魔法少女リリカル☆イリヤ
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高町家
前書き
雨うるさいなぁ
「なのはが帰ってくる♪」
桃子は楽しそうに家を掃除していた。久しぶりに娘が帰宅すると言ってるんだ。嬉しいのは当たり前だろう。そして恭也もそれを聞いて帰国したりと色々だ
「お邪魔します」
「ただいまー」
「あ、なのはと...この声は総刃君ね?はーい」
総刃は移動用としてよく身内に使われる。総刃がする転移には制限がかかっていないからだ
「おかえ...り」
「こんにちは!高町ヴィヴィオ7才です!」
「高...町!?」
「桃子さんこれには理由があるんです。な?ヴィヴィオ?」
「うんパパ」
「パパ!?」
なんか誤解招いたかな...でも今日というか実家廻りに対しては嘘をつかないと決めたし
「えっとですね」
「7才...という事はなのはが13の時に産んだ子!?」
「いや落ち着いて聞いてください。養子ですよ」
「あ、あぁそうよね。普通に考えたらそうよね。ごめんねヴィヴィオちゃんなんか勘違いしちゃった」
「?」
「それとその...今日帰って来たのはヴィヴィオと...なのは達との関係についてです」
「ヴィヴィオちゃんは分かるけどなのは達?まぁいいわ。上がって」
お邪魔しますともう一度軽く言うと上がる
「えっとなのはと結婚します」
「えぇそうじゃないと怒ってたわ」
「な!?母さん!」
「分かってる。貴方の気持ちは痛いくらい。でも総刃君にはなのはを守れるだけの力があるわ...でも総刃君いつ帰って来たの?なのはからは死んだって聞いてたけど」
なのはを見る。目をそらされてる事から多分俺が次元漂流してる間に報告したのだろう。大々的に俺が死んだと告知された日に
「えっと遠くに行ってて、気づいたら246日経ってまして。それで今まで六課、俺の働いてる所に戻って一ヶ月間溜まってた仕事といなくなってからの事後処理をしてました」
「そうなの...聞いた時ショックで倒れそうになったわ」
「すみません。それともう1つ報告しないといけない事が」
「...」
「あ、えっと...なのは。やっぱり恐くなってきた」
「ヴィヴィオのパパなんでしょ?しっかりしないと」
う、それを言われると返す言葉もない
「...他にフェイト、すずか、アリサ、シュテル、イリヤにクロに美遊と結婚する事になりました」
「...え?」
「...なん...だと?。二股どころか」
「いえその」
「フェイトママは今日一緒に来なかったけど何かあったの?」
ヴィヴィオの純粋なその質問が痛いなぁ。涙が出てくるよ。恭也さん怒ってるし桃子さんは何とも言えない顔だし
「そっかー、なのはに先越されちゃったかー。それにしてもハーレムだねぇ」
「美由紀さん言わないで下さい」
いつの間にか帰って来てた美由紀さんには現実突きつけられるし
「なのはが...結婚!?」
今!?というか危ない!?刃物持ってボケッとしないで下さいよ!と言いたいがそんな空気ではない。ここではっちゃけられる馬鹿はそうはいないだろう。この重たい空気で
「...愛してないという事か?」
「いえちゃんとなのはの事は愛してますし想う気持ちもみんなおんなじです」
「じゃあ何故そんな事になった?」
「俺がはっきりしてないからグダグダ関係が続いていつの間にか結婚詐欺にあいみんなと結婚する事になってました。今では反省しています。だからその小太刀を閉まってもらえないでしょうか?ヴィヴィオの教育的に悪いので」
プルプル震えている手を落ち着かせる恭也さん
やばい、俺言葉間違えたら死ぬ!
「?パパ真っ暗?」
ヴィヴィオの目を隠す。あんまり刃物とか見せたくないんだよな。でも魔法の世界にいたらいつか見る物だしただの先送りだろうけど。
「そうだな、子供がいるなか、しかもなのはの子供と来た」
「俺の子供でも」
「うるさい、俺は認めん!なのはが幸せになれないのなら貴様のハーレムなんぞに入れるつもりはない!」
わー、シスコンここに極まれりだよ。どうする...そこでなのはから念話が入る
『お兄ちゃんスイッチ入っちゃったら止まらないから...倒した方が早いよ?』
『倒すって...妹さんはもらっていきます!ってか?それはそれで恥ずかしいけど』
『そういう所見たいな~...なんて...』
『...はぁ、分かった。仕方ないから戦ってやるよお姫様』
「分かりました。では試合をしてください。それで俺が勝ったらなのははもらっていきます。ですが負けたら潔く諦めます。ヴィヴィオも...どうです?ベッドした物はデカいと思いますが」
「そうとき「待つんだ」父さん!?」
「その話私も混ぜて欲しい」
...ふぁ!?え、二人が敵?冗談...冗談だよね!?
