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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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8部 StrikerS
2章 機動六課
  はやてのお願い

 私たちの最後の切り札や
受けてもらえるかはわからないけれど、話は通しておこう
私の夢と管理局の未来のために協力してもらえると嬉しいんやけど

リリカルなのはエトランゼ始まります。

「桃子さんこれ作ってみました。」
「綾ちゃんの新作」
「はい、試食してもらっても良いですか?」
「もちろん私自身綾ちゃんのお菓子結構好きだから」
「そういってもらえて嬉しいです」

 俺が戻ってから数週間が過ぎそろそろ2月も終わりになっていたころ
俺は翠屋を手伝っていた。
ミッドに行く前に心残りは終わらせたいと思っていた。
元の翠屋のようにしたいという願いだ

 店の扉が開く音が聞こえたので

「すみませんまだ開店前なんですが」

「綾ちゃん私なんだけど今いいかな?」

「はやて」

「はやてちゃんおはよう。」

「おはようございます。桃子さん。」

「綾ちゃんこれ採用しましょうか?はやてちゃん綾ちゃんにお話」

「はい。後で桃子さんにもお願いがありまして」

「スタッフルームを使って、

 俺はスタッフルームに向かった

「はやてちゃん私の事は気にしないでと言ってもらっていい」

「わかりました。」

「なんとなくよ。十分手伝ってもらったし、以前と同じぐらいね。
綾ちゃんにはやりたいことをしてもらいたいの」

 少し時間がたってはやてが入ってきた。

「なんだったはやて?」

「お願いがあるんや?」

「お願い?」

「そうや、綾ちゃんには翠屋の手伝いがあるから無理かもしれへんけど、聴かんと可能性がないからな?」

「部隊の話かな?チラッとなのはだったかな?いや、クロノがはやては今部隊を率いるための訓練受けてるって聞いたような」

「そうや、今年の4月から実験的な部隊が設立されることになったんや」

「うんおめでとうでも・・・」

「ぜひ綾ちゃんにも参加してほしいんや」

「ん~」

「今桃子さんからこの店は大丈夫と綾ちゃんの好きなようにって言われたわ」

「相変わらず手回しが・・・」

「今回は違うんよ、桃子さんの方から言われてなぁ」

「手伝いならいいよ」

「それでなぁ出来れば」

「それは嫌。局員になりたくない。」

「なんでや」

「それでも」

「なのはちゃんと同じ職場なんよ」

「何処に敵がいるかわからないし、はやて達にとって信頼できる職場かも知れないけれど、はやて達にとっての5年前の事件はもしかしたら局員の上の方にもかかわりがあるかもしれないから・・・」

「だめか」

「でもしっかりと協力するってば」

「あまりすすめてやっぱりやめたって言われたらシャレにならないしな」

 なぜ部隊なのか少しだけ聞いた。

 数年前に大火災がありやはり実際働いたのは災害担当と初動の陸士部隊。そして研修に来ていたはやてと休暇で遊びに来ていたなのはとフェイトだったらしい。
被害は空港の大火災、民間の死者は奇跡の0人
はやてはそれだけで満足が出来なかったみたい
今回みたいな災害救助はもちろん、犯罪対策も、発見されたロストロギアの対策も、ミッドチルダ地上の管理局部隊は行動が遅すぎる。
後手に回って承認ばっかりの動きが多い。

 まぁ組織が大きければ動きも遅くなるのは仕方ない
そうしないと2次災害も起こしやすくなるから、
部隊に分けなんだが、これも多ければ上に上にと許可を得ないとダメだから結局は遅くなるんだよな
だから少数精鋭のエキスパート部隊。
それで成果を上げてったら上の方も少しは変わるかもしれないと考えたらしい
はやてがもしそんな部隊を作ることになったらなのはとフェイトに部隊の協力をしたらしい。

 それでも許可が必要だけどこれもクリアしたみたい。
メンバーと後見人を聞いてあれっと思った。

「絶対に裏があるよね」

「何を根拠に」

「メンバーがおかしすぎる。なのはとフェイトだけでも過剰戦力なのにはやての騎士たち勢ぞろいでバックヤードも次世代の優秀な人ばかり、デバイスマイスターがいて、はやてどこと戦争するつもり?」

「そんなわけないやん」

 これでクーデター起こしてもたぶん成功するんじゃないかと言うぐらいの戦力
ただし短期決戦なら、長期になればまぁ物資不足で負けるだろうなぁ
現に長期戦で物資不足で完全に勝利を得たところは少ない。
ぶっちゃけトリプルブレイカーを本局の本部で打ち込めば崩壊するんじゃねぇ

「変なところはまだあるよ」

「なんや」

「後見人がありえないのとなぜ陸の部隊なのに陸のおえら方が後見人にいないの?
これだけあって怪しくないっておかしいでしょうが」

「今はまだ言えないんや」

「まぁ、お役所仕事だっから仕方ないか」

「不安や不満もあるのにおおきにや」

「良いってば。そのうちしっかりと教えてね」

「そうやな」

 この時は俺が嘱託じゃないから話せないとばかり思っていた。
当たり前だが今の俺嘱託の資格もないからこの間試験を受けてあと合否待ち
最初っから知っていれば何かと手が打てたのにって思ったのはずっと先の事だった。

「忘れてたわ」

「ん?」

「綾ちゃん嘱託魔導士資格合格おめでとう」

「ありがとう」

「それでなぁBランク試験を受けて欲しいんよ」

「はい?なにそれ?」

「今なぁ単純な魔力や戦闘能力の強さではなく、あくまで「規定の課題行動を達成する能力」の証明の為にあるんや、流石にCランクまでは飛ばせるんやけどなぁ、Bランクからは飛ばさないんよ」

「はぁ~協力するといった以上。頑張るわ」

「うん、よろしくなぁ」 
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