青いネコ型ロボットとか妖怪とかが居る平和な世界でのんびりしていたらヤンヤンな駆逐艦娘たちに襲われたお話
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プロローグ前編~終わりなき因果の始まり~
前書き
一度最後まで長時間かけたにも関わらずたったひとつの誤作動で白紙になるのって精神的に超くるよね。
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この小説を一度たったひとつの誤作動で白紙にしてしまうという前にやった同じ過ちを繰り返す人間の屑
いつからだっただろうか、
俺が両親に捨てられたのは
いつからだっただろうか、
俺がいじめられたのは
いつからだっただろうか、
嫌気がさして一気にグレたのは
いつからだっただろうか、
未成年にして殺人を犯してしまったのは
いつからだっただろうか、
海軍の事情に巻き込まれたのは
あの時に脱獄してたらこんなことにはならなかったはずだった。
一体誰が思うだろうか
いや、海軍はこれを予想していたのか、
俺が、『人の心をもった脆い兵器』に監禁されてしまったことを。
少年院に数年間暮らしている時に俺の世話役がある話をしてきた。
それは艦娘と呼ばれるの存在と暮らしてほしいと。
俺が少年院で暮らし始めた時に突如、海から深海棲艦という謎の存在が確認された。その存在は現代の最新鋭の兵器を駆使してもほとんど効果がなかったという。
そんななか唯一対抗できる存在が現れた。
それが艦娘である。
艦娘は第二次世界大戦で活躍した軍艦が記憶を受け継いで少女の姿をした存在で提督と呼ぶ指揮官のもと深海棲艦と戦っているという。
興味がないため適当な返事をしたが俺の担当者はなぜか俺しかふさわしい奴がいないと言ってきた。
なにやら人間たちは何をトチ狂ったのか、提督は職権乱用して艦娘を乱暴したり精神的に大きなダメージを負わした。
その話が一般人たちの耳にはいり一気に抗議をしでかして艦娘を開放、汚職提督は解任された。
しかし今度は一般人が艦娘の持った人間ではありえない圧倒的な力を見て人々は恐れをなした。
最終的に艦娘たちは社会的にあまりにもひどい目に遭い、艦娘の保護所と言う名の隔離エリアに配置された。
その後そこの艦娘たちはまともな提督たちにスカウトされていき、次々に施設を出ていった。
駆逐艦と呼ばれる種類を残して。
駆逐艦は大雑把にいえば艦娘の中でも最弱の分類になっており、水雷、つまり魚雷による攻撃だけを得意としているが、選択肢から除外されていった。
さらに今でも保護所に入ってくる艦娘は増えておりどうにかしなければならないと海軍は考えた。
だが艦娘たちは前提督のせいで人間に対して強い警戒心をもってしまっている。
そして駆逐艦の場合は、外見が小学生から中学生のようなもので心もそれ相応になっている。
その為恐怖もしっかりとついてしまっているのであろう。
そこで海軍はなんと子供には子供にをと、同じくらいの子供を送るという、とんでもない方法に出たのだ。
だが当然本当に一般公開しても誰も応募しないだろう。
ましてやその事を本当に公開してしまったら海軍が政治的に大きなダメージが出るであろう。
それを防ぐ為に日本各地から完全に孤立をし表社会に出れない少年を探した結果、俺に白羽の矢がたったという。
それに関して俺は他にもいるだろうと言ったが他のはロクでもない奴ばかりだといった。
自分もロクでもない奴じゃないのかと言ったがダントツで俺がまともで大人しくすることができると言われた。
結局俺は海軍に無理やりその保護所に連れてこられた。
もちろん俺が犯罪者だと言うことをふせて。
そこに入って俺は始めて艦娘を目にした。
俺からみた艦娘たちは髪の色に少し変わった髪型、話だけだが少し個性的すぎる性格だとかそのあたりは普通の人間と違うと認識したが、それ以外ではほば普通の女の子だった。
当然の反応であるが俺が来たことにより艦娘たちは不審に思い始めた。
そこで俺と一緒に同行していた憲兵はみんなに、このようなことを口にした。
艦娘たちはここに何年もいるのは衛生上良くはなく、やはり社会に出て生活するのが大切だという。
しかしここにくるまでの経緯のせいで人間に警戒心をもっているのですぐには不可能だと言うことでまずは俺とのふれあいで慣れていってもらおうとのことだ。