「私達は「真剣で構いません」...本当にかい?」
「覚悟してるつもりです。あまりヴィヴィオに見せたいような事ではないですが」
「分かった。道場の方に来るといい」
後ろから刺されそう。こんな気持ち初めてだよ...当たり前だよ!こんなの日常にあってたまるか!どんな殺伐とした世界だよ
「ではどこからでも、俺は魔法を使わないと約束します...ただ反撃はします。もちろん怪我しない程度に緩めで。それから不意打ち結構、お二人でかかってくるも結構...好きなようにしてもらったらいいです」
「舐めた事を...父さん?」
「相手は世界を救った人間だ。そう簡単に倒せる話ではないだろう。」
「そうだね、ただの人間じゃないのか」
せめて耳打ちをして話してくれませんかね。丸聞こえなんですが...
「ならば彼にはない物...連携で倒すしかない」
「...行くぞ!」
「どうぞ?ゼロ、魔法オールカット」
[本当にか?どうなっても知らないぞ]
何、策があるからやってるまで。ただの考えなしではないさ。といっても始まってるから念話は使えない物だが
横斬り...軽い一振りだが避ける範囲がしゃがむかジャンプ程度...だが
「な!?」
小太刀はいきなり波を打つ感じで上に上がりその隙間に俺は入りまた小太刀は下に戻り俺の軌道線上に
軽く攻撃を上に逸らしただけ。その小さな行動で簡単に死ぬのを回避できた...まぁこの人相手にはちょっと馬鹿だったかもしれないけど
なんとか目で追える速度だし大丈夫だ
「なるほど」
今の一撃だけじゃなく次の一撃も囮と
恭也さんの位置が明らかに次の一撃に対しての動きだ。それに加えて...お義父さんの陰に隠れる感じ...そうなると目視は難しいな
「っ!?」
マジで殺しにかかってるし!?今の当たれば即死レベルだぞ!?脳天めがけて小太刀下ろして...
「はぁっ!」
「ふっ!」
「また躱わされた!?」
今度は小さくバク転をして避ける
突きの攻撃だからだ。だがそこから追い打ちをかけるように
「...!」
「食らえませんね」
背中が地面を向いてる時に攻撃を受けた為避ける為にはまず状態を変える、猫のようにくるっと回ってお腹が地面を向くように、そして握ってる拳を押して後ろに移動する。
「だが!」
壁際、次でというかもう既に避けるスペースはない
そこで二人の逃げ場を失わせる攻撃、上段と下段の二段攻撃を互いに繰り出してくる。俺はそれを態と壁まで行って飛び回避する。その際に服が破けるが別にいい。お気に入りって訳でもないし
「はぁ!」
後ろ蹴り...もうこの状態だと何もできない...だけど!
「...」
「魔法!?降参と「いえ」!?」
「俺が使ったのは魔法ではありません」
「じゃあなんだと...まさか聞いていたが魔術!?」
「はい、俺は魔導師でありながら魔術師でもあります」
「なるほど...それでいざと言うときは対処すると」
「...」
「負けたよ」
「!?父さん!」
「相手が大きすぎる。個人と戦ってるのに世界を敵に回してるようだ」
「っ!この!」
まだ諦めずに攻撃してくる恭也さん。俺はそれを呆れもせずにただキュアリングと呟き受け止める
「...」
「...俺の負けだ...確かにこの強さなら魔法が使えれば世界を救える」
カランと金属音が鳴る、ふぅ、と息をするとヴィヴィオの方を見て手招きする。ヴィヴィオはトタトタと歩いて来て俺に抱きつく
「俺はヴィヴィオを育てないといけません。なのはも無茶する性格だし他のみんなも守らないと...だから負けられないんです」
「...あぁ!そうだね。今日の晩ご飯は食べてくといいよ」
後書き
そういや妹傘持ってったのかなぁ?
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