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ラブライブ!サンシャイン!!記憶喪失のライダー

作者:末武克之
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第1話 実験

┫黒澤家┣


赤い髪の少女が大きな屋敷で誰かを探していた。

「あっ!お姉ちゃん!戦兎さん見なかったな?」

少女の名は黒澤ルビィ引っ込み思案で臆病な少女である。

「戦兎さんですか?戦兎さんなら自室に居るんじゃありませんの?」

そう姉の黒澤ダイヤはルビィに言った。

「そっか!ありがとうお姉ちゃん」

ルビィはそう言って走り出した。



┫戦兎の部屋┣


一人の青年がクリアパネルに何かを書いていた。

それは大学や高校で習う問題よりも難しそうな数式だった。

「戦兎さーん!」

ルビィは戦兎の部屋に入り声を掛けた。

「よう!ルビィどうしたんだ?」

彼の名は桐生戦兎。

黒澤家に厄介になっている居候だ。

「あの、この制服どうですか?」

ルビィは戦兎に自分の通う制服を見せた。

「おお、可愛いな!よく似合ってるぜ!やっぱりダイヤが着るよりルビィみたいな子が着ると可愛さが増すな」

戦兎はそうルビィに言った。

「そ、そんなことは////」

ルビィは顔を赤らめて言った。

「とりあえず話はそれだけか?」

戦兎はそうルビィに聞いた。

「えっと、戦兎さん今から・・・私と・・・」

ルビィはモジモジしながら戦兎に何かを言おうとした。

「買い物か?なら付き合うぜ」

戦兎はそうルビィに聞いた。

「あっ、はい。そうです」

ルビィはそう頷いた。

「わかった、準備するから待っててくれ」

戦兎はそうルビィに言った。

「うん!」

ルビィは笑顔で頷き部屋を出て行った。

戦兎はリュックにビルドドライバーとフルボトルを入れて部屋から出た。


┫沼津の街┣


戦兎はルビィと一緒に歩きながら買い物を楽しんでいた。

「ルビィは何か買うものがあるのか?」

戦兎はルビィに聞いた。

「う~ん、あっ!今日スクールアイドルの雑誌の発売日なんだった!」

ルビィはそう戦兎に言った。

「なら本屋だな」

そう言って戦兎は本屋に向かった。


┫本屋ブックリン┣


本屋に入り戦兎は本を読みふとルビィを探した。

ルビィはアイドル雑誌コーナーでスクールアイドルの雑誌を読んでいた。

「ルビィ?買う本決まったか?」

戦兎はルビィに聞いた。

「うん!」

ルビィは笑顔で頷きスクールアイドルの雑誌を持って走り出した。

「やれやれ」

戦兎はルビィの後を追い掛けた。


┫ケーキ屋・サンモルテ┣


ルビィは戦兎の奢りでチーズケーキを食べていた。

「美味いか?ルビィ?」

戦兎はルビィに聞いた。

「うん!」

ルビィは笑顔でそう言った。

戦兎はエスプレッソを飲みながら空を見ていた。

「あの、戦兎さん一口食べますか?」

ルビィは戦兎にそう聞いた。

「えっ?」

戦兎はルビィの一言に固まった。

「やっぱり嫌ですか?」

ルビィはそう戦兎に聞いた。

「いや、嫌じゃないが」

そう戦兎は言った。

「はい」

ルビィはチーズケーキを一口サイズにして戦兎の口に運んだ。

戦兎はされるがままにチーズケーキを食べた。

「美味いな」

戦兎はそうルビィに言った。

「ですよね////」

ルビィは顔が赤くなりながら頷いた。

「あれ?ルビィちゃん?」

後ろからルビィの名前を呼ぶ少女が立っていた。

「あっ!花丸ちゃん」

ルビィはイスから立ち上がり花丸に近づいた。

「何してるずら?」

花丸と呼ばれる少女はルビィと戦兎を見て何かを察した。

「デートしてたずらか?」

そう花丸はルビィに小声で聞いた。

「ピギィ!ち、違うよ!」

そうルビィは花丸に言った。

「そうずらか」

花丸はルビィの隣に座り戦兎をじっと見た。

「うん!」

ルビィは花丸と話をしていた。

戦兎は空を見ながら片手にフルボトルを持ちながらただ時が過ぎるのを待った。


┫?┣


海に近いダイビングショップで働く少女松浦果南は海をジェットスキーで飛ばしていた。

「うーん!いい天気だな~」

そう言って果南は岸に上がり砂浜に向かって歩き始めた。

「あれ?」

果南は何かを見つけた。

それは男性だった。

「大丈夫ですか?」

そう果南は男性を揺すった。

「うっ!は・・・」

男性は何かを言おうとした。

「は?」

「腹へった~」

そう男性は言った。

「えっ?」

果南はとりあえずほっとけなかったのか男性を背負い運び始めた。


┫松浦家┣


果南はキッチンで料理を作り始めた。

「よし!」

果南は焼きそばとカレーライスを男性の前に出した。

「飯!」

男性は目が覚めたのか目の前の食事をじっと見た。

「食べて構いませんよ。昨日の残りだから」

そう果南は男性に言った。

「悪いな!いただきます!」

バクバクバク!

