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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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8部 StrikerS
3章 葛藤
  ファーストアラート

シャワーを浴び終わった俺たちはデバイスルームにみんなで行った。

「うわぁ…これが・・・」

「あたし達の、新デバイス・・・ですか?」

 スバルとティアは自分たちの目の前に浮いているデバイスを見ているエリオとキャロも同じだ。

「設計主任は私、協力、なのはさん、フェイトさん、レイジングハートさんにリイン曹長」

「はぁ……」

「ストラーダとキュルケイオンは変化はなし……かな?」

「うん……そうなのかな?」

「ちがいま~す」

「あ」

「変化がないのは見た目だけですよ」

「リインさん」

「はいです~」
 
 ツヴァイがエリオの頭の上に立つ。
しかし、すぐに2人の前に移動した。

「二人はちゃんとしたデバイスの使用経験が無かったですから感触に慣れてもらうために基礎フレームと最低限の機能だけで渡していたです」

「あ、あれで最低限!?」

「ホントに?」

「みんなが扱う事になる4機は六課の前線メンバーとメカニックスタッフが技術と経験のすいを集めて完成させた最新型」

 再び中を舞い4人の中心に移動する。

「部隊の目的に合わせて、そしてエリオやキャロ、スバルにティア個性に合わせて造られた文句なしのに最高の機体です」

 そう言ってツヴァイが両手を広げると4機のデバイスが周りに集まりそして、4人それぞれに渡される。

「この子達はみんなまだ、生まれたばかりですがいろんな人の思いや願いが込められていていっぱい時間をかけてやっと完成したです。ただの道具や武器と思わないで大切に、だけど性能の限界まで思いっきり全開で使ってあげて欲しいです」

「うん。この子達もきっとそれを望んでると思うの。これが綾ちゃんの」

 俺のデバイスティアがやっと渡された。

≪お帰り≫

≪よろしくお願いします綾様≫

 俺が思念波で挨拶していた時に丁度なのはが入ってきた。

「ごめんごめんお待たせ」

「なのはさん~」

 ツヴァイはなのはが部屋に来た瞬間にそちらに飛んで迎えに行った。

「ナイスタイミングですなのはさん今から機能説明をしようかと」

「そぅ、今すぐに使える状況なんだよね」

「はい」

「それじゃあまずは、その子達みんな何段階にわたって出力リミッターをかけているのね。一番最初の段階だとそんなにビックリするほどのパワーが出る訳じゃないから、まずはそれで扱いを覚えていって」

「……で、各自が今の出力を扱えられるようになったら私やフェイト隊長、リインやシャーリーの判断で解除していくから」

「ちょうど、一緒にレベルアップしていく様な感じですね」

「出力リミッターと言えば、なのはさんにもかかっていますよね?」

「ああ、私たちはデバイスだけじゃなくて本人にもだけどね」

「え!?」

「リミッターがですか!?」

「能力限定って言ってね、うちの隊長と副隊長はみんなだよ。私とフェイト隊長、シグナム副隊長とヴィータ副隊長」

「はやてちゃんもですね」

「うん」

「それって、部隊ごとに保有出来る魔導師ランクの総計規模が決まっているから」
シャーリーがまとめてくれたがそんなふざけた物あったね

「一つの部隊で沢山の優秀な魔導師を保有したい場合はそこに上手く収まる様に魔力に出力リミッターをかけるですよ」

「まあ、裏技ちゃあ裏技なんだけどね」

 有事になったらそんなこと言ってられるのかねぇ
まったく平和ボケだなぁ

「ちなみに、うちの場合だとはやて部隊長は4ランクダウンで隊長達は大体2ランクダウンかな」

「4つ!?八神部隊長ってSS(ダブルエス)ランクのはずだから……」

「A(エー)ランクまで落としているんですか?」

「はやてちゃんも色々苦労しているんですぅ……」

「あの……なのはさんは…」

「私は元々S+(エスプラス)だから2.5ランクダウンでAA(ダブルエー)だからもうすぐ1人でみんなの相手をするのは辛くなってくるかな」

「隊長さん達は、はやてちゃんの、はやてちゃんは直接の上司のカリムさんか部隊の監査役、クロノ提督の許可が無いとリミッター解除は出来ないですし・・・許可は滅多な事では出せないそうです・・・」

何とかなるって俺今Bランク-なんですが
それ以外にかなり制御してるんですが、もう少し考えれば簡単なのになぁ

「まあ、隊長達の話は心の片隅くらいでいいよ。今はみんなのデバイスの事」

「はい」

「新型もみんなの訓練データを基準に調整してあるから、いきなり使っても違和感は無いと思うんだけどね」

「午後の訓練にでもテストして微調整しようか」

「遠隔調整も出来ますから、そんなに手間はかからないと思いますよ?」

「便利になったよね、最近は」

「便利です♪」

「あ、スバルの方はリボルバーナックルとのシンクロ機能も上手く設定出来てるからね」

「え!?本当ですか!?」

「持ち運びが楽なように収納と瞬間装着の機能もつけておいた」

「あ、ありがとうございます!」


 その時突然警報音と共に赤いランプ点滅しだしモニターには「ALERT」の文字が映っていた。

「このアラートは」

「一級警戒態勢!?」
 
「グリフィス君!」

 なのはの呼び声にモニターの一つにグリフィスさんが映る。

「はい!教会本部から緊急要請です!」

「なのは隊長、フェイト隊長、グリフィス君!こちらはやて!」

「状況は?」

 別の二つのモニターにはやてさんとフェイトさんが映った。

「教会騎士団の追ってた、レリックらしき物が見つかった。場所はエイリの山岳丘陵地区。対象は山岳リニアレールで移動中」

「移動中って……」

「まさか!?」

「そのまさかや、内部に進入したガジェットのせいで車両の制御が奪われてる。リニア車内のガジェットは少なくても30体、大型や飛行型の未確認タイプも出とるかもしれへんいきなりハードな初出動やなのはちゃん、フェイトちゃんいけるか?」

「私はいつでも!」

「私も!」

 はやての説明が終わりフェイトもなのはも返事をしたところで

「スバル、ティア、エリオ、キャロ、綾。みんなもOKか?」

「はい!」

「よし、いいお返事や。シフトはA-3、グリフィス君は隊舎で指揮、リインは現場官製」

「はい!」

「なのはちゃんとフェイトちゃんは戦闘指揮」

「うん!」

「ほんなら機動六課フォワード隊出動!」

「はい!」

「了解!なのはみんなを先行して私もすぐにいくから」

「うん!それじゃあみんな行くよ!」

「了解!」

≪綾ちゃんもフォローお願いするわ≫

≪了解、その分の給料とかいただいてますから≫

≪ほなよろしくなぁ≫

長い日が始まりそう
スカウト連れてピックニックに行きますか
 
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