魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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7部 中学生編
6章 消滅
再登場その名は・・・
フェイトが2児の母?になったり、はやてが部隊の研修をしたり、なのはが教導で沢山の舞台の底上げをしている時
俺はクラナガンにある自分のオフィスで作業をしていた。
ここら一体も結構治安もよくなり、昼間なら女子供が来ても大丈夫なくらいにはなったと思う。
そんな作業中にノックがあり扉が開いた。
「綾来たよ」
「フェイト来てくれてありがとう、エリオは?この子が」
「エリオは訓練校で今忙しいみたい、うん、この子はキャロで私が身元引受人になった子だよ」
フェイトの後ろに肩に子竜を乗せた幼女がちょこんといた。
可愛らしい桃色の髪とフリルが良く似合う女の子だ。
少しだけまだ表情が硬い
「えっと、キャロ・ル・ルシエです」
「うん、南條綾だよ」
俺はキャロの目線までしゃがんで挨拶をした。頭をなでながら
「うん、キャロなら大丈夫」
「?」
「フェイトこの子なら近いうちにきっと大丈夫だからゆっくりとね」
「本当に」
「この手の事に対して嘘は言わないって」
すごく心配そうに俺の方をにらんで見ているよ。この金髪の女神は
実は前回も思ったけれど、実はフェイトって過保護体質だっけ?
「信用できない?」
「綾の事は信用してるよ。でもキャロとは初めてあったんだよね」
「そりゃそうだ」
「なんでそんなに断言できるのかなって、これって結構かるはずみで言ってほしくないし」
「もうわかったって、証明すれば良い?」
「なにするの?」
俺はキャロの方に向かい、キャロの目線までしゃがみ聞いてみた。
「キャロは知りたい?」
キャロはどうすれば良いのみたいにフェイトの方を向いていたけれど、フェイトの方はキャロの思うようにって感じで優しい笑顔で返していた。
少しだけフェイトに今日の訪問の事を聞いていたのだろう。
「はい、私もこの事ともっと仲良くなりたいですから」
「そっか」
俺は再びフェイトの方を向き
「フェイトにしてもらいたいことがあるんだけど」
「私に出来ること、でも今は綾自身忙しいのに?」
「私がやる訳じゃないから」
意味がわからないみたいに頭を横に傾けた。
「フェイトにしてもらうのは渡航許可だっけ?」
「なぜ疑問系なの?」
「だって今からその手に詳しい人をここに呼ぶから」
「それって」
「もちろん管理外世界の人」
「でも・・」
「人物に対しては保証するからそれとも根拠がなくて良いの」
フェイトは恨めしそうに俺の方を見ながら、
キャロの方には大丈夫だからと安心させる笑顔で
「わかった」
まさかここでこれを使うなんて思わなかったなぁ
俺は異次元バックから犬笛を取りだしそれを吹いた。
俺は犬笛を吹いてから何も起きなかった。
「綾何も起きないのだけど?」
「起きないねぇ」
「はい起きません」
「これを吹いたらどうなる予定だったの綾?」
「ん~これ貰って5年以上経つから壊れちゃったのかな」
「アーティファクトがたかが5年で壊れるわきゃないだろうが・・・人間の物差しで考えるな」
声が聞こえたと同時に俺たち三人の前から光を放ち、人型になっていった。
「眩しい・・・」
光が収まると190強で上下革製品の服を着た青年が俺たちの前に現れた。
服装でいえば俺が生前遊んでいたFF8の主人公の服そっくりなんだなぁ
元TRPGキャラだから仕方ないのか
「よう、綾にフェイト」
「来るの遅いんですけど」
「え、私の事を知ってる?」
「フェイトってば冷たいよね。小学校の同級生なのに?ねぇ」
「まぁ俺自身フェイトが転校してきてからあまりかかわってないからなぁ」
「同級生?」
「何の用だ?困っているようには見えないんだが」
「私の疑問は?」
「少しだけ相談があってね」
「珍しいな綾が相談なんて」
「私にだって相談することはあるよ」
「そこのお嬢ちゃんがらみか?」
「わかる?」
「お前自身なら二人きりでの相談だろ、俺の事が分からないフェイトは除外して、この部屋にはあとそこの女の子しかいないからなぁ」
「ご名答、キャロ」
フェイトの後ろにいたキャラを前に出し紹介したところで
「あ、あのへんなこと言う子供だと思うかもしれませんが、あなたは誰なんです?」
「ん~俺か?」