男性は焼きそばとカレーライスをガツガツと食べながら食べ終えた。

「ごちそうさん!」

そう男性は果南に頭を下げて言った。

「お粗末様」

果南はそう男性に言った。

「ところで、貴方はあんな場所でどうして倒れてたの?」

果南はそう男性に聞いた。

「ああ、会社をクビになっていく宛も無くこの砂浜を歩いていたら空腹で倒れちまったんだ」

男性はそう果南に説明した。

「そうなんだ」

果南はそう男性をじっと見た。

「自己紹介がまだだな俺は万丈龍我だ」

龍我はそう果南に自己紹介をした。

「私は松浦果南よろしくね万丈さん」

そう果南は龍我に頭を下げた。

「敬語なんてやめてくれよ!背中が痒くなる」

龍我はそう果南に言った。

「なら、龍我」

果南はそう龍我を呼び捨てで呼んだ。

「おう!その方がしっくり来る!」

龍我はそう言った。

「すみませーん!」

店から客の声が聞こえた果南はレジに向かった。

「はーい!」

龍我は食べ終えた皿を洗い始めた。


┫夜の沼津┣


「ふんふん♪♪」

鼻歌を歌いながら二人の少女が歩いていた。

オレンジ色の髪の少女高海千歌と銀に近い髪の少女渡辺曜は東京から帰って来て受かれながらμ'sと呼ばれる伝説のスクールアイドルの話をしていた。

「ねぇ、曜ちゃんならやっぱりことりさんに似てるよね?」

千歌はそう曜をポスターに写るμ'sの一人のことりと呼ばれる少女と見比べ始めた。

「あのね、千歌ちゃん」

「ん?何?」

「私とそのことりさん全然似てないと思うよ」

曜はそう千歌に言った。

「え~!そうかな?」

千歌はそう言って曜とポスターの人物を見比べた。

その時。

「千歌ちゃん!前!」

「えっ?」

千歌の目の前にトゲトゲの怪物がゆっくりと千歌に近づいて来ていた。

「千歌ちゃん何あれ?」

「わかんないけど怖いよ」

二人は恐怖のあまり動く事が出来なかった。

「グルルルル!」

ニードルスマッシュはゆっくりと二人に近づいて来ていた。

「うらぁ!」

いきなり誰かがニードルスマッシュに飛び蹴りを打ち込み千歌と曜の前に立った。

「さぁ!実験を始めるか」

[ラビット&タンク!ベストマッチ!鋼のムーンサルトラビット&タンク!イエーイ!]

男性は仮面ライダービルドラビットタンクフォームに変身した。

「いくぜ!」

仮面ライダービルドLTは専用武器ドリルクラッシャーを片手に持ち攻撃を仕掛けた。

「うらぁ!」

ザシュザシュザシュ!

一撃二撃三撃と斬りまくりビルドはベルトのレバーを回し必殺技を発動した。

[readygo]

ビルドは必殺キック。

ボルティクフィニッシュをニードルスマッシュのボディに打ち込んだ。

「ぐああああ!」

ドゴーン。

ニードルスマッシュの体が爆発してビルドは片手に空のフルボトルでニードルスマッシュの成分を採取した。

「おい!あんたら大丈夫か?」

ビルドはそう曜と千歌に聞いた。

「えっと?あっ、はい」

曜はそう言った。

「そうか、もう遅いから気を付けて帰れよ」

そう言ってビルドは高くジャンプしてその場から消えた。

「沼津に現れたHERO!」

千歌はそう目をキラキラさせながら言った。

「千歌ちゃん?」

曜は千歌の目を見てどうしたものか悩んでいた。


┫黒澤家┣


戦兎は家に帰って来てニードルスマッシュの成分でフルボトルを作り出す準備をしていた。

「戦兎さん今日は私がフルボトルを作りますわ」

そう言ったのはルビィの姉のダイヤだった。

「ああ、10分で出来るよな?」

戦兎はそうダイヤに聞いた。

「余裕ですわ」

そう言ってダイヤはカプセルに入りフルボトルを持って中に閉じこもった。

戦兎はダイヤが持って来た差し入れの焼おにぎりを食べながらダイヤが出るのを待った。




く 
 

 
後書き
次回のラブライブ!サンシャイン!!は?

高海千歌です!

海浦で仮面ライダー部とスクールアイドル部の両方を合体させた部活を作るために部員集めを始めました。

だけど何故か生徒は集まらず生徒会長からはダメ出しを出されました。

でも諦めないもん!

きっと奇跡は起こるから!

次回 不思議な物理の先生 
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