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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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7部 中学生編
6章 消滅
  海鳴の長い一日6 戦闘

 中に入った瞬間俺は指先から光を出し識別をして眠らせた。

「「きゃぁ」」

「「くっ」」

 光が収まり関係のない人には眠ってもらった。

「「綾 (ちゃん)」」

「何をしている綾」

「ちっ」

「アリサ、すずかダッシュ」

「「う、うん」」

 俺はすぐに魔法の矢を出し投げつける。

「何してるの綾」

「綾ちゃん」

 当てたのは自分の父親

「な・何を」

 お父さんの体から虫みたいなのが現れだし、それを残った魔法の矢でぶち当てる。

 残ったのは、ありさとすずかそしてボーイさん

「これで出し物は終了かしらボーイさん」

「何の事でしょうか?」

「もうネタはわかってるんだけど、セル君が教えてくれたよ。
今回の仕事内容はこの部屋にあるロストロギアの回収が一つ」

「うそ」

「アリサ一応はね」

「もう一つは一族でも頭角を現した月村家の次期当主の抹殺と経済界でもぐんぐん行っているバニングスを貶めることを計画した物なんだけど・・・」

「なによ綾」

 俺はボーイの動きを観察しながら名探偵のように話を続ける。

「さてこの3つの事に全て関係している人物がいる」

「まさか・・・」

「そう、これ俺の抹殺計画なんだわ、バニングスの重役の父親、アリサ、すずかの友人、魔法関係に使っている人物。答えは俺でしょう。ただ前回のように変身魔法だと俺に気付かれてしまうからカムフラージュでさっきの虫を使いコントロール。そこのボーイさんは変身魔法ではなく変装もしくは改造って言ったところか?
さてこの招待に何の意味があるの?」

「何時からお気突きで?」

「外で眠っている一応の弟子との時にね。彼の承諾を受けて一つだけ呪文をかけてたんだよね。後は推理って所」

「そうですが、でも一つだけ見抜けなかったですね・・・」

 あれ?後ろの右わき腹がいたい・・・
首だけ動かしてみたら俺の裏右腹からナイフが刺さっていた。

「す・・・ず・・・か」

「ご・ごめんな・・・さい・・・綾・・・ちゃん」

「すずか」

「あらぁまだ抵抗できたのですか?」

「何をしたすずかに・・・」

「な~に簡単な傀儡の技ですよ。情報は本当だったんですねぇ。身内が絡むと途端に甘くなるって、そこの金髪さんもどうぞ」

 そう言うと、アリサまで俺に抱き付いてきた
そして先ほどまで倒れていたお父さんが包丁を手に持ち俺の方に近づいてきた。

「やめろ・・・綾・・・どいてくれ・・・頼む・・・」

 そう言いながら俺に向かって走り出してきた。
当たる瞬間俺は力ある言葉を発した。

解除(ディスペル)

「舐めるなよ。魔導王でもある俺にそんなちんけな技が通じるとでも思ったのか、俺の身内を使った事を後悔させてもらうぞ!」

「でもあなた護れませんでしたよね。栗毛の少女を」

「手前はぶち殺す!!」

 俺は遠距離であるに構わず、6回正拳突きをおこなった。
途中防御フィールドにガードされていたが気にしずに行動を起こした。

「貴方のここでの攻撃力は把握ず・・・ぐはぁ」

『銃弾 ワンホールショット』

「ば・・・馬鹿なぁ・・・」

 俺は痛い体を気にしずに加速呪文ですぐさま懐に入り先ほどの場所と同じところに正拳突きをくらわす。

「銃弾 覇王拳」

 相手は回転しながら部屋の端吹き飛ばされた。

「かなり手回しが良すぎた感じがするんだが・・・」

 流石に不意打ちで食らった右裏腹の所が激痛が走った。
おれはすこしだけ片膝をついた。

「綾ちゃん」

 走ってすずかがこちらに向かって来た。

「大丈夫だよ。気を抜いた私が悪いんだから」

「でも・・・でも」

「これ位ならすぐに治るから」

 そう言っている時にゆっくりとアリサとお父さんがこちらに来た。


「綾」」

「お父さんもアリサも操られてたんだから仕方ないでしょうが・・・さてこいつらを引き取ってもらいましょ」

 そう言いながら準備に入ろうとした瞬間。
吹き飛ばされていたボーイがたち上がってきた。
しぶとさはゾンビかよ。

「まさか、あれほど戦力を考えておいたのに、私まで倒されるなんて思いませんでしたよ」

「もう手品の品は終わりだろう」

「えぇ、ですがこれをプレゼントしておきます」

 両手に持った箱を高く左右に投げ飛ばした。

「どちらかは爆弾です。もう一つはロストロギア。では私はこれで・・・くぅ・・・」

 俺は魔法の矢を飛ばし、魔法封じの呪文を唱えながら右のボックスを取る。そして左のボックスを取ろうとしたのだが・・・間に合わなかった。
 
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