「はい、本当に失礼なんですが人とは」
「キャロ」
フェイトは誰か気づいてない男性に失礼な事を言うのではないかと心配をしていた。
「おい」
「は、はい」
そういった瞬間フェイトはキャロの前に守るように立ちふさがった
「そう言ったら驚くってサイツ」
「あ~あっばらしやがった。まぁいいけどな」
「す、すみません」
「おぅ、驚かしちまったか?悪いな。変なこと言ってないぜ。キャロにはわかるんだな」
「あ、はい」
「綾、珍しい人物に合わせてもらった」
「あ~っサイツ君」
「「いまさらか」」
「綾どういう事、キャロの竜の事での保証が何でサイツ君なの?」
「だって私こいつしかこの件で太鼓判を持てる人物知らないし」
「竜の件か・・・なら俺が一番じゃねぇ」
「だよね」
「あぁ」
肩に乗っていたフリード自身キャロの方から降りて地上に降り立ち頭を下げた。
まるで臣下の礼をするかのような感じにも見えた。
「おう、今の俺はこんななりだから気にしなくていいぜ」
「ぎゃ~」
「この俺が許す」
そういってフリードはまた元の位置に戻った。
「もぅ綾もサイツ君もなんでかキャロまでわかった感じでいないで」
「フェイトさん私もこの方がだれかは知らないんですが・・・なんとなく」
「私は知ってるから」
「フェイトも気にするな老けるぞ」
「もぅ」
「わざわざ龍笛を使用したんだ。要件はなんだ」
「この子龍召喚師なんだけど」
「なるほどね、今のままじゃ駄目だな。」
「そうですか・・・」
「サイツ君、何の権限があって」
「フェイト少しは黙れ」
俺は大丈夫なんだが、サイツの一言で高貴な言葉からか一層この部屋がピンと張られた感じをした。
「キャロその年齢でよくここまで制御した。誉めてやろう。だがこれ以上はまだ難しいうえに無理といったまでだ、だがそのまま成長してお互い高めていけば良い召喚士になれるであろう。我がそれを保証してやろう」
「お墨付きじゃん」
「サイツ君は一体・・・」
「我はサイツ、龍族の王家でもある黄金龍の長である。
本来なら人にそこの娘の事を話す義務はないのだが我は一度綾に一度だけの約定があったが故伝えた。
龍族の件で我が言うならばそれは絶対の事だ。わかるかフェイト」
「う、うん」
「久しぶりに龍族としての立場に戻った。要件はこれだけか」
「うん、サイツって偉い喋り方出来たんだね」
「おい、まぁいいか、キャロだったっけ、まぁ頑張りな」
「は、はい。自己紹介が遅れちゃって、キャロ・ル・ルシエと言います」
「ルシエ、あぁ~最近巫女を追放したとか言っていたアルザスの部族だったっけ」
「サイツ君」
「悪いな、要するにだキャロは龍巫女ってわけだ。きちんとコントロールで来たらどうしたいんだ」
「?」
「追放した部族の復讐か?」
「そんなことは考えてません」
「そうか、自分の力を恐れず、何のためにその力が必要か答えが出たら教えてくれ」
「用件は終わったんだけどサイツ」
「マジか」
「うん」
「向こうに帰るのに多分かかるからここら辺見てきたら」
「おぅ」
「駄目だよ、だって管理外世界の人に」
「大丈夫だって、これだけで返すの可哀想じゃん」
「う~」
「フェイト後の申請はよろしくね」
「駄目だってば」
「約束したのに、キャロ」
「あ、はい」
「私は約束守ったのに信用して後にしたのに約束破るなんて、約束破るような人になったら」
「もうっ、わかりました。確かに行ってもらいましたから申請はしておきます。受理もしておきます」
「流石執務官ありがとう」
「うん、ところでフェイトもう一枚」
「何?綾」
「何でもないです」
流石にこれ以上は無理か
「ごめん綾私これから」
「そっか来てくれてありがとう」
「書類はきちんとしておくからあまり無茶はしないでね」
「うん」
「綾さん、サイツ様ありがとうございます」
「様はいらねえ。サンでよろしくな」
「はい」
「ちょっと待って」
俺は厨房に行き簡単なサンドウィッチを作り二人に持たせた。
後はデザートと
「これは」
「綾さん特性のサンドウィッチとシューだよ。お弁当」
「ありがとう」
「ありがとうございます」
それから少しだけサイツが観光して海鳴に帰っていった。
後からすずかから驚いた事を聞いた。
そう言えば、海鳴のポイントってハラオウン家か月村家だったっけ
そりゃ中学校は男女別だからビックリするわな
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