魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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7部 中学生編
3章 夏休み突入
鳴海探偵事務所
俺が時間通りになのはの家につくと
もうなのはが家の外で待っていてくれた。
白と水色のストライプのカットソーのシャツに白のスカート
白のサンダルで麦わら帽子をかぶっていた。
時間にすると数秒だが俺は少しだけ時間が止まったかのようになっていたが、
我に返った。
「・・・なのは可愛いね」
「綾ちゃんありがとう。今日の綾ちゃん格好いいよ」
俺はというと
Tシャツにデニムのパンツすごくシンプルな服装
「今日おしゃれだよね。どうしたの」
「綾ちゃんがはじめて誘ってくれたからかな」
「え」
「言ったらどうする」
「なのは」
「嬉しかったって言うのは本当だよ。どうしたの急に風都って」
「この間は、事件で行っただけだったから、せっかく行ったのに挨拶にいけなかったから」
「綾ちゃんにとって大切な人なんだよね」
「尊敬している人でもあり、命の恩人でもある人かな」
「もう二人とも聞いていたらこっちが恥ずかしくなるわ。もうカップルさんみたいよ」
「お母さん、えっと・・・綾ちゃんとは・・・友達だよ」
「綾ちゃん。なのはの事お願いね。後これよろしく」
「隣の市ですから安心してください。分かりました。」
どんなニュアンスで言ったのかはわからないけれど、当たり障りのない返事をした。
おやっさんにお届け者らしい?
家に行くのだから持ってってッてことかな?
今回は電車でまったり話をしていたら、
あっという間に風都についた。
すぐに目的地に向かった。
「ビリヤード場?」
「2Fが探偵事務所なの」
俺らが中にはいると高校生ぐらいの男性が帽子を集中して眺めていた。
「あれが綾ちゃんの言うおやっさん?」
「誰だろう?、まぁ良いやあ。そこで座っていよ。アポは取ってあるから」
「うん」
少年が帽子に触れようとすると白いスーツ姿の男性が後ろに立ってそれを取りあげた。
「翔太郎いつも言っているだろう。半熟のお前に帽子はまだ早い。
これは男の目元の冷たさと、優しさを隠すのがこいつの役目だ。お前にゃまだどっちもねぇだろ。
それにお客が来ているのに気づかないとはどういうことだ」
「え、いつのまに」
「お久しぶりです。おやっさん」
「あぁ、それでどうした。珍しいな綾が女連れって言うか友人つれてここに来るなんて」
「はは、女連れって一応私も女の子ですけれど」
おやっさんは私たちの対面のソファーに座ってくれた。
「なのは、この人が私が尊敬する名探偵鳴海荘吉さんで通称おやっさん」
「いやそれはお前と翔太郎しか言ってないぞ」
「はじめまして、高町なのはです。綾ちゃんの・・・友達です」
「はじめまして俺の名前は鳴海荘吉だ、ここの探偵事務所の所長件探偵だ。そうだ綾もこいつを知らなかったな。翔太郎」
「あ~俺の名前は左 翔太郎。おやっさんの弟子だ」
「弟子?絶対にとらなさそうだったのに」
「まぁ半分押し掛けだがな」
「そうそう、なのはこれ出すね」
「うん」
俺は高町家によったとき桃子さんから二つのものをいただいたのでそれを出した。
「綾いつも言っているだろそういう気遣いは不要だと」
「今日はなのはのご両親が渡して欲しいと言われて」
「おっ何が入ってるんだ」
いきなり箱の中身を見ようとした翔太朗はおやっさんに頭を叩かれた。
「翔太郎」
「はい」
箱の包装を取り出すと中からシュークリームが6つほど入っていた。
それを見て翔太郎がコーヒーを出してくれた。
「これ海鳴名物お菓子の翠屋のシュークリームじゃないか」
おやっさんが一口食べると
「相変わらず美味しいな。桃子さんのシュークリームは」
「お母さんを知っているんですか?」
「そうか、君は桃子さんの娘さんだったのか、確かに面影があるな」
「綾この子をなるほどなぁ、まぁがんばるんだな」
「おやっさん! あとこれも旦那さんから」
「缶の包装を取ったら翠屋特性ブレンドコーヒー豆が出てきた。」
「綾、士郎に言っておけ、今回は娘の顔を立てていただいくが、・・・」
「「お前は最高の友人だが、コーヒーに関しては力は借りない!何故ならばだ!コーヒーはお前に出会う前からの人生のバイブルだから」」
おれとおやっさんの声がダブった。
「お父さんがこれを見たら鳴海さんに言えっいってました。」
「そうか」
「相談があるって言っていたが」
「あ~、その予定だったんだけど・・・」
「俺も年を取るはずだ、士郎と桃子さんのお子さんがこれだけ大きくなり、綾からそんな相談が来るんだからなぁ」
「えっと私まだ相談してないけれど・・・」
「言わないでもわかる。お前は10年以上の知り合いだからな」
「綾ちゃんとそんなに長いんですか?」
「ある事件がきっかけでな・・・」
「俺とお前以外に人がいないと思ってこの間連絡してきたんだろうが?」
「まぁ成り行きで、いつか紹介はしたいとは思ってたんですよね。後この間のお礼も兼ねて」
「綾ちゃん最近悩んでいることなの?」
「あ~うんそうだね。」
「そうか、あれは気にするな。
それと俺から言えることは一つだ。細かいことを気にするな。お前が大切に思い、行動すれば必ず目が出る。」
おやっさんが俺の頭にてをおきわしゃわしゃしだした。
「髪が乱れる」
「なにか気づいたか?」
「うん、ちょっとお手洗い借りていい?」
「あぁ」
俺は少し席をはずした。
実年齢だと俺の方が年上のはずなのに、完全に子ども扱いだ
でもおやっさんにそうされても怒れては来ない
「なのはちゃんだったね。生まれた時、会いには行ったんだが」
「そうだったんですか?」
「あぁ、士郎とは昔からの友人でな。
まぁそれはいい。
綾は結構いいやつなんだがネジ曲がったところもあってな、あいつを頼めるか?」
「綾ちゃんとは・・・親友ですから」
「あいつは結構な嘘つきだし、秘密も多く持っている。
でも正面からぶつかれば大切な君のことだからきっと話してくれるさ」
「ありがとうございます。」
それから少しして俺は戻ってきた。
それから少しだけ4人で話しおいとまする時間になった。
「今日はありがとうございました。おやっさん、翔さん危険なことがあると思いますが気を付けてください」
「あぁ」
「任せておけ、この町で危険な事が起きても・・・」
言葉を遮るように大きな音が聞こえた。
翔太郎はおやっさんからげんこつをいただいた。
「なにするんだよおやっさん」
「安請け合いはするな黙って結果をすればいいだけだ」
「若いときのお父さんとお母さんのお話が聞けて嬉しかったですありがとうございました。」
「桃子さんと士郎、恭也と美由希によろしく言っておいてくれ」
「はい」
この時は思いもしなかったこれがおやっさんと最後の会話になるこを・・・
それから風都タワーに昇ったり商店街に繰り出しして遊んでいたら天気が下りだして、公共交通施設が全部ストップしてしまった。
「綾ちゃん・・」
「帰れなくなっちゃったね」
「どうしよう」
普段なら呪文を使うのだけど、管理局社員になるなのはにそんなことをさせることもできないし、俺が独断で使用しても、怒られるのは目に見えている。
仕方ないので、俺はすぐにホテルの用意をした。
それから家と高町家に連絡をして今日は風都で宿泊することになった。
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