少し話をした憲兵は終わったら俺を見て頼んだぞと伝えるように浅く頷き、そのままここを後にした。
さっそく本人たちに艦娘のことについて聞いてみることにしてみた。
まずは、いかにも普通っぽそうな子達に聞いてみると海軍の狙い通り同じくらいの歳のおかげであまり警戒されることなく接することができた。
艦娘については少しだけ聞いたが本人たちに直接聞きたいという事で質問してみる。
まず、艦娘は生み出すための装置にいろいろな資材を投入しそこで建造をすることで新しい仲間を簡単に造り出すと言われる。
それだけでもすごいと感じたがそのあと説明の方でさらに驚くことを聞いた。
艦娘たちは入渠とよばれるいわば治療することであるが、例え重症になろうがなんと一定の資材を使えば長くても数時間で直るという。
さすがの俺でも不気味だと感じた。
けど、すごく羨ましくもかんじた。
少年院に入る前の生活を思い出す。
道を歩けば回りの大人たちは嫌な子供だといい、
学校に入れば当たり前のように罵声が降りかかってくる。
暴力を受けることすら毎日のことで
先生に助けを求めても様子を見ますとか言いながら結局のところなにもしない。中には無視し反応したかに見えたら邪魔だと言われた。
心身共に重症を負い入院しているあいだ、俺は仕返しをするために常に心のなかで治れと叫んでいた。
だが俺の思いを裏切るかのようにけがは残り続けていた。
退院をしてもすぐにけがを負い、それを何回も繰り返していた。
艦娘の話を聞き羨ましいと感じた俺の反応をみて今まで同情する人間がいなかったせいか、変な感じをさせたみたいだが。
しかしそれからは中々充実した生活を送れていた。
こちらが怖がらせることなく話しかければ大人しい娘はもちろん、優しい艦娘との良い関係を持つことができた。
俺が罠に引っ掛けてそのザマを笑うイタズラ好きの艦娘もいたが、少年院に入いる前の頃の生活と比べれば遥かに可愛いものだった。
まぁ慣れすぎて無反応だった俺に不気味な思いを抱いたようだが、その娘たちも本来は良心の持ち主なのであまり問題なく仲良くなれた。
一番時間がかかったのはプライドの高い娘というべきか、
適当な表現になるがツンツンしていた娘たちとのかかわりだったか。
だがその娘たちも一年も経てば結構友好に接してくるようになった。
また新しい艦娘が入ればその娘たちと仲良くなり、
気がつけば四年弱の月日が流れていた。
本当に幸せだった。
この時間がいつまでも続いていけばいいと思った。
だが俺は時間にすら嫌われていたようだ。
あと1ヶ月で四年が経つというときに、少年院に入ってた頃の担当者が単刀直入に『ここを出てもらう』と言ってきた。
どうやら俺意外の人々と社会との関わりを広げる為に、そしてこれ以上俺に依存させたくないとの理由で直接伝えてきたのだ。
その上とっくに俺の刑期は過ぎているためここを出なくてはならなかった。
正直に言って嫌だった。
ここの娘たちは、俺のことを兄と慕うようになるくらいなついていた。
そして俺もこの娘たちのことをかけがえのない存在だと思っている。
だが思い返してみる。
俺は本来犯罪者だ。
濡れ衣ではなく本当に罪を被った殺人者だ。
よく考えればここにいること事態が間違いだったのだ。
1ヶ月後にここを出ていかなくてはならない。
担当者は早めに言っておくことを伝えてくれたが、その日の俺は目が完全に覚めてて全く寝れなかった。
いつも俺の部屋に来て一緒に寝ている娘たちも不審に見えてたらしいが、何でもないとごまかしそのまま寝た。
しかし4日後、俺は嘘が苦手なのか、
すぐに皆が不審に思いだし、みんなが揃っている食堂に呼び出された。
普段は明るい会話や声が響くこの部屋は、今では不安で一杯な重い空気に包まれていた。
艦娘たちはいままで世話になってきた分の恩返しのために、俺の悩みを分かち合い、協力しようとしているのだろう。
本当はその程度の次元の問題ではないというのに、
だが、もう後には引けない。
俺は、自分の手で人を殺したことがあることの以外の、
全てを、艦娘たちに伝えた。
それが因果だったのか。
その日から俺は転生先でも艦娘たちに囚われる人生を送るハメになるとは夢にも思わなかった。
後書き
無駄に長いなこの小説。(オマイウ
ちなみに転生で駆逐艦娘とヤンヤンな生活を送るのはもう少しあとだゾ。(次回とは言っていない
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