞です!ライダー!」
「まぁまぁ、それじゃあ行くか!」
歩いて柳洞寺にまで行く。理由は柳洞寺には特別な結界が張られてるからだ。俺は普通の人間だからいいがセイバーやライダーは正門からしか通れない。だから正門から入るが...そこには...侍が立っていた
「ほう、サーヴァントが三人...これは私も分が悪いか」
「貴方がキャスターだと言うのか!」
「いや、この身はただの剣使いよ」
「それじゃセイバーなの!?」
「そうであればどれだけ嬉しかった事か。だが生憎そうもいかなくてな。アサシンがサーヴァント、佐々木小次郎!セイバーと打ち合いたくて現界したようなものよ」
「このサーヴァントの相手は私がします。ですから先に」
「...分かった」
そう言うと走って石段を上がっていく
「....」
「どういうつもりだアサシン?貴方は門番では?」
「何、客は止めるなと言われてるのでな。それよりも死合おうか!」
「ハァア!」
「ここがキャスターの根城」
「えぇそうよ」
何処からかけられたのか声が、見るといきなり目の前にローブの女性が現れた
「率直に聞く。新都のガス漏れ事件はお前の仕業だな?」
「えぇ、ガス漏れなんて言われてるけど実の所ただの魔力の吸い上げよ。それよりもアーチャー、ライダー?貴方達を態と入れたのは理由があってよ?」
「だろうな。じゃなけりゃアサシンが俺達に襲いかかっていた。で、その理由とは?」
「簡単な話よ。...私の仲間にならない?」
「...」
「勧誘か...それで、みあった条件なのだろうな?」
「総刃!?」
「何を言ってるんだ!?」
二人が驚く。ライダーは黙ったまま
「えぇ、私に協力すれば聖杯を分け与えてもいい。貴方の力は目を見張るものがあるわ。バーサーカーを殺しライダーを倒しランサーを撃退してみせた。更には魔法を使ってみせた。それでいて苦もない。これ以上の上玉があるものですか」
「監視されていたか...だが関係ない人を巻き込むお前に協力するとでも?まぁお前がこれ以上関係ない人達を巻き込まないなら考えてやってもいい」
「貴方何を!」
「あら、意外ね、てっきり断ると思ってたのだけれど...でも無理な話ね。私の魔力源ですもの」
「そうか、なら交渉決裂だな。じゃあ行くぞ!」
俺が走って斬るがキャスターは霧のように消える
「貴方程度の斬撃が聞くとでも?」
ここは鏡面世界じゃない。だからあの時の戦略は使えない。というよりも理性のあるキャスターにあの手が通用するとは思えない。ならどうするか。空間転移が厄介だ。ライダーじゃどうしようもないだろう。俺一人でどうにかしないとな。でも倒すすべがない。前の世界ならキャスターの攻撃なんてもろともしなかっただろうがいま交差できるのはイリヤやクロ達だけ...クロ?...そうか。その手があったか
「汝!理を破りし者!交差!クロエ!」
「お得意の別の力かしら?でもそれで私に通用するかしら?」
「さぁ...な!」
干将莫耶を使って斬りに行く。もちろん利かない。だが限界があるはずだ
「これはどう?」
っ!避けるしかない!後ろに下がりついでに投げる
すると体に重みが
重力操作か!それなら俺のスキルを通り越して入るが
「どう?動けない気持ちは?」
「...せ」
「あら命乞い?」
「戯け!躱わせと言ったのだキャスター!」
「?っ!?」
キャスターの両翼が斬り落とされる。ここからだ。
「投影──開始───偽・螺旋剣!」
「キャアアアア!!?」
今ので倒せたとは思っていない。だからこそ追い討ちをかける
「ルナミラクル!」
青一色に染まる。そして
「ハァッ!ハァッ!分身!?」
「インフィニティスラッシャー!!」
斬り過ぎる。そして二人目の俺も斬り過ぎる。三人目も、それが無限に繰り返される
「止めっ!」
いつ頃だろうか、キャスターに余裕がなくなったのは。そして鮮血が上がる
「カハァッ!?そんな...あれだけあった魔力が...」
「エンデに比べたら全然だったな。終わりだ!終わりから彼方へ届く光の粒子!」
胸からのビームにキャスターは塵一つ残らず消えた
「...」
「やったのか...?」
「メチャメチャですね。私と戦った時は本気ではなかったと」
「帰るか」
石段を降りていく
「アサシン、キャスターは倒した」
「そのようだな」
「それでどうする?このままだと三対一を受けるが」
「できればセイバーとの果たし合いを...」
「セイバー...どうなんだ?放っておいてもアサシンは消える。お前の気持ちで決めろ」
「...アサシン、決着をつけましょう。先程は無礼をした。ですが次は本気で行く!」
「フッ、ならば我が剣技...再び受けるといい!」
上から見下ろす。二人の決着を見るために
「...」
「...」
アサシンが構える。あまりにも長すぎるその剣を持ち、そして
「秘剣!」
「...!」
「燕返し!」
「...」
セイバーはアサシンの後ろ。アサシンの攻撃はモードレッドになった時に受けた攻撃と同じものだ。セイバーはあの時と同じ避け方をした。故に
「...フッ」
アサシンに鮮血が舞う
「...貴方の剣技...しかと見た」
「私もまだまだだな。ではなセイバー、そして機会を与えてくれたアーチャーよ」
「...あぁ...また何処かで」
残るはバーサーカーとランサーだけ!
後書き
何か要望があればやりますよ。でも今はStaynight編なので元の世界に戻ってからですね